山行記録: 赤岩 蒼氷ルンゼ

記録ID: 1778412

全員に公開

アルパインクライミング

札幌近郊

赤岩蒼氷ルンゼ

2019年02月15日(金) [日帰り]

midori428

Takenaka2017

nikonikoaokazu

nrtk7 その他2人

コースタイム

曇車(5:20)取り付き(7:30)蒼氷ルンゼ登攀終了(12:30)稜上で合流(13:15)車
ラテルネ付けて海岸線を歩く。先週の笠井達のトレースが残っていた。赤黄のガレを詰めるとど真ん中に岩があり、その中にある廊下のようなルンゼがルート。岩の基部付近までスノーシュー、EPに替えて数m登ってナッツ×2で支点取って取り付き。
50m 坂口廊下の様なルンゼを登り、段差を一段越えて廊下が右に曲がる手前まで。岩角、キャメ×2でビレー。セカンドで成田がプルージックで登るが、右に曲がった後で切った方が良さそうなので成田がそのままリードし、岩角とナッツでビレー。最後の数mは雪の付いていない凍った土で、アックスとアイゼンを無理やり刺しながら登った。黒岳北稜取り付きのトラバースの敗退した所を思い出した。青木井上が続けて登り、成田青木井上は先に蒼氷ルンゼへ向かう。
終了点から反対側に5m程cdして岩の中から出て広いガレ・雪田に出る。ここには最初の岩の右側のルンゼを詰めても行ける。この雪田は左に曲がっており、右から泥壁状のルンゼ、真ん中の氷の張った蒼氷ルンゼ、一番緩そうな左のルンゼに分かれている。

・蒼氷ルンゼ（成田青木井上）
雪田をノーザイルで50m程登り、カムとアックス×2で支点とり取り付く。
45m 成田 70~80°の薄い氷～岩交じりの雪壁～60~70°の薄い氷～ハングしたチムニーを左にかわしてバンド状～泥壁で立ち木まで。氷は薄く、岩もボロボロでピンはスクリュー×2、キャメ×1しか取れなかった。セカンドの井上がルームのクソみたいなバイルとピッケルで氷を破壊し尽したせいでラストの青木は出だしで苦戦しテンション入れた。色々な要素が含まれていて面白いルートだった。体感はⅣ-ぐらいか。
青木井上を確保して急な雪壁を15m程登って稜上へ。そこでザイルしまう。地味に雪庇の出た稜を登って広くなったところで坂口達を待つ。

・左ルート（坂口吉田竹中）
左のルンゼは2つあるらしく、蒼氷ルンゼよりのルートを登った。ハーケンとナッツで取り付く。
45m? 吉田下の方は雪、上の方は土にバイルを刺す感じ。難しくはないがそれなりに急で滑ったら結構下まで落ちる。中間は岩角、終了点は立ち木。
面倒なリッジの木登りで成田達に合流。

あとは適当に歩いて車まで。