八ヶ岳東面／権現岳東稜、夢幻沢大滝

2019年02月09日(土) 〜 2019年02月11日(月)

コースタイム

1日目（2月9日）曇のち雪 記録はM崎氏のをコピペ
朝方、美しの森駐車場で同行者と合流し、ベースとする出合小屋までテクテク歩く。
小屋でテントを設営した後、翌日登る権現岳東稜のアプローチを偵察してこの日の行動は終了。
同行者パーティは旭岳東稜を登る予定だが、翌日の偵察だけでなく3日目に登る夢幻沢大滝までラッセルして偵察してくれてとても有難い。
小屋の中には薪ストーブがあり、暖かい夜を過ごす。

2日目（2月10日）晴
夜明け前から行動を開始し、権現岳東稜を目指して登る。
尾根の上には前週辺りのトレースが薄っすら残っており、ラッセルに苦しむ事は余りなかった。
権現バットレスの基部の直前で一部岩が露出した細いリッジがありロープを出す。
権現バットレスの基部からは岩壁を左上しながら回り込み、左側の稜上を登るルート取りで、ランナウトする上にガバも少なく緊張する登攀となった。
基部から2ピッチで上部の雪稜に抜け、ロープを解き、10分程歩くと一般縦走路の稜線に合流し、トップアウト。
稜線は風が強くなく、展望も良いので気持が良い。
下降路のツルネ東稜はルートミスしやすい場所だが、天気が良くトレースもバッチリ付いており、迷う事はなかった。
この日も夜は小屋でヌクヌクと過ごす。

3日目（2月11日）雪
この日も夜明け前から行動を開始し、日の出頃には夢幻沢大滝に到着する。
夢幻沢大滝は思っていたよりも大きく、大同心大滝並に傾斜が強かった。
前日の疲れがあるためリードはさず、同行者のベテランクライマーの方にトップロープを張って貰って遊ぼうと思っていたが、ちょっとしたロープトラブルがあり、自分がリードして登り直すこととなった（泣）。
T野さんはまともに登る初めてのアイスがバーチカルとなり、コテンパンにされて文句を言っていた。
最後に同行者に教えて貰ったアバラコフを滝の落口で作成して懸垂し、良い経験となった。
時間まで遊んだ後、小屋に戻り、荷物を回収して駐車場まで下山し、諏訪湖SAで温泉と食事を済ませて解散しました。

天候

雪 曇 晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

その他周辺情報

諏訪湖SAで風呂

写真

2/9 10:47

小屋に到着 やれやれ重いものを久々に背負いましたわ、、

2/9 13:19

滝の偵察へ

2/9 13:30

夢幻の大滝発見

2/9 18:30

小屋の薪ストーブで調理させていただく、、若者が2名いたので重い食料を用意

2/10 8:09

権現東稜の岩壁　左側稜線あたりを行く感じ

2/10 8:14

旭岳東稜の五段の宮

2/10 12:09

岩壁の1P ランアウトするように聞いてたけど残置ハーケンけっこうあった

2/10 14:01

権現の雪稜 雪庇なし

2/10 14:03

晴れた

2/11 8:23

Y岡氏がリードしロープを張ったが途中のプロテクションからロープを外すのを忘れていたため次のMさんもリードすることに。35メートルの滝なのでダブルロープ支点はスクリュー2本

2/11 9:09

どうやって登るのだろうと思案、、爪を長く出すの忘れて足は滑ってまったくかからないし手がかじかんで力が入らないし、ぶら下がるな、何甘えてるんだと、叫ぶ鬼がビレーしてるため、降りマースといいたいが登る選択しかない、、、

2/11 9:37

なんとか傾斜のゆるいところまでたどり着き
血流がもどる痛みに動けなくなっているところ

撮影機器：

iPhone SE Apple

iPhone 7 Apple

感想

tunotenko

20年ぶりの積雪期バリエーションでしたが小屋泊まりで日帰り装備だったのでなんとかこなす。はじめてのバーチカルアイスはただただ辛かった。なにがたのしいのかわからずに終わる。バーチカルからゆるい傾斜にたどり着いた途端とまっていた血行がもどり両手がぐざぐざと突き刺されるように痛み、しばらく動けなかった。手をおろしながら登るらしい。