記録ID: 153509
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無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖
南アルプス・テント縦走リベンジ1 (塩川小屋⇔三伏峠てまえ)
1998年08月02日(日) 〜
1998年08月03日(月)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 7.1km
- 登り
- 1,040m
- 下り
- 1,032m
コースタイム
8/2
09:30 塩川小屋 登山スタート
10:00 あの地点 唖然! 回収できるものを取りに横の沢へ下る
11:00 登山路へ戻り、登ってきた路をやむなく下山
12:30 塩川小屋
-
09:30 塩川小屋 登山スタート
10:00 あの地点 唖然! 回収できるものを取りに横の沢へ下る
11:00 登山路へ戻り、登ってきた路をやむなく下山
12:30 塩川小屋
-
天候 | 快晴 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
【復路】8/3 鹿塩温泉からクルマ → 北陸方面ドライブ → 自宅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
大変みっともないお話をしよう。 こんな経験のある人は、オレぐらいだろう。 ほんとうに情けないったら、ありゃしね〜。 今回のテント山行は、去年(97年8月)の山行のリベンジというか、完成のつもりだった。 去年の山行では、北沢峠から聖岳までテント縦走する予定でいたが、途中の三伏峠で体力・精神力が事切れ、 予定の半分しか消化できずに、塩川小屋へ下山した。 今回は、その残りの半分、つまり三伏峠から聖岳まで縦走して、当初の予定を完成するつもりだった。 それなのに。。。 あんまりじゃ〜。。。 塩川小屋からの登りは、自分でも驚くぐらい快調だった。 標高1300m強の塩川小屋から、ノンストップで一気に1000m以上の標高差をかせいだ。 別に息を整えるほど疲れてなかったが、ちょっと休憩してみようかと、 テントや食料を満載した重たいザックをおろし、わきの木に立てかけた。 もう三伏峠に近い、急勾配の登山路だった。 すると、わきの木に立てかけたザックが、ころりとゆっくり倒れた。 オレは、なんのこともないように、じっと見ていた。 本当にゆっくりだったのに、太ったザックは、その反動で、 こともあろうに、もう一回転しよった。 別に座り込んでいなかったオレは、ザックを捕まえよう手を伸ばした。 が、伸ばした手は、あと数センチ届かず、ザックは転がった。 コロッ、コロッ、コロッ、コロ、コロ、コロ、ココココ・・・・・ バン、ドチャ、ガチャ、ヒュー・・・・ ひえ〜! ・・・・ 唖然・・・ ・・・・ 登山路横の沢は相当に深いが、 トラバース気味に、恐る恐る見に下って行った。 ザックに入れてあった一眼レフがレンズがぶっ飛んだ状態で枝にぶらさがっていた。 メガネケースがあった。 コッフェルがあった。 食料が散乱していた。 中身がほとんどなくなって、フレームが折れたボロボロのミレーの60Lザックを発見した。 人間もころぶと、こんなボロボロになるんだとゾッとした。 その先の斜面は滝のように落ち込んでいて、回収はここで中止した。 ・・・・ 登山路に戻って、 仕方が無いので、登ってきた路をトボトボ下った。 回収した残骸を背負って。。。 ・・・・ 登ってきた登山者とすれ違ったときに、質問された。 さっき、落石なかったですか? と。。。 オレのザックだ。 と答える精神的余裕はまだなかった。 落ち込むこと、しきり。。。 ・・・・ 塩川小屋のおばあちゃんに話したら、命あっただけもうけものよ。。。と慰められた。 鹿塩温泉でゆっくりした。 一瞬の油断で、ん十万円の損失だったが、 一瞬の油断で、命を失うことだってあるんだぞ と、気を引き締めた。 - |
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