紅葉の北八ヶ岳を歩く(天狗岳〜にゅう)
過去天気図(気象庁) | 2008年10月の天気図 |
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写真
感想
親子山教室の流水麺さん一家と北八ヶ岳を歩いてきました。
■初日
初日は渋の湯から黒百合ヒュッテを経て天狗岳を往復する予定。
渋の湯の駐車場にクルマを置いてまずは黒百合ヒュッテに向けて出発。
道中にある大小様々な苔生した岩はまさにもののけの森そのもの。
視界のさえぎられた樹林帯を2時間ほど歩き続けると黒百合ヒュッテに
到着する。
ここでしばし昼食タイムとなる。
この日は抜けるような青い空、天狗岳から見えるであろう紅葉に期待大!
中山峠経由で目指すは東天狗岳。
しばらく樹林帯の中を歩くが森林限界を抜けると突然、東天狗岳までの
稜線があらわれる。思わずみんなの口から「おおっ!」という声があがる。
東天狗岳の右手には西天狗岳が見える。
そして眼下には黄、赤、緑色のコントラストの素晴らしい紅葉が広がる。
いやいや、素晴らしい眺めだ。
東天狗岳の山頂直下は急な岩場が続いており想像以上に厳しいもので
あったが子ども達は難なく登っていく。
そうこうしているうちに東天狗の山頂へ到着。
南八ヶ岳方面に目をやると赤岳をはじめとした山域のシルエットが
これまた素晴らしい。
来た道を振り返ると黒百合ヒュッテの屋根が見える。
時たま吹く冷たい風が気持ち良い。
山頂でしばらく気持ちのいい時を過ごして西天狗岳へ向かう。
こちらからの眺めもまた素晴らしい。
下りは岩場の続くスリバチ池(枯れ池)を経由して黒百合ヒュッテに到着。
■2日目
昨夜、ヒュッテのTVで見た天気予報では午後から雨らしい。
小屋を出発して中山峠へ向かう。
峠から昨日は右手におれて東天狗に向かったが今日は左の道に歩を進める。
最初に目指すのは「にゅう」。
徐々に高度をあげていくと前方の木立の間から突起した岩場が見えてくる。
急な岩場を登っていくと360°一面紅葉した樹林帯が眼下に見下ろせる。
これから向かう白駒池も思いのほか近くに見えている。
しばらくこの絶景を堪能した後、白駒池に向かって樹海を下っていく。
見通しが利かない林の中を歩き疲れた頃、ようやく白駒池が見えてきた。
左手に池を見ながら木道を周回していくと青苔荘に到着。しばし小休憩。
紅葉は終わりかけていたが、それでも池の対岸に見える木々は素晴らしい色彩をはなっている。
体を伸ばすためにベンチに横たわるとポツリと顔にあたるものがある。
どうやら予報より早めに天気が崩れてきたようだ。
早速、次のポイントである高見石小屋へ向けて歩き出す。
高見石へは登りが続く。雨が激しくなってきたので途中でカッパを装着。
高見石小屋到着。
幸いにも小屋の前のテラスには屋根がついていたためここで昼食とする。
雨の影響もあって気温が下がってきたが、あたたかいカップラーメンで一息つく。
小屋の脇から岩場が上方に続いておりそこから展望出来るようだがすでにガスがかかっているため
何も見えないだろう。
1時間ほど休憩した後、渋の湯に向けて出発。
雨はあいかわらず激しいがあとは下っていくだけだ。
渋の湯までは賽の河原とよばれる岩場を下っていくが大きな岩がゴロゴロして雨に濡れていること
もありとても歩きにくい。
晴れている日なら岩と岩をヒョイヒョイ歩けるだろうが、とてもそんな状態ではない。
すべって岩と岩の間に足が落ちないように木を遣いながら延々と進んでいく。
延々と続く岩場に辟易しはじめた頃にようやく岩場が終わり、樹林帯の中を歩いていくとようやく
出発地点の渋の湯に到着。
もちろん、この後温泉で2日間の汗を洗い流しました。
いやぁ今回はよく歩いたなぁ〜。
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