道南 雄鉾岳北東壁
- GPS
- 56:00
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 868m
- 下り
- 852m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年03月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
おぼこ荘まで除雪。スノーシューで入山。今年は雪解けが早くすっかり春山だ。転石渡渉して鉛川の右股に入ると、南向きの急斜面は所々亀裂が入り笹斜面が出ている。全層雪崩のデブリもあった。沢沿いにつめ支稜に上がる。今年は新アプローチで行ってみる。4時間弱で北東壁BCまで。テント設営し偵察に行く。Cルンゼ、大氷柱の氷は小さい。
翌日、S字ルンゼ取り付きから、右手の急な草付き雪壁を登る。
1p 雪壁から草付き、木登り。除雪が大変。
2p リアル垂直な草付きをアックスフリーで登る。Vertical Iceを登っているような感じ。イボを何度か打つがスカスカで決まらないので、人差し指くらいの細い灌木にランナーを取っていく。ランナウト気味になるがアックス持ち替えで休みつつ頑張る。垂直の木登りを経て雪壁の凹角へ。除雪が大変。太い木でビレイ。
3p 雪壁 ズボズボで除雪が大変。4稜に近づく。
4p 雪壁と急な木登り。露岩帯もあり定天東尾根のような感じ。
5p 4稜上の岩塔裏のチムニーに入る。ハングした木登りを経て4稜上でビレイ。ようやく頂上稜線が目前に現れる。
6p Cルンゼ側にトラバースし、ルンゼを直上する。木でビレー。
7p 草付きルンゼをつめ頂上台地へ。相変わらずこの山の草付きは見た目より斜度がきつい。
ロープスケールは各ピッチ50〜55m。ハーケン、トライカム、ペッカー等ロックギアを使うことは無く基本Bushでプロテクションを取った。
日没とともに頂上台地に上がり、穏やかなピークに立つ。3度目の来訪でやっと山頂に立つことができた。全ピッチビレーしてくれた相方に感謝。ヘッデン行動で5稜の南側のルンゼをラッペル4回で基部まで。立派な氷柱が出来ていた。満点の星空を見上げつつテン場へ。腹ペコエビ祭りで乾杯。
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