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ケプラー・トラック(Kepler Track)

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日程 3日   20 時間    テント泊    山小屋泊    片道ルート
エリアオセアニア
ジャンルハイキング
技術レベル 2/5 ※技術レベルの目安
体力レベル 4/5 ※体力レベルの目安
見どころ 眺望あり
距離/時間
[注意]
水平移動距離: 65.84km
最高点の標高: 1401m
最低点の標高: 184m
累積標高(登り): 2110m
累積標高(下り): 2106m
アクセス 車・バイク    公共交通機関(電車・バス)   
アクセスの起点はテ・アナウになります。テ・アナウには宿泊施設が多数あり、スーパーや登山ショップもあります。

駐車場はコントロールゲートとレインボーリーチにあります。
いずれも、テ・アナウから送迎してくれる業者があります(要予約)。
http://www.tracknet.net/
またブロードベイ・キャンプ場までボートでの送迎、ルクスモア・ハットまでヘリコプターで送迎してくれる業者もあります。
テ・アナウから直接歩いて行くこともできます。フィヨルドランド国立公園ビジターセンター(通称DOCオフィス)に、時間制限のない無料駐車場があります。
DOCオフィスからコントロールゲートまで、約50分ほどです。
ハイシーズン(10月末頃〜4月頃)は、出発前日以降にDOCオフィスへ必ず行かなければならないため、ここを出発・到着地点にすることも悪くありません。

日本から行く場合は、オークランド経由でクイーンズタウンまで飛行機で行き、クイーンズタウンからバスやレンタカーでテ・アナウへ行くのが最短ルートになるだろうと思います。
コースタイム フィヨルドランド国立公園ビジターセンター ---(45分)--- コントロールゲート ---(90分)--- ブロードベイ・キャンプ場 ---(270分)--- ラクスモア・ハット ---(360分)--- アイリスバーン・ハット ---(360分)--- レインボーリーチ

ルート説明:

ミルフォード・トラック、ルートバーン・トラックと並ぶニュージーランドの代表的なトラックです。
ただし、前者2つと違い、ツアーはありません。原則として個人ウォークだけになります。

登山道はとてもよく整備されており、標識もとてもわかりやすいため、ハイシーズンであれば、道迷いなどの心配はほぼありません。

Hut(山小屋)は、ラクスモア、アイリスバーン、モツラウの3か所にあります。

3日間で歩く場合は、コントロール・ゲートから出発して、ラクスモア・ハットとアイリスバーン・ハットに泊まり、レインボーリーチで終了する、このルートが普通です。
テント泊の場合は、ブロードベイとアイリスバーンにキャンプ場があります。
キャンプ場以外の場所でのテント泊は、一切禁止されています。
ブロードベイのキャンプ場は、ラクスモア・ハットに比べて場所がよくないので、テント泊よりも山小屋泊を推奨します。

4日間で歩く場合は、3日目にモツラウ・ハットに泊まり、4日目にレインボー・リーチを通り越してコントロール・ゲートまで歩いて戻ります。

ミルフォード・トラックとは異なり、逆ルートで歩くことも可能です。

ハイシーズン(10月末頃〜4月頃)は、Hut(山小屋)とCampsite(テント場)は予約が必要です。
7月頃から、DOC(ニュージーランド政府自然保護局)のWebサイトで予約できます。
http://doc.govt.nz/parks-and-recreation/tracks-and-walks/fiordland/eastern-fiordland/kepler-track/
また、出発日の前日以降に、テ・アナウのDOCオフィスへ行き、予約したHut Titketを受け取る必要があります。
このときDOCのスタッフから天候や登山道の状況について、情報提供を受けることができます。

ハイシーズンには、各山小屋にWardenと呼ばれる管理人が常駐しています。
WardenはHut Ticketを回収するほか、DOCオフィスと同様に、登山道や天候などについてアドバイスしてくれます。

オフシーズンはHutが全て無人小屋となります。
予約不要で利用できますが、DOCオフィスなどで、Hut Ticketを事前に購入する必要があります。

ルート詳細

1. フィヨルドランド国立公園ビジターセンター [詳細]
出発前日以降に、ビジターセンターでHut Ticketを受け取っておく必要があります。
Hutに空きがあれば、ビジターセンターで当日予約をすることも可能です。
テ・アナウ湖沿いの開けた道を歩きます。迷うような所もありません。
この区間はサイドトリップとされています。

途中、テ・アナウ・ワイルドライフ・センターの敷地の中を通ります。
ここでは絶滅危惧種である飛べない鳥のタカヘが保護されており、歩きながらその姿を見ることができます。
2. コントロールゲート [詳細]
ここがケプラー・トラックの出発点です。
駐車場があり、テ・アナウからTrackNetのシャトルバスが通っています(要予約)。

コントロールゲートからは、まず水門の上にある鉄道の廃線跡を歩きます。
水門を越えるとテ・アナウ湖沿いの森の中を歩きます。眺望はありませんが、緑に囲まれた静かなトレイルです。
3. ブロードベイ・キャンプ場 [詳細]
東屋と、その屋根を利用した天水の水場、トイレがあります。
キャンプ場で宿泊するには予約が必要です。
キャンプ場から左に曲がって湖と別れ、登り道になります。
登山道はよく整備されており歩きやすく、また迷うような所もありません。
標高1,000mあたりで森林限界になり、一気に視界が開けます。
4. ラクスモア・ハット (1085m) [詳細]
Hutから歩いて15分くらいの所にラクスモア鍾乳洞があります。
800mくらい奥まで歩いていくことができます。最奥部にはロープが張られています。
洞内に照明などはありませんので、ヘッドランプと予備電池のほか、予備の照明も必要です。また、必ず2人以上で入洞するようにしましょう。
内部は這うようにして歩かないと進めない場所もあります。余計な荷物はHutに置いてから行くのが吉です。
ここからアイリスバーン・ハットまでが、ケプラー・トラックの核心部です。
歩きにくいという事はありませんが、森林限界上の稜線歩きが続くため、風が強いことがあります。
5. ラクスモア山 (1472m) [詳細]
トラックは山頂を通りませんが、10分くらいで山頂に登れます。
日本とは違い、山頂を目指す人は必ずしも多くありません。
6. フォレストバーン・シェルター (1196m) [詳細]
非常用の避難小屋です。宿泊は禁止されています。
7. ハンギングバレー・シェルター (1356m) [詳細]
非常用の避難小屋です。宿泊は禁止されています。
急な降り坂になりますが、よく整備されているため、歩きにくいということはありません。
森林限界はここで終わります。
8. アイリスバーン・ハット (497m) [詳細]
Hutの近くにはアイリスバーンの川が流れています。
また、Hutから歩いて15分ほどの場所に、アイリスバーン滝があります。

川や滝では泳ぐことができますが、サンオイルやシャンプー類は使用禁止です。屋外で着替えができるような場所はありませんので、Hutで水着に着替えるのがよいでしょう。
9. ロッキーポイント・シェルター [詳細]
シェルターという名前が付いていますが、屋根だけの東屋です。
宿泊は禁止されています。
10. モツラウ・ハット [詳細]
2泊3日の行程の場合は、ここに宿泊しないパターンが多いです。湖岸の静かなHutです。
11. レインボーリーチ [詳細]
分岐点を右に行くと、すぐに大きな橋があり、その先には駐車場、トイレ、水場があります。
TrackNetのシャトルバスも来るため、ここでトラックを終了することもできます(シャトルバスは要予約)。

直進するとコントロールゲートへ向かいます。
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