八甲田山(百名山11)

2005年08月15日(月) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 9.7km
• 登り: 710m
• 下り: 710m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:57
• 休憩: 1:08
• 合計: 7:05

7:10 スタート地点酸ヶ湯温泉
8:55 8:55 仙人岱避難小屋
9:30 9:35 小岳
10:35 10:45 大岳山頂
11:10 11:45 避難小屋
12:27 12:45 毛無岱
14:15 ゴール地点酸ヶ湯温泉

天候

雨のち晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

ロープウェイを使わずに小岳と大岳を登り、仙人岱と毛無岱を廻るいいコースをわれながら選んだと思っている。

写真

昨夜から酸ヶ湯の駐車場で仮眠して、朝早く仙人岱への道に出た。天気は思わしくないが予定がない中で行動するので、少々の天気ならあるくことにした。今回はピークを踏むことが目的だった。
だが歩き出して、八甲田の山は高原状だと思っていたのに、いきなり沢筋でしかもがれた道をあるかされたので戸惑った。
霧雲（ガス）こもる山道に入ればそは荒れた地獄湯という沢にそう道

しばらくはこの沢道を行く。
この沢は硫黄の採掘が昔行われていたと言う

たおやかな八甲田山の山並みを思えば猛しこの谷の道

山路来て白アジサイに若き日の妻思いだし我六十に

花に囲まれた道だ。

仙人岱
霧雲が湿原をつつみ幻想の深きに導く古き木道

タチギボウシ（ユリ科）

仙人岱避難小屋。八甲田の小屋はきれいだ。

仙人岱を行く。天気が悪くて残念だ。
雲ひくく陽を遮りて仙人岱夏のさりゆく静けさの音

深山と書いてミヤマと読ませてる日本固有の万年草をみる

ここは小岳の山頂。眺望なし。

大岳へ向かう木道の濡れそぼり視界もきかず気分重たい

大岳の稜線にある花畑にぎわいうばう霧雲（ガス）につつまれ

ここは大岳山頂、あいにくのガスで、しかもぼけてる。
大岳の山頂暗し雲まいて美しき夏終わりにあるか

山頂にはこの天気にもかかわらず人がいた。
雲重くのしかかりたる大岳に集える人もみな無口なり

大岳避難小屋。ここでなんと岩手山で出会った上尾のOさんとHさんに遭遇。昨日岩手山から弘前まで車で送ったのだが、ここで再会するとは思わなかった。これが縁で今でも月に1度くらい山に行く。
避難小屋思わぬ人に出会えれば声軽くして雲はらうかも

避難小屋から毛無岱に向かう。

上毛無岱雨霧なれどガス動き眼下に青く草原ひろがる

雲の上に太陽がでて、雲の水分が靄になって草原をつつむ

ガスがかかって今日はだめかもと思えたが、陽の光の強さが水分を蒸発させていく

しばらく靄の状態が続いていたが・・

靄がうすくなり

草原に色がもどってくる。
夏の陽が靄をばとかし草原の彩り
木道の先雲切れてくれば希望がすこしわいてくるのだ

天気の回復する様子が出てきた。

この光景は美しい。上から見ていると尾瀬よりきれいかなと思えた。尾瀬のが広いけど上から見る場面がないから、この印象は貴重だ。

ともかくもう一度歩いてみたいところです。

木道の先雲切れてくれば希望がすこしわいてくるのだ

見下ろせる下毛無岱の草原よきみ美しく神も憩うや

ともかく気持ちのいいところだ。
青空を高く望める雲の中青く輝く草原に

酸ヶ湯の駐車場
八甲田小岳大岳巡り終え身を温めてる酸ヶ湯の湯

青森から八甲田山
雲去りて青空を背に裾長く広げる八甲田の山

三内丸山遺跡に立ち寄る
縄文の時代に生きた人々も祈り眺めた八甲田山よ

北の辺の八甲田山のふもとにて五千年続いた集落の跡

遺跡からの八甲田山

感想

hagure1945

この八甲田山は実意高い費用の山になってしまった。駐車場で夜を過ごすときに,
濡れ物を乾かすために送風だけしておいたのでバッテリーが上がってしまい、変えるときに帰れず、JAFを呼び青森まで搬送してもらい、カー用品店でバッテリー2万円なりを新規に取り付ける羽目になったのだ。
お笑いですが、そんな失敗もありましたが酸ヶ湯の温泉はよかったし、八甲田山、展望はなかったけど毛無岱はきれいだった。関東の尾瀬、東北の毛無岱、そう評価したいね。
本来ならもっと隠れたところがありそうな気もする。櫛ヶ峰から黄瀬沼辺りはどうだろう。
花にも恵まれ、湿原も美しいこの一帯を再び訪ねてみたいものです。
山は難しくなく、避難小屋で一泊するのもいい。次回ぜひそうしたい。