龍神杉・雷神杉・風神杉

2017年12月25日(月) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 9.5km
• 登り: 1,261m
• 下り: 1,265m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:10
• 休憩: 3:50
• 合計: 7:00

8:00 龍神杉登山口
8:30 8:30 龍神杉歩道入口
9:20 9:40 トロッコ軌道跡
10:00 12:00 トロッコ軌道から龍神杉への分岐
12:30 13:30 トロッコ軌道跡
14:30 15:00 龍神杉歩道入口
15:00 15:00 龍神杉登山口
15:00 ゴール地点

うまく入力できませんでしたが休憩込みで登り4時間。下り3時間。トロッコ軌道跡までは苔むす道。石段が組まれとても美しいコースです。トロッコ軌道は枕木すら腐り果てて過ぎた時間を感じます。トロッコ軌道から離れいったん150m急登。トラバース1kmで沢を渡渉。残り1km標識からはかなりの急坂、1時間かかる。

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

本当は花山歩道経由永田岳・宮之浦岳ピストン2泊3日計画だったが登山道の状況と2日目の荒天予報で変更。しかし花山歩道用に借りた軽トラックのおかげで龍神杉コースの林道3.3kmを歩かずに済んだ。災い転じて福となす。

コース状況／危険箇所等

大変歩きやすい。屋久島で一番整備されているのはここと白谷雲水峡だろう。

写真

12/26 10:29

24日が雨だったのでこの建物（屋久島環境文化村センター）の中で登山情報を入手。龍神杉コースは魅力的なコースだがアプローチが悪いことと高低差1070mのきつさであることを聞く。幸い花山歩道用に借りた軽トラックがあるので明日は龍神杉を見に行くことに決定。花山広場ピストンも魅力的だったが、勝るとも劣らぬいいコースだった。

12/25 8:02

レンタカーの軽トラック。これがないと林道を3.3km歩かねばならなかった。

12/25 9:13

苔むす石段

12/25 8:33

もはや林道とは言えないほど崩壊した車道を1.1km登る。ここから登山道。

12/25 9:55

トロッコ道

12/25 8:52

屋久杉も苔むしている。

12/25 8:50

白谷雲水峡のような苔むす森を行く。ロザンナは今日もカメラ女子

12/25 9:07

ネックレスを付けた木

12/25 10:56

ここまで2：40。あと1km、楽勝だなと思いきや1時間もかかる。高低差は350m。1km以上ある気がするが。

12/25 11:48

この屋久杉を過ぎればあと10分。

12/25 11:54

100mごとにこの標識があるのはうれしい。これが最後の高度標識

12/25 12:37

この屋久杉から『屋久杉回廊』が始まる。半径50mのほぼ円周上に巨大くぐり杉、雷神杉、風神杉、龍神杉、大切り株が次々に現れる。

12/25 11:59

巨大くぐり杉。白谷雲水峡のくぐり杉とはけた違いにでかい。くぐるのにしゃがむ必要がない。

12/25 12:00

天井がすごい高さだ。

12/25 11:55

なんとなく人面ぽい

12/25 12:00

巨大くぐり杉上部。上部は折れていてそこからまた新しい木が生えている。

12/25 12:03

1分後に現れた雷神杉。これもめちゃくちゃでかい。最初はこれが龍神杉かと思った。

12/25 12:04

根元に近づくと苔でおおわれている。

12/25 12:04

地上3mくらいの高さにある人面こぶ。このこぶはでかい。直径1m以上ある。

12/25 12:05

ロザンナ激写中。

12/25 12:06

離れたところからロザンナを入れて撮ると雷神杉の大きさがわかる。

12/25 12:08

雷神杉から30m離れたところにある風神杉。根本は隙間だらけ。

12/25 12:08

風神杉の『表の顔』

12/25 12:10

裏側に回り込んで

12/25 12:11

見上げるとこうなっている。中心角120度、厚さ1m、半径3mの扇形断面のモニュメントになっていたのだ。よく倒れずにいる。不思議だしすごい生命力だ。

12/25 12:11

しかも根元部分はスッカスカ。ここを風が吹き抜けるから風神杉とよぶのかな？

12/25 12:22

龍神杉着。でかい。雷神杉同様、胸高周長11m。太い。

12/25 12:22

上部は枝が元気に伸びている。

12/25 12:23

ロザンナが入るとその巨大さがわかる。縄文杉を一回り小さくして元気にした屋久杉というのが一番わかりやすい表現。

12/25 12:24

背は縄文杉より高い。この写真は展望デッキから見下ろして撮っている

12/25 12:25

根本は苔むしている。

12/25 12:25

縄文杉と違って触れることができるのが良い。ほとんど人が訪れないからである。今日、あった人は一人もいない。会ったのは猿と鹿だけだった

12/25 12:31

展望デッキの反対側から。でかい、太い、高い。圧倒的存在感。

12/25 12:33

名残惜しく振り返るロザンナ

12/25 12:35

龍神杉から50m。大切り株。

12/25 13:09

バームクーヘン切り株。

12/25 8:56

帰路の水場。自然にできた水盆

12/25 14:47

大石にからむ木

12/25 9:05

直立歩行の木

撮影機器：

IXY 3 CANON

サイバーショット DSC-RX100 SONY

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 レジャーシート 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ガイド地図（ブック） ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック カメラ

備考

魚眼レンズと一眼レフがあればすごい写真が撮れるだろう。

感想

h321

　かつて縄文杉に集中する観光（登山）客を分散させるために整備された道。もともとは岳参りの益救参道という道だったそうだ。荒れ果てていたのを10年前に整備したそうだ。苔むす道は傾斜のきつい白谷雲水峡のようだ。歩くこと4時間で『龍神杉サークル』に到着。時計回りに巨大くぐり杉→雷神杉→風神杉→龍神杉→大切り株。立ち止まらなければ5分で一周できる。しかし我々は昼食込みで70分も滞在した。ちなみに龍神杉から縄文杉まで旧宮之浦歩道があるはずだが決して踏み込むべきでない道とくぎ射された。6月にここで道迷いから遭難死した事故があったそうだ。貴重な登山情報をくれた環境文化村センターの窓口女性、ナカガワスポーツの店長さん、観光センターの方、これを読んでくれるかわかりませんがありがとうございました。花山歩道経由〜永田・宮之浦岳を諦めても少しも後悔しませんでした。