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Yamareco

記録ID: 176064
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雪山ハイキング
谷川・武尊

万太郎山近くまで登ってみた

2012年03月20日(火) [日帰り]
 - 拍手
GPS
03:04
距離
8.6km
登り
814m
下り
809m

コースタイム

11:25関越土樽PA〜吾策新道〜13:43大ベタテノ頭〜14:27井戸小屋沢ノ頭手前〜
下山〜14:43大ベタテノ頭〜15:31土樽PA
天候 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2012年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
関越道下り土樽PA
コース状況/
危険箇所等
4日前、土樽PAから茂倉新道の尾根づたいに登り矢場の頭手前の尾根ピークで谷川連
峰の綺麗な山写真を撮ったが肝心の谷川岳は尾根の真上のかなたで姿をみる事がで
きなかった。
今日は谷川岳を間近で見る事が出来るよう吾策新道沿いに万太郎山に向かい登り
谷川岳が見える所まで登ってみた。

天気は、晴れのち曇り
雪質は、表面40cmほどの新雪、その下は硬いザラメ面。
日陰は雪の表面もカリカリでスノーシューはほとんど沈まない。

関越道下り車線のトンネルを抜けてすぐの所にある土樽PAに車を駐車。
PA駐車場の横を通っている道路に出てみると道路は除雪されており両側4mほどの雪壁に
囲まれ少し凍っている道で500mほど登ると除雪終点となりショベルカーが雪上に
上がったまま止まっている。
この上からは新雪で踏み跡がないと思ったらなんとスキーで滑ってきた跡が・・
どっから降りてきたのだろう?(まさか万太郎山からではないだろ・・)
スノーシューを履いてスキーの跡をたどり沢沿いを登っていくと30分ほどでドーム
のような小屋がありそのすぐ上には大障子の頭(たぶん)が綺麗に見える少し開けた
場所があった。

更に沢沿いに登っていくとスキーの跡は左の沢のほうについているのでここから先
は踏み跡なしの新雪を登っていく。

雪でどこが夏道の吾策新道なのか全然分からないのですぐ右の尾根に取り付こうと
林の中の急登を登り始める。 
雪の表面は木の日陰でカリカリに硬くなっていてスノーシューは殆ど沈まない。
雪が固いとスノーシューでも結構急登も登れる、しかしこの尾根の先は本当に急
なので斜め横にジグザグになんとか登っていくが、尾根手前はあまりに急坂すぎ
て登れないので前の木、上の木と木を伝わりながらなんとか登っていくが滑って
しまうと下まで落ちて行ってしまいそうなので木にスノーシューを引っ掛けて休み
ながら少しずつ登っていきやっと尾根ピークに出た。

この尾根ピークは非常に展望がよく大障子の頭、オジカ沢の頭の真っ白な谷川連峰
がよく見える。 大ベタテノ頭 1450m。 
しかし今日の主役である谷川岳は茂倉岳に隠れて少ししか見えないのでもう少し上
の尾根まで行きなんとか谷川岳が見える所(井戸小屋沢ノ頭1504mの手前)まで登った。

写真を撮り終り更に登って行こうと上の万太郎山の稜線を見ると木が凍っている上
にこの先は雪庇状になっていて尾根の左片側半分がなくなっている、その両側は急
な谷となっていて滑り落ちたら下までいきそうで怖くなり、ここまでとして下山した。

日向の新雪は表面が柔らかいので下山はスノーシューで滑るように気持ちよく
降りてこれた。 急坂は木に掴まりながら何回かシリセードで・・・・。
大ベタテノ頭に降りてきて谷川連峰のほうを見ると山頂付近に白いガスが掛かってきていた。
たぶん凄くガスッて先が見えないか、あるいは吹雪かもしれない。
ここの気温でさえ-2℃なのだから谷川山頂はさぞかし寒いんだろうなぁと・・・

青空だった空も曇ってきて、温度が急激に下がり頬が冷たくなるほど寒くなってき
たので下着を着替え厚着をして急いで下山した。

谷川連峰の稜線の山々は本当に絵に描いたように真っ白で綺麗だった。
埼玉から関越道で長岡に戻る。伊香保付近から雪山が見えてくる
2012年03月20日 10:57撮影 by  FinePix Z90, FUJIFILM
3/20 10:57
埼玉から関越道で長岡に戻る。伊香保付近から雪山が見えてくる
赤城を超えると真っ白な谷川岳
2012年03月20日 11:12撮影 by  FinePix Z90, FUJIFILM
1
3/20 11:12
赤城を超えると真っ白な谷川岳
今日もトンネルを抜けた土樽PAから雪山へ。
2012年03月20日 11:28撮影 by  FinePix Z90, FUJIFILM
3/20 11:28
今日もトンネルを抜けた土樽PAから雪山へ。
PAの上を通る道路にでると除雪されて両脇雪壁の道
2012年03月20日 12:16撮影 by  FinePix Z90, FUJIFILM
3/20 12:16
PAの上を通る道路にでると除雪されて両脇雪壁の道
軽自動車くらいしか通れない幅の除雪道が500mほど続く
2012年03月20日 12:19撮影 by  FinePix Z90, FUJIFILM
3/20 12:19
軽自動車くらいしか通れない幅の除雪道が500mほど続く
除雪終点からは新雪ラッセルと思いきやスキーの跡が
2012年03月20日 12:31撮影 by  FinePix Z90, FUJIFILM
3/20 12:31
除雪終点からは新雪ラッセルと思いきやスキーの跡が
とりあえずスノーシューを履いて、あまり沈まない。
2012年03月20日 12:32撮影 by  FinePix Z90, FUJIFILM
3/20 12:32
とりあえずスノーシューを履いて、あまり沈まない。
かまぼこドーム風の小屋
2012年03月20日 12:42撮影 by  FinePix Z90, FUJIFILM
3/20 12:42
かまぼこドーム風の小屋
小屋から先にある展望の開けた所からオジカ沢の頭?もう暑いので上は脱いで半袖。
2012年03月20日 12:50撮影 by  FinePix Z90, FUJIFILM
3/20 12:50
小屋から先にある展望の開けた所からオジカ沢の頭?もう暑いので上は脱いで半袖。
いい天気だ。これから吾策新道へ
2012年03月20日 13:01撮影 by  FinePix Z90, FUJIFILM
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3/20 13:01
いい天気だ。これから吾策新道へ
スキーの跡は左下の沢方向へ。この先の右側には踏み跡無し
2012年03月20日 13:10撮影 by  FinePix Z90, FUJIFILM
3/20 13:10
スキーの跡は左下の沢方向へ。この先の右側には踏み跡無し
とりあえず右尾根に取り付く
2012年03月20日 13:26撮影 by  FinePix Z90, FUJIFILM
3/20 13:26
とりあえず右尾根に取り付く
凄い急登〜〜
2012年03月20日 13:28撮影 by  FinePix Z90, FUJIFILM
3/20 13:28
凄い急登〜〜
登れるのだろうか不安
2012年03月20日 13:32撮影 by  FinePix Z90, FUJIFILM
3/20 13:32
登れるのだろうか不安
木で休みながら木を伝いなんとか
2012年03月20日 13:33撮影 by  FinePix Z90, FUJIFILM
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3/20 13:33
木で休みながら木を伝いなんとか
谷川連峰が見えてきた。急登すぎる
2012年03月20日 13:34撮影 by  FinePix Z90, FUJIFILM
3/20 13:34
谷川連峰が見えてきた。急登すぎる
やっと尾根ピーク、展望が凄い大ベタテノ頭 1450m
2012年03月20日 13:47撮影 by  FinePix Z90, FUJIFILM
3/20 13:47
やっと尾根ピーク、展望が凄い大ベタテノ頭 1450m
オシカ沢の頭、真っ白
2012年03月20日 13:47撮影 by  FinePix Z90, FUJIFILM
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3/20 13:47
オシカ沢の頭、真っ白
下は急登
2012年03月20日 14:16撮影 by  FinePix Z90, FUJIFILM
3/20 14:16
下は急登
オシカ沢の頭〜大障子の頭の稜線が一望
2012年03月20日 14:17撮影 by  FinePix Z90, FUJIFILM
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3/20 14:17
オシカ沢の頭〜大障子の頭の稜線が一望
万太郎山
2012年03月20日 14:17撮影 by  FinePix Z90, FUJIFILM
3/20 14:17
万太郎山
茂倉岳の右側に谷川岳が見える
2012年03月20日 14:18撮影 by  FinePix Z90, FUJIFILM
3/20 14:18
茂倉岳の右側に谷川岳が見える
2012年03月20日 14:26撮影 by  FinePix Z90, FUJIFILM
3/20 14:26
雪庇で尾根の左側がなくなっている
2012年03月20日 14:27撮影 by  FinePix Z90, FUJIFILM
3/20 14:27
雪庇で尾根の左側がなくなっている
万太郎山の稜線の木は凍りついている
2012年03月20日 14:27撮影 by  FinePix Z90, FUJIFILM
3/20 14:27
万太郎山の稜線の木は凍りついている
また少し上の尾根小ピーク点
2012年03月20日 14:28撮影 by  FinePix Z90, FUJIFILM
3/20 14:28
また少し上の尾根小ピーク点
滑ったら下まで落ちていきそう
2012年03月20日 14:28撮影 by  FinePix Z90, FUJIFILM
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3/20 14:28
滑ったら下まで落ちていきそう
山頂付近はガスッてきた
2012年03月20日 14:28撮影 by  FinePix Z90, FUJIFILM
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3/20 14:28
山頂付近はガスッてきた
茂倉山、谷川岳もガスッてきた
2012年03月20日 14:31撮影 by  FinePix Z90, FUJIFILM
3/20 14:31
茂倉山、谷川岳もガスッてきた
谷川岳〜万太郎山までの稜線、谷川連峰
2012年03月20日 14:34撮影 by  FinePix Z90, FUJIFILM
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3/20 14:34
谷川岳〜万太郎山までの稜線、谷川連峰
万太郎山はかなりガスっぽい
2012年03月20日 14:36撮影 by  FinePix Z90, FUJIFILM
3/20 14:36
万太郎山はかなりガスっぽい
ガスがかかってきた
2012年03月20日 14:36撮影 by  FinePix Z90, FUJIFILM
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3/20 14:36
ガスがかかってきた
山頂はガスの中
2012年03月20日 14:36撮影 by  FinePix Z90, FUJIFILM
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3/20 14:36
山頂はガスの中
谷川岳にもガスが忍び寄る
2012年03月20日 14:36撮影 by  FinePix Z90, FUJIFILM
3/20 14:36
谷川岳にもガスが忍び寄る
2012年03月20日 14:36撮影 by  FinePix Z90, FUJIFILM
3/20 14:36
茂倉新道の尾根
2012年03月20日 14:41撮影 by  FinePix Z90, FUJIFILM
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3/20 14:41
茂倉新道の尾根
同じ所を
2012年03月20日 14:43撮影 by  FinePix Z90, FUJIFILM
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3/20 14:43
同じ所を
何回撮っても飽きない・・・
2012年03月20日 14:43撮影 by  FinePix Z90, FUJIFILM
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3/20 14:43
何回撮っても飽きない・・・
下山も急登で結構大変
2012年03月20日 14:45撮影 by  FinePix Z90, FUJIFILM
3/20 14:45
下山も急登で結構大変
最後にまた一枚
2012年03月20日 14:46撮影 by  FinePix Z90, FUJIFILM
3/20 14:46
最後にまた一枚
スノーシューを横にして休む
2012年03月20日 14:48撮影 by  FinePix Z90, FUJIFILM
3/20 14:48
スノーシューを横にして休む
沢沿いに降りていく
2012年03月20日 14:54撮影 by  FinePix Z90, FUJIFILM
3/20 14:54
沢沿いに降りていく
足拍子岳,クロガネの頭,コマノカミの頭
2012年03月20日 15:02撮影 by  FinePix Z90, FUJIFILM
3/20 15:02
足拍子岳,クロガネの頭,コマノカミの頭
雪壁の道路に戻る
2012年03月20日 15:21撮影 by  FinePix Z90, FUJIFILM
3/20 15:21
雪壁の道路に戻る
土樽PAの駐車場で靴を脱いで着替える
2012年03月20日 15:32撮影 by  FinePix Z90, FUJIFILM
3/20 15:32
土樽PAの駐車場で靴を脱いで着替える
また関越道で新潟方面へ。信じられないが小出から先は雪が降ってる
2012年03月20日 16:30撮影 by  FinePix Z90, FUJIFILM
3/20 16:30
また関越道で新潟方面へ。信じられないが小出から先は雪が降ってる

感想

今日は谷川岳および谷川連峰が見える大ベタテノ頭の上まで登ることができた。
谷川連峰は本当に綺麗で素晴らしかったが誰もいない急斜面の新雪と2時頃から
太陽が隠れ曇ってきたことによる雪山の寒さで少し怖くなった。

さっきまで日差しが眩しいくらい暖かかったのが、たった10分程でまわりが曇り
薄暗くなり風が吹いて、急に寒くなってきた。幸いガスは出てこなかった。 

もし、谷川連峰の稜線にいたとしたら急に曇ってきて風が強くなり、寒くなった上
ガスッて先が見えなく(あるいは吹雪で先が見えなく)なっていたのだろうと。

雪山の真っ白な谷川連峰は遠くから眺めるだけで十分。
もし登るとしたら暖かくなった無雪期に登らないといけない山だと思った。

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