女峰山〜こんなドカ雪じゃ登れないよ〜
- GPS
- 32:00
- 距離
- 15.5km
- 登り
- 1,529m
- 下り
- 1,529m
コースタイム
- 山行
- 8:01
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 8:53
天候 | 1/21曇り強風、1/22快晴微風 |
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過去天気図(気象庁) | 2017年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | やしおの湯510円 |
写真
装備
個人装備 |
スノーシュー
ストック
テント
アイゼン未使用
ピッケル未使用
|
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感想
中部山岳は強風で降雪直後なのでダメ。こんな時はというと樹林帯の多い女峰山しか思い付かず、ラッセル覚悟で来た。
1/21(土)滝尾神社からスノーシューを履きスタート。もたもたして予定より一時間半遅れたのが後々響くことになった。
稚児ヶ墓を過ぎ、緩斜面のトレースを追う。前に4人パーティが2組。これは期待できるな、特に若いPとは一緒にラッセルできたらいいな。白樺金剛を経て1600m付近で「たまには先頭やります」と前に出た。ところがこのあと後続Pが中々来ない。仕方なくラッセルを続け八風に。もう待てない、行くしかないか。
黒岩を巻き、最大の急登にさしかかる。きつい、深い。ジグを切って進むが、牛歩だ。登りきって、また左をトラバースしていると、何故か唐沢小屋へのトラバース道を歩いているかのような気がしてきた。完全に錯覚だ。次の急登も潜りまくって消耗。一旦ヘッドランプを出したが、もう小屋までは無理だ。気温はマイナス15度、樹林帯でも強風が吹き抜ける。テント適地は見当たらない。しまった。少し前に適地があったのに。日の入り時刻を過ぎ、もう箱石金剛辺りというところで斜面を整地してテント設営した。反省だ、低体温症の2歩くらい手前だったかもしれない。錯覚もしていたし。テントの中で身体が暖まり酒でも飲もうかと思えるまで、相当の時間を要した。夜はホットワインとステーキ&鍋。こんな状況だから飲み食いは贅沢してもいいよね。
1/22(日)今日は快晴、しかし午前は風強い予報。7時半に出て、2224ピークから唐沢小屋へのトラバースに入る。予想通りここも雪深い。往復3時間じゃ行けないかもな。大斜面の雪も落ち着いていないから、雪崩のリスクもあるな。後続も来てないし。
日光連山の中でも1番カッコいいと思う女峰山がここから眺められたし、男体山やファミリーも堪能したから、今回はここまでだ。撤退しようと決定。テントまですぐに帰着し、撤収して下りにかかる。
下りは早い、昨日の苦労は何だったの?微風快晴でハイキング気分で下る。樹氷と青空が癒してくれた。
途中八風で昨日のPとスライド。だいぶ早い時間にテン泊したようだ。
コメント
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この時期の女峰は大変ですよね。お疲れさまでした。
小生もこの辺りでリタイアしたことが二度あります。
急登を終え、目前に奥白根が見え、右手に帝釈、女峰がデカい!
ここまで行き女峰がこれだけ見れれば最高です。
小生は女峰狂いで、現在90回を数えます。
今年80歳になる老人で、もうこの先女峰へは登れそうもありません。
皆さんの山行記録や画像を見せていただき、山を想うこのごろです。
ケチをつけ申し訳ございませんが、2ヶ所誤りがあると思います。
終りに近い頃の「高原山」は「鶏鳴山」、「那須連山」は「古賀志山」ではないでしょうか?
yamakitiさん、コメントありがとうございます。
女峰山90回は凄いですね。
2年前の3月にこのコースで登頂できたので、少しなめていたかもしれません。
ラッセル頑張ってもうここでいいやと思った地点を、ご理解いただける方がいるのは大変嬉しく思います。
ご指摘の山名は、感で書いてしまいました。お恥ずかしい。調べてみます。
こんばんは。
私が女峰山に登ったのは3月末のこのコースです。
先のコメントをしているyamakitiさんに案内していただきました。
とても印象に残っています。
我が家からは遠いいのでもう行くことはないかも知れません。
いろいろ思い出させていただきました。
素晴らしいお天気でよかったですね。
mayutsuboさん、こんにちは
3月に行かれてましたか。yamakitiさんと。女峰山ゆかりの人がまた繋がるのはいいですね。
数日前に大雪で前日も20cm降った状況はやはり厳しかったです。数人のラッセルが必要でした。
でも、登頂できなくても満足しました。二日目快晴でしたし。
はじめましてこんにちは
今の時期の女峰山は素敵ですね!
2,100mの急登で積雪が多く自分の身の丈ほどの崩しをしながら登ったとき楽しかったのを記録を読みながら思い出しました。
素敵な写真をありがとうございます
yuki8888さん、コメントありがとうございます
遥拝石からの急登に気を取られて、2100mからの急登を忘れていました。ここはジグが切れない場所なので難渋しましたね。腰まで埋まりましたよ。
しかも日暮れが迫り、強風と低温から攻め立てられ、低体温症を気にした場所でした。
でも下山した後は、急登の奮闘が逆に清々しいというか、誇らしいというか、満足感に変わってました。
壮絶ですね〜。
3月に私もこのルート歩きましたが積雪量が段違いです。
遙拝石先の急登で面喰って箱石金剛から小屋までのトラバースで軽めのラッセルして…。
雪山の場数少ない私には山頂直下は痺れました。
テン泊で腰据えて積雪と格闘しながらこのルート歩いてみたいものです。
眺めも素晴らしいですし、雪山トレーニングにもってこいの山ですね。
僕も3月には唐沢小屋泊まりで登頂したことがありましたが、この時は敢えて新雪直後にトライして見事に撃沈しました。
あと二人くらいラッセル仲間がいたら行けたと思います、といまだに負け惜しみ。
いいんです。またトライするから、といつも思ってます。行きたいところがなくなると寂しくなりますからね。
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