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新川岳(南沢林道から)
日程 |
日帰り ![]() ![]() |
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エリア | 蔵王・面白山・船形山 |
ジャンル | 積雪期ピークハント/縦走 |
技術レベル |
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体力レベル |
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見どころ |
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距離/時間
[注意] |
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アクセス |
車・バイク |
ルート説明:
南沢林道に車を乗り入れるが、上のヘアピンを曲がったところで倒木に道を遮られ、車を降りる。8時40分、歩き始める。アップダウンのほとんどない林道は、山腹をうねうねと巻いていく。右上方に堰堤を見ながら急な沢を越えると、林道は雪庇を持った尾根の突端に向かって左に曲がっていく。この尾根に取りつく予定だったが、いざ現場についてみると、上部は岩交じりの急峻なベルトになっている。15分以上費やして周囲を観察するも、他に適当な取りつき点もなく、とにかく、この尾根を登り始める。しかし、10分くらい登ると勾配はますますきつくなり、上部の様子も窺い知れないため、無理をせず林道に復帰する。さらに林道を進む。左手の大きな谷を挟んで対岸にはこの林道の先が見える。正面右上には、頂上に針葉樹を林立させた、岩峰風のひときわ目立つ小ピークが見える。この時はまだ自覚していなかったが、この小ピークをこれから越えていくのである。やがて林道の左手に木製(?)の「治山ダム」の看板を見る。ここから、おそらく治山用らしき林道跡が谷に向かって分岐している。右手は杉の植林の広く緩やかな窪状となって、程よく雪を擁しており、ここにルートをとる。雪の解けたところは篠竹と倒木の藪で、夏場は厄介であろう。やや右寄りに窪を登り、雪が消えたところはすでに鞍部の直下で、稜線の背後に青空が美しい。登ってきた方角を振り返れば、まだ雪をまとった大東岳が陽光に白く輝いていた。うすい灌木の林床にはイワウチワが咲き乱れる。この鞍部から左に稜線を辿るが、いきなり急である。わずかに残った雪堤の名残の雪を登ろうとするが腐り雪に足をとられる。やむなく急な藪の中にルートをとり、木の枝をつかんで強引に登る。ふと左を見ると、何やら道型らしきものがある。それを辿ると、驚いたことに鉈目が入っているではないか。すぐにアスナロの林に入り、例の小ピークのてっぺんに達する。下から眺めたこのピークは、山水画の山といった風貌であったが、山頂部に立った時にも独特の風情を感じさせるところである。東側の展望がとりわけよい。さて、ここからさらに北へ稜線を辿るが、道型は藪に没してもはやない。稜線の東側に雪堤がしっかりと残っているので、藪を逃れて雪堤を進む。思いのほか傾斜があり、しかも雪は締まって4−5回キックしないとステップが切れないこともしばしばである。アイゼンはいらぬだろうと思い置いてきたのが悔やまれる。やがてブナの大木が目立ってくる。北北東の方角には船形山が悠然と鎮座している。谷を隔てた隣の山には、山腹を真一文字に雪の道型が走る。小山田新道であろうか。稜線の左側には木の間越しに大東岳が大きい。ここまで登ったところでようやく、南面白山が自己主張を始める。固雪を踏んで実質3時間弱(休憩を含まず)で新川岳山頂に達した。三角点はツゲと篠竹に守られるように埋設されている。登路を忠実に戻り、下山した。
ルート詳細
1.
南沢林道ヘアピン上
(460m)
2.
新川岳
(1014m)
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