兵庫県香美町 峰山観音堂、内倉洞窟、その他
- GPS
- 04:24
- 距離
- 6.5km
- 登り
- 630m
- 下り
- 624m
コースタイム
- 山行
- 3:55
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 4:20
天候 | 曇り、ちょこっと日差し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険な箇所や迷う所はありませんが、全般的に勾配がきつく、しんどいです。 熊鈴必要です。 内倉洞窟からそのまま縦走し、瀞川稲荷及び瀞川山方面へ縦走できるという噂も聞くので一度確かめてみたいと思いますが、入山口・下山口が変わる事と、地域的に熊との出遭いが心配です。 |
その他周辺情報 | おじろ温泉など入浴施設は多数あります |
写真
感想
兵庫県豊岡市に用事があったので、兵庫県香美町小代区にある峰山観音及び内倉洞窟へ行きました。
天気予報では昼ごろから天候回復となっていましたが、到着時間が早かったため、時間調整で同じ小代区の廃村集落にある分校跡を見に行くことに。
分校跡を見学した後、登山口に当たる荒御霊神社に向かい駐車させていただきます。
支度を整え歩き始めますが、登山口までまっすぐ進む細道と弓形にターンしながら上る林道(自動車通行可)があり、距離短縮で細道を選びましたが、途中3か所も電気柵を乗り越えなければならず難儀しました。
林道終点からしばらくは緩やかな地道が続きますが、木段が出てくると勾配がきつくなり、かなりしんどいです。
途中に看板なども多数あるので迷う事は無いと思いますが、峰山観音への近道分岐の文字だけが消えておりスルーしてしまいました。(こちらの道は蟻の門渡りみたいな道があり景色が良いそうです)
息を切らしながら九十九折れの木段を登ると峰山観音と内倉洞窟の分岐に飛び出します。
峰山観音へ向かうとすぐに樹木が立つ広場?に出てきます。
もともとここには大きなお寺があったようで、今は樹木が乱立していますが、平坦な敷地を見るとなるほどと思わせます。
広場に入ってすぐに古い五輪塔群が現れ、その奥に見える小屋が観音堂です。
当初、山の中の観音堂だし、木彫りの朽ち果てる寸前の仏像でも祀っているのだろうと思っていましたが、中を覗いてみると、金色で蓮の花などは色漆で塗装されかなり立派な仏像だという事が判ります。
もしかしたら、ここにあった寺院の本尊を祀っているのかもしれません。
休憩を済ませ、来た道を内倉洞窟方面へ進みます。
分岐からしばらく進むと登山道はかなりきついアップダウンの道になります。
息を切らせながら進むと展望の良い岩の上に飛び出します。
どうもここが内倉洞窟の上の様で、当然、内倉山の標識があると思っていましたが見つかりませんでした。
しばらく景色を楽しんだ後、アルミ階段を下り内倉洞窟へ向かいます。
この洞窟は入口が非常に狭く、匍匐前進でしか入る事ができません。
中には小さな祠と洞窟の説明がありますが、文字も文章も難解で判りづらいです。
要は、この洞窟には「朝倉高清」という人が平家を助けたために一ノ谷の合戦後源氏から追われ隠れ住んだらしいです。
残念ながら源氏に捕えられ鎌倉へ移送されますが、関東で大きな白い猪が暴れて困っていたところ、高清が弓の名手であったこともあり、白い猪を退治すれば許してやるといわれ、弓で射って退治し、頼朝に許されるだけでなく但馬の国を与えられたということらしいです。
この朝倉高清の子孫が越前朝倉氏になるそうなので、源氏に捕まらず落人としてここに住んでいたのなら姉川の合戦も起こらなかったかもしれませんね。
ただ、洞窟という割にはそれほど奥が深くなく、数日の滞在なら雨露を防ぐにはよいでしょうが、隠れ住むには無理があるのではと思ってしまいました。
それにわざわざ一ノ谷から落ちてきて何でココやねん?ほかに無かったん?という疑問もありますが、あえてスルーしときます。
洞窟を見学し、再びアルミ階段を上って同じ道を帰ります。
途中で休憩していると、突如ガサゴソ、ドカドカと比較的大きそうな(音的に)獣が谷へ逃げていきヒヤッとしました。
実際に見てはいませんが、鹿では絶対なく、もしかしたら熊だったのかもしれません。
この地域は熊がいて当たり前なのでしょう、熊注意の看板もありませんが是非入山する際には熊鈴をお忘れなく。
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