小川山 兄岩


天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
写真
感想
久しぶりの小川山は変わらずに清涼な空気に包まれている。ただ調布から2時間30分の運転は
やはり身体に疲労を残すもの。元来は前日入りが望ましいのだろう。
金峰山荘から渡岸して直ぐの所に有る兄岩へ向かう。最初はアップがてらにと”八王子ルート”
の下部5.9をU氏がNP(ナチュラルプロクッション)を決めながら登る。U氏にリードします?と声
をかけていただくが、どうもそう易々と登らせてもらえそうには無い。トップロープを残して
もらい、久振りのクラックをじっくりと味わいながら登らせてもらうことにした。
が、出だしからいきなり難しい。朝一から背筋が攣りそうだ。もう少しジャミングに余裕が有
ると思っていたがそうも行かない。リードを想定しながら登るも、あと1mも登れば終わったも
同然というところで手足の痛みに耐えかねて、テンションを入れてレストしてしまう。
余りの足の痛さにロープにぶら下がったまま1度靴を脱いでしまった。言い訳だが上のテラスに
有る他のラインを上まで登った後そのままやろうとしていたので、余裕をこいてカムやヌンチャ
クにバックロープをぶら下げ、おまけにアプローチシューズまでハーネスにぶら下げていたから
重かった。。また、がんばって上までジャミングで登ろうと無理しすぎたのも災いした。この
ラインのムーブは途中からレイバックに切り替えた方が省エネだろう。この1テンにすっかりと
ローテンションになってしまう。次に兄岩2Fのテラスに有る”もみじ”5.10aをリードするが、
これも後ろの木に背中をもたれインチキMOS。いよいよローテンションになってしまい、もう
本日は北面に有る5.10bでもリードすればいいか位まで落ちる。が、一応”もみじ”の横に有る
”ウォーリーをさがせ”5.11aの1クリップ目にクリップしておく。下へ下りてU氏の”めおとク
ラック”5.11dのチャレンジを見たりした後にもう一度上のテラスへのぼると、上の狭いテラス
は大渋滞になっていた。ただお目当ての”ウォーリーをさがせ”は1本目にクリップしていたの
で、まだ触られていない。まじまじと見ると2本目のクリップまでがかなり細かく核心のようだ。
U氏も大分昔に登ったことがあるそうだ。
2人で下からじっくりとホールドを捜しムーブをイメージするが、今ひとつよく解らない。これ
ではいつまでたっても埒が明かないので、ここは思い切って打って出ることにした。
1手、2手、3手、足とどれもがミリサイズでかなり細かいが、以外と落ちずに進んでいくことが
できる。核心?と思っていたカチも何とか手が届き、予想外に良く軽く片手をレスト出来るほど
だ。ただ、その上の良い足場まで来た後、その上に有るカチまでが遠く、そこまでの繋ぎが解ら
ない。何度かチャレンジしては失敗して、何とかもとの体勢に戻りレストをとる。かなり粘り
最後はかなり上に有るクラックまで足を上げ、足先をねじ込み痛いのを我慢しつつ身体を持ち上
げカチまで届くことができた。後はミスしなければ、それほど難しくも無く登りきることができ
た。1本目をプリクリップしたが残りはマスターオンサイトで、久しぶりの小川山11aとなった。
気持ちとしては本日の仕事終了って感じなのだが、時間はまだ有るので東面の”最高フレーク”
5.9NPのマスターオンサイトを狙うが、ロープが岩に突っ張り下りてそれを直す余力も無く、力
尽きて1テンとなってしまった。今までに小川山の5.9のNPをいくつか触ったが、どれもそれなり
に難しく楽に登れた記憶が無い。ジャミングとNPにもっと習熟しなければと目標の明確になった
1日となった。
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