金ヶ崎駒ヶ岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 6.5km
- 登り
- 559m
- 下り
- 551m
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
2011年6月4日、金ヶ崎駒ヶ岳に登ってきました。
昨年の牛形山に続いて二座目となる夏油三山の山です。
夏油の山々は、それぞれ個性のある素晴らしい山なのですが盛岡からだと「微妙に」遠いことが足かせとなって、なかなか足が向かない場所でした。
もう少し遠いと高速道路使おうかとか、キャンプで1泊とか思えるのですが、どうも夏油あたりだと中途半端というかなんというか…。
そんなわけで「岩手県の山」60座完登間近になって、ようやく足を向けた次第です。
登山口に着いたのは10時過ぎ。
すでに太陽は高く上り、ぐんぐん気温が上がってきています。
駐車場もほぼ満車でした! やはりみなさん晴れるのを待ちこがれていたんでしょうか。
登山口には赤いポストが設置され、入山届けを提出することができます。
うーん、なんだかこう「鬱蒼と」してますねぇ。
季節はすでに新緑から深緑へと移ろってしまったようです。
なんかつい最近まで残雪の上を歩いていたような気がするんですが…。
登山道へと踏み込むと…あら、木漏れ日がいい感じ♪
木々がジリジリとした直射日光を適度に遮り、そよそよと風が渡りとても快適。
ああ、やっぱ山はいいなぁ…。癒されますなぁ…。
癒される癒されると、いい気分で歩いていると、突然少し前を歩いていたツートンが
「うひょ!」っと、飛び上がりました。
このツートンの唐突なリアクションの方が、私にとっては心臓に悪いんですが…(^^;
どうしたどうしたと思いツートンの指さす方を見てみると…
今期初にょろにょろ発見!
…そうか…、こいつらが活発に動き回る季節になったんだな…。
途端に足下が気になり始めました(笑
また踏んづけたら嫌ですからね…。
登山道は適度な傾斜を保ちつつ、ゆるゆると登っていきます。
歩きやすくていい道ですが、景色に変化が無く、ランドマーク的なものも無いため
単調に感じるのが難点といえば難点でしょうか。
あまり数は多くありませんが花も咲いていました。
ショウジョウバカマの白花発見!
黄色い花はよくわかりません…。
1時間ほどで下賽の河原到着。
賽の河原などと言うので、どんなにか荒涼とした風景なのかと思いきや林の中にあるちょっとした空き地のような場所で拍子抜け。
まぁ、休憩するには丁度良い場所ではあります。
ここで初めて展望が得られます。
夏油三山の盟主、経塚山。
そして、これから登る駒ヶ岳。
よーく見ると、駒ヶ岳の山頂のお社が見えています。
そういえば昨年、お社が新しく立て直されたんでしたっけ。
どんな感じになっているんでしょうか?
ところで、下賽の河原ですが地図を見た限りでは特に分岐点というわけでもなさそうですが登山道とは別に南西方向?へ分岐している道があるように見えます。
「立ち入り禁止」の看板がありましたが、あれはいったいなんなんでしょう?
お花摘み道→たくさん踏まれて本道のようになる→道迷い続出→看板設置?
下賽の河原と上賽の河原の間付近を歩いている時、急に右手の笹藪がガサガサっと音を立てました。
おや?と思い、その方角を見てみると、今度はバキバキっという音と共に笹や灌木の枝が揺れ動いているのが見えました。明らかに大型の動物が動いています。
こ、これは…ヤツか!? 黒い大きな猫なのか!?
いや、しかし、山菜採りの人も大勢山に入っているようだし、こんなに大勢の登山者が行き交う道のすぐ脇だし、やはり人間?
いやいや、去年の三ツ石では登山者の有無とは関係なく至近距離で熊と遭遇したじゃないか!
一瞬にして色々な考えが頭の中を巡りますが、こういう時は人間、気持ちに素直なものです。
私は藪を凝視しているツートンの脇をすり抜け、山頂方向へと歩みを進めました。
沈着冷静に、しかし最大限の速力でもって。
その後はもうご想像の通り
「ちょっ! 先に行かないでよ!!」
「ああ!? いいから、あなた後から来なさいよっ!!」
「嫌だよ! さっきまで後ろ歩いてたでしょぉ!!」
「さっき立ち止まってたでしょぉ! 僕は先を急ぐんだよぉ! 後からゆっくり来なさいよぉっ!」
人間って、醜いっすね。
結局、藪の中の動物の正体は分からず、すっきりとしない気持ちで上賽の河原へ。
ここから先、山頂直下までが少々急坂になります。
全体的に緩めの登山道において、ほぼ唯一の頑張りどころとなります。
上賽の河原から山頂を見上げた時に、残雪があるのを確認していたので「もしかして」と思っていたのですが予想通り登山道は雪解け水の通り道となっており、ドロドロのぐっちゃぐちゃ。
汚れるのを気にしていたら登山なんてできませんが、こういうのは嫌ですねぇ…。
泥道を登り切り、残雪を越えると駒ヶ岳山頂に到達!
真新しい立派なお社が迎えてくれました。
お社の後ろには堂々たる経塚山。絵になるなぁ。
登山口ではピーカンの天気だったのですが、山頂に着いてみたら微妙に天気が悪くなってました…。
牛形山や経塚山はかろうじて見えているのですが、東側から南東方面にかけての平野部は、すっかり霞んでしまって眺望は今ひとつ…。
普段なら栗駒なんかも見えると思うのですが、残念ながら雲に阻まれてはっきりしません。
おかしいなぁ…、今日は一日天気が良いような話だったんだけど…。
眺望に関しては若干残念ですが、久々にゆっくりと山ご飯。
この日のメニューはラーメン、おでん、おにぎり、スイーツ…。
お腹一杯になりました♪
山に登って太って帰る…というパターンになりそう(^^;
案の定、お腹一杯になってしまい、下りは重いお腹が重力に引かれてしまい
ブレーキをかけるのが大変でした(笑
そして、しばらく土道を下っていなかったので馴れないんですよね。
ここ数年、残雪から土に変わるこの時期、下山を怖く感じてしまいます。
下りは同じ道を戻りました。
例の「ガサガサ」付近は、賑やかなお姉様方の4人パーティと一緒に通過したので安心(笑
標準CTよりかなり早く、無事に下山できました。
例の昼休み登山を除くと、実に三週間ぶりの登山となりましたが、あまり体力が落ちていなくて一安心。
久々に思いっきり体を動かすことができて大満足でした。
夏油三山も残すところ後一つ、岩手の山60座完登も目前となってきました。
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