下呂御前山

コースタイム
登山口 8:10
舗装された林道 8:30
五合目 8:46
六合目 8:59
舗装されていない2つ目の林道 9:11
お助け水 9:18
七合目 9:24
どんびき岩 9:33
展望台 9:36〜9:42
八合目 9:47
九合目 9:57
高岩大権現 10:04
頂上 10:10
下山開始 11:20
駐車場 12:40
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
残雪は一切ありませんでした。 頂上までは標識が随所にあり、迷うことはないです。 整備された登山道で、危険はありません。 下呂の街は桜が散り始めでした。 |
写真
感想
下呂御前山(ゲロゴゼンヤマ)は御嶽山をダイナミックに眺めることができる山として、以前からずっと気になっていました。今年は是非、御嶽山を登りたいのですが、その前にその勇姿を拝みにきたのです。頂上に着いてすぐ御嶽山を探しました。ワクワクして登ってきたのですがその姿は頭に雲がかかっていました。「ええ〜〜そっそんなあ」。すると今度は自分の頭の上に雨のような雪のような、まさしく「みぞれ」が降ってきました。今日の下呂の天気は朝から晩まで「晴れ」、しかも降水確率は終日ゼロ%なのに・・・日頃の行いが悪いと自虐した瞬間でした。
下山を始めてすぐ、鍬を担いだおじさんが登ってきました。私の姿を確認すると「ひとり?どこから来たの?」と矢継ぎ早の質問です。私はこういうおじさんが大好きで待ってましたと話をしました。今年74歳の地元下呂の住民で、この山には去年から140回登っているらしい。背中に担いだ鍬は登る途中で、登山道のメンテナンスをされているとか。頭が下がる。高度成長を支え、一線を退いたあと、人のためにもうひと仕事しようとしているのだ。「御嶽山を見るために来た。雲に隠れて残念だった」とこぼすと、ザックから携帯電話を取り出して、写真を見せてくれました。小さな画面に御嶽山が写っている。本当に心温まる瞬間でした。御嶽山の写真はインターネットでゴロゴロしている。写真ではない現物の御嶽山をこの目で見たいのだ。しかし少しでも私の心の穴を埋めようと、画面の角度を変え、一生懸命見せてくれようとしている。山登りの思い出は景色ばかりとは限らない。時として、出会った人が思い出となる。おじさんは四国八十八箇所を5回廻ったと言った。掛け算すると440箇所である。「死んだら。スイート席かVIP席だね」と言ったら「そうやVIP席やな」と大そう喜んでもらえた。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する