九重連山 - 久住・天狗ヶ城・中岳
コースタイム
避難小屋で天候回復様子見 → 久住分れ再出発【09:38】→ 久住山【10:00】
久住山【10:25】→ 天狗ケ城【10:51】→ 中岳【11:13】
中岳【11:45】→ 久住分れ【13:04】→ 諏蛾守越【13:41】→ 長者原登山口奥ゲート【14:48】
天候 | 小雨+雨霧→曇→晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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コース状況/ 危険箇所等 |
長者原の北約3kmの所にある『やまなみ牧場』の温泉館で立ち寄り湯を利用。 入浴料は500円。 |
写真
感想
H23年9月25日の15:30、山口を出発。
ひたすら下道を走り、20:30頃『長者原ビジターセンター』駐車場に到着。
車中泊の支度をし、途中のコンビニで買った夕食を食べ、
500mlの缶ビールを1本だけ飲み、いつでも寝れる体勢を整えた。
横になったのは22時前か。
しかし、寝付けない。
初めての九重に気持ちが昂ぶっているせいだろうか。
そしていつしか、雨音が聞こえ始める。
翌朝26日、04:40起床。
雨音や昂ぶった気持ちのせいで、案の定眠りは浅かった。
朝食のおむすびを食べて、05:30には出発準備を整えるも外は小雨。
雨霧も深いようなので『牧の戸峠登山口』に移動して登るか、
天候の好転をココでじっと待つか考える。
06:20、天候に変化は見られないが、このまま長者原登山口から登ることに。
登山口から1kmちょい奥の“ゲート”まで車で移動。
06:34、登山開始。
諏蛾守越〜北千里浜と経由し、08:38、久住分れに到着、避難小屋で雨宿り。
相変わらずの小雨&霧のため、すぐそこにあろうハズの久住山は見えない。
視界30〜80mといったところか。
何も見えない山頂に登ってもつまらないので、霧が晴れないか様子を見ることに。
しかし、1時間待っても状況が変わらないので、09:38出発。
10:00、久住山登頂。
やっぱり小雨と霧で真っ白け。
何も見えない。
そして誰も居ない。
おむすびを2個食べて、10:25、中岳へと向け出発。
この頃、ようやく小雨がやんだ。
途中、天狗ケ城を経由する。
が、霧で自分の立つ数メートル下の状況が全く分からないため、
高さが誇張されるというか、見えないものに対する恐怖で緊張感が半端なかった。
その後、5分ほど歩いて岩場を少し下ったところで振り返ると
ほんの数秒、霧が薄くなって天狗ケ城の威容が見えた。
そこまでの高低差があるわけではなかったけど、
見えないことで恐怖感が増幅するということを改めて知った。
11:13、九州本土最高峰の中岳登頂。
霧と強風の中、ここでもおむすびを2個食べた。
鮭の塩味が体に染み渡る。
11:45、時々空が明るくなる。
これなら、あと少しで霧も消えるかも。
再度久住山にチャレンジすべく、中岳を御池に向かって下山。
霧が薄くなって初めて目の前に池があると気付いた。
これが御池なのか。
池の向こうになんとなく天狗ケ城も見える。
一瞬ではあるが青空も覗く。
そして、池の小屋周辺でうろうろしたりしていたが、
霧は消えそうで消えないので、仕方なく久住山の奇跡は諦め、
長者原登山口へと向かうことにした。
久住別れから北千里浜を抜け、諏蛾守越に戻った頃、やっと霧が消えてきた。
朝は真っ白だった諏蛾守越からは、下界がはっきり見える。
当初登る予定だった三俣山も山頂がはっきり見える。
久住山と中岳はこの時点でも霧の中だったが。
ちなみに北千里浜は荒涼とした景色が日本じゃないようで...
日本じゃないというか、現実世界じゃないようで凄かった。
長者原登山口奥の“ゲート”に戻ったのは14:48だった。
汗を拭いて、シャツを着替えて、荷物をまとめたら
登山口の土産物屋に寄って登頂記念のピンバッジを購入。
ついでに立ち寄り入浴が出来るところを教えてもらった。
ここから3kmほどの『やまなみ牧場』の温泉館という施設で疲れた体を癒す。
長居はしなかったけど、ホント疲れが消し飛んだ。
入浴料は500円。
さっぱりして外に出ると、天気はウソのように回復していた。
16:10、長者原を出発し、20:45に帰宅。
今回は景色的には残念な結果だったけど、とても楽しい山行だった。
近いうちにリベンジするぞ。
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