紅葉の雨山峠道と花立山荘

天候 | くもり→晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2017年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
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コース状況/ 危険箇所等 |
寄沢は水量多いと徒渉に苦労する。 やや荒れているので、道を探せる山慣れた人向きと思います。 |
写真
感想
11月の3連休は小川山でマルチピッチの練習だったのだが、腰の痛みがあってクライミングはきつく、キャンセルさせてもらった。
歩くことはできそうなので、久しぶりに丹沢でも行くことにする。
連休で混んでいるから、メジャーなところは避けないと大変である。
いろいろ検討して、一度行ってみたかった寄沢から雨山峠経由で鍋割山へのコースをとることにした。
これもあまりメジャーではない花立山荘に泊まって、ユーシンに降りるという計画だ。
4日の朝、小田急線新松田駅は登山客も多いが、県内高校の駅伝大会が丹沢湖であるらしく、いつも以上にごった返している。
寄行きのバスは空いていると思っていたが、これも行列で座れそうにないので、懐には痛いがタクシーで一気に寄大橋まで入ってしまった。
金はかかるが、一時間以上の余裕ができ、誰もいないのでゆっくりと紅葉を鑑賞しながら歩いていく。
寄沢は荒れていて要注意とされている。台風の影響もあって倒木も多い。
念のためGPSも用意し、吉備人出版の明細地図も持参したが、山慣れた人ならそれほどでもない。
迷いそうなところは周囲をよく見れば、赤布や踏み跡が多数あるからだ。山仕事の道もあるが、迷うほどではなかった。
ただ、4カ所の徒渉地点は水量が多いと厳しいだろう。
最後は少量の水が流れるルンゼとなって雨山峠に着く。雰囲気のよい峠である。
ここから鍋割山へは鎖もある急登を行く。紅葉が美しく、左手には蛭ヶ岳や檜洞丸などの山が樹間に見える。
檜洞丸の左手の三角は同角の頭。東海道線からはなかなか魅力的な三角だが、ここからはややスカスカに見えた。
鍋割山に着くと人だらけだ。これほど多いとは思わなかった。
うどんには当然行列ができ、山頂は休み場所もない。
少しくだったところで休憩し、下界の眺めを楽しんですぐに出発。
鍋割山稜も人が多く、あいさつが大変だ。紅葉はまさに最盛期で、気分よく金冷しにつく。
やや曇っていて、眺めがなさそうなので、塔ノ岳にはいかず、そのまま花立山荘に向かう。
花立山荘は週末だけの営業。休憩所としてよく利用されているが、宿泊もできる。
尊仏山荘やみやま山荘は満員と思うが、ここは予約者は僕ともう1名、元気でよく話す年輩の女性のみ。
夕方雨が降ってきたので、急きょ泊まった4人を入れても6人しか宿泊していない。小部屋は僕一人の貸切であった。
食事は宿泊料6000円なのでそれなりだが、まあまあである。
比較しては悪いが、蛭ヶ岳山荘のパックおでんよりははるかに良い。
管理人や宿泊客と少し話し、日本酒を飲む。
夜間は雨もあがり夜景が見え始めた。
ここからは湘南海岸から伊豆、箱根、富士山が一望できる。眼下は湘南平や大磯プリンスホテルだ。夏は花火も見えるとか。
よい場所なので、一度は泊まる価値があると思う。
翌朝は少し曇っていた。
このまま降りてもよいが、大倉尾根を降りるとあいさつ攻めになるのが確実なので、とりあえず塔ノ岳に向かう。
山頂では完全に晴れて、大きな富士山が美しい。その右手には白根三山から甲斐駒ヶ岳、さらに右には八ヶ岳や奥秩父、大菩薩が一望できる。めったにない上天気となった。
しばらく景色を堪能し、下山はユーシンではなく、小丸に戻り訓練所尾根を降りることにした。人並みを避けるためだ。
訓練所尾根は、今は小丸尾根と言っているらしい。急な尾根で登りに取ると大変だが、かなりの人が登ってきたのは、これも人を避けているからだろう。
二俣に降りると、やはり鍋割山に行くハイカーでいっぱいであった。
大倉までの林道は長く、あいさつ攻めが続く。これだけは何とかならないものかと思う。
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