記録ID: 129990
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
芦別・夕張
日程 | 2011年07月26日(火) [日帰り] |
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メンバー | |
天候 | 晴れ |
アクセス |
利用交通機関
富良野市山部西19線の貯水池前にこの登山口はございます。車は登山口の車道を挟んで向かい側にございます石碑前に駐車しておきます。柵が入り口に張り巡らされてございまして、チェーンを外しましてコースに立ち入ります。
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地図/標高グラフ


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コースタイム [注]
私のコースタイムでございますが、昔の無理が祟って膝を痛めておりまして、また、映像・写真を撮るためにマイペースで登りますので、他の方の参考にならない可能性がございます。ご承知置きくださいませ。
コース状況/ 危険箇所等 | コース全体として特に難しい所はございません。強いて申せばコース途中に岩斜面のロープ場がございますのと、頂上直前の道が二手に分かれており、右が直登で両手を使う必要があることでございます。なお、左は巻き道で楽でございます。コース途中の「半面山」には熊よけの鐘がございまして鳴らした方が宜しいでしょう。今回、「芦別岳」頂上から南南西方向にある「ポントナシベツ岳」の斜面に、600mほどの直線距離でヒグマを観察することができました(写真参照)。クマ鈴必須の山です。 |
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過去天気図(気象庁) |
2011年07月の天気図 [pdf] |
写真
感想/記録
by welcomecat
【2011/07/26】北海道の「芦別岳(あしべつだけ)」に「新道コース」から登ってまいりました。こちらの山は標高1726.5mでございまして頂上は富良野市と南富良野町の境界になってございます。富良野市山部西19線の貯水池前にこの登山口はございます。車は登山口の車道を挟んで向かい側にございます石碑前に駐車しておきます。私は2001年8月6日にも同じコースから3時間30分程で登ってございますが、当時にはございませんでした柵が入り口に張り巡らされてございました。その柵に掛けられたチェーンを外しましてコースに立ち入ります。この「芦別岳」は「夕張岳」などとともに「夕張山系」に含まれてございまして、それは更に「桂沢湖」や「シューパロ湖」などとともに「富良野芦別道立自然公園」に属してございます。その総面積は35.756haで、その区域は夕張市、芦別市、三笠市、富良野市、南富良野町の4市1町にわたってございます。「芦別岳」の山頂は富良野市と南富良野町の境界になってございます。
コース全体として特に難しい所はございません。強いて申せばコース途中に岩斜面のロープ場がございますのと、頂上直前の道が二手に分かれており、右が直登で両手を使う必要があることでございます。なお、左は巻き道で楽でございます。この時季は「熊の沼」あたりからお花が豊かな山でございます。そして途中の「雲峰山」からは「芦別岳」やユーフレ本谷対岸の「夫婦岩」を客観することができます。天気のよい日に登ると楽しい山でございます。コース途中の「半面山」には熊よけの鐘がございまして鳴らした方が宜しいでしょう。
「芦別岳」頂上からは360°の展望を得られまして、「富良野西岳」〜「夕張岳」までの夕張山系、「上富良野町」〜「富良野市」までの平地、「ユーフレ本谷」を直下に見下ろすなどを楽しむことが出来ました。また今回、頂上から南南西方向にございます「ポントナシベツ岳」の斜面に、600mほどの直線距離でヒグマを観察することができました。クマ鈴必須の山域でございます。そう申せば前回に登った時に、登山口から登り始めまして直ぐに突然左奥の笹やぶが大きくザワついて何かが逃げて行きまして、大変に驚かされた思い出がございます。結局その姿は見えませんでしたが、相当大きな動物の存在を感じたのでございます。また「熊の沼」の周りに大きなヒグマの足跡が点在するのを見つけまして、引き返すかどうかを本気で悩んだものでございます。この山域はヒグマの日常的な生活圏の中にあるのだということを強く思い知らされた次第でございます。今回の設置された柵の理由もこれでございましょうか。
余談1:
この「芦別岳」では1952年(昭和27年)6月、道立芦別高校教師(26)が山岳部生徒6人を率いて「旧道コース」から入山し、夫婦岩直下の絶壁をザイルも無しに登攀をさせ、生徒の1人を250m下の谷底まで転落させ死亡させました。ところが救助活動をするどころかそのまま登攀を継続させ、更にもう1人の生徒も同地点で転落させ死亡させました。他の生徒と共に絶壁で動けなくなり、下山に成功した他の生徒2人の通報で翌朝救助され、業務上過失致死により逮捕をされました。東京教育大学山岳部出身で登山の知識が豊富であると吹聴していたものの、実は殆ど経験が無く、何の道具も準備も無しに登山して道に迷い、絶壁でも引き返さずに安易に強行したものでございます。禁固6ヶ月を求刑されましたが、批判を受けて居づらくなり学校を転々とするなどの社会的制裁を受けているとして、地裁は3万円の罰金刑判決でそのまま確定したそうでございます。芦別岳では他にも40年ほど前に起きた旭川商業高校の二人遭難の碑が駐車場所にございます。気を抜かずに登るべき山かも知れません。
参考:
https://ir.kochi-u.ac.jp/dspace/bitstream/10126/1470/1/H029-07.pdf
余談2:
午前4時頃、芦別岳に向かいましてシューパロ湖近くを走行していましたところ、エゾシカが飛び出してまいりました。想定内のことではございましたが、やはり気をつけて走行する必要がございます。エゾシカ衝突事故は10月〜1月、次いで4月に多く発生しているそうでございます。時間帯としては16〜20時、4〜6時に集中しているそうでございます。
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