蓬峠越え【土合〜旧街道(新道)〜蓬峠〜蓬新道〜土樽】
- GPS
- --:--
- 距離
- 14.9km
- 登り
- 916m
- 下り
- 1,049m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
水上駅8:25−谷川岳ロープウェー駅8:45 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所はありません。 岩稜通過等もありますが、問題ないと思います。 全体的に川沿いの道なので、大雨の時は避けた方が良いかもしれません。 |
写真
感想
2週連続で、土合〜土樽の山行。
といっても、2週連続になるとは想定外でした。
本当は、乾徳山から西沢渓谷まで歩こうと思っていたんですが、前日にルートの確認をしたら標準時間で11時間強。バスの時間を考えると行動時間は8時間弱。残暑厳しいこの時期に3時間以上コースタイムを短縮するのは難しいと思い、土合から蓬峠を越えて大源太山に行き、大源太キャニオンからバスで越後湯沢に抜けるルートを考えたんです。
でも、残暑の厳しさは予想を大幅に超えていました。直射日光は容赦なく体力を奪っていきます。足が前に出ません。体温が上昇しているのが解ったので、蓬峠から土樽にエスケープすることにしました。結果的にはこれで正解だったと思います。
ロープウェー駅から暫くは舗装された道を歩き、巖剛新道の先から旧街道(新道)に入りました。JR見張小屋を超えて武能沢まではハイキングコースです。殆ど傾斜もなく、危険な箇所もありません。
武能沢からはかなりの急斜面になります。といっても西黒尾根のような道ではなく、通常の登山道で傾斜が急なだけです。でも、残暑厳しいこの時期にこの傾斜は堪えました。照り付ける日光、風が通らない登山道は体力を著しく消耗します。普段なら止まらずに歩けるような道だと思いますが、休みながらゆっくり登っていきました。
白樺避難小屋に到着したときはもうバテバテでしたが、適宜休憩を入れて何とか登っていきます。ココから上には水場が何か所かあったので本当に助かりました。水場(川)があるたびに頭に水をかけ、絞れるほど汗を吸い込んだシャツを水で洗って冷やしながら、何とか蓬峠に到着しました。
蓬ヒュッテに何とか到着し、小屋番の方に一番近い水場までの時間を聞いたところ、「土樽方向に往復30分」という絶望的な回答が…。水場が近ければ、またカラダを冷やしてから大源太山に向かうつもりだったのですが、水場の往復で30分も使ったら体力は余計に消耗します。この時点で大源太山まで行くのは完全に諦めました。
そうなると時間に余裕があるので、蓬ヒュッテ横の草原でお昼寝です。先週の谷川岳の喧騒とは異なり、周囲には誰もいません。ココまで登ると、日差しは強くても吹き抜ける風が気持ちよく、お昼寝には絶好の場所と時間。1時間ほど草原に寝転んでぼんやり雲を眺めていました。
日帰り公共交通機関利用者の自分は、いつも帰りの電車やバスの時間に追われて慌ただしく下山しているので、こんなにのんびりと過ごした登山はかなり新鮮でした。人が大勢いる山では難しいかもしれませんが、本来登山はこうやってのんびり楽しんだ方が良いんでしょうね。改めて実感させられました。
下山は蓬新道からです。先週の茂倉新道より遥かに歩きやすい道で、特に急いで歩いたつもりもなかったのですが、コースタイム2時間半のところを1時間半で歩けました。やっぱり茂倉新道は木の根が張り出している分、厳しい道なんですね。
余裕の下山だったので、先週乗れなかった蓬橋からのバスも十分間に合いました。新幹線等の乗継も完璧で、自宅に着いた時間は先週越後湯沢で新幹線を待っていた時間。たった1分の差でこれだけ帰宅時間に差が出るとは…。公共交通機関の使用にはやっぱり留意が必要ですね。
rikulikuさん、こんばんは・yassanといいます
26日は私も谷川岳を歩いていました
思いのほか大汗をかいてしまって、高体温症とかの病気じゃぁないかと内心不安だったのですが、rikulikuさんの「シャツを絞るほどの汗」という表現を見て、「自分だけじゃぁなかったんだ」とちょっと安心して、共感を覚えました、ので書き込ませていただきました。
蓬峠から土樽は未踏なので下りたいと思っていたのですが歩きやすい道のようですね。参考にさせていただきます。
私はお金ないので新幹線は使えず、谷川岳は季節限定の青春18切符ばかりですが、秋の平標の紅葉は魅力です
次の報告を楽しみにしています
yassanさん、はじめまして!
写真もない報告にもかかわらずコメントいただきありがとうございます。
26日は本当に暑かったですね。前週の西黒尾根よりキツく感じたほど体力を消耗しました。途中でお話しさせていただいたトレラン中の方も、暑くて参ったと仰っていました。
蓬新道は、茂倉新道と比べると格段に歩きやすいですよ。増水時は注意が必要ですが、登りでも下りでもエスケープでも使いやすいと思います。
谷川岳近辺の登山は、10月の紅葉の時期に万太郎、大源太、平標のどこかにチャレンジする予定です。
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