【過去の記録】 八戸駅から根城に向かう

2010年05月23日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 6.9km
• 登り: 21m
• 下り: 26m

天候

ハレ

アクセス

利用交通機関：

電車

八戸駅から往復

写真

5/22 11:29

　根城にやってきました。土日で東北地方の日本百名城を訪れる企画ですね。

5/22 11:31

　土でできた垣。

5/22 11:31

　台地になっている上にはこのような柵がある。

5/22 11:32

　根城南部氏、南部氏の根拠だったのかな。

5/22 11:32

　中世のお城ということで、どちらかというと「砦」という感じですね。

5/22 11:33

　建物の全体図。その上の青空。

5/22 11:33

　井戸の跡、お城に井戸があるっていいですよねえ。

5/22 11:34

　主殿入口と馬小屋。

5/22 11:42

　武士の根城という感じですね。

5/22 11:50

　当時の武士は、こういう大工仕事なども行っていたんでしょうね。

5/22 11:50

　西門になりますね。当時からのものなのでしょうか。

5/22 11:51

　当時の家は、まだ藁ぶきのものが多かったんですよね。

5/22 11:52

　一見お城に見えない、それが根城です。

撮影機器：

EOS 40D CANON

感想

aideiei

　この週、私は東北新幹線に乗って東北地方のお城を巡る旅を行っていた。土日きっぷという新幹線も使えるお得な切符があり、それを有効活用して土曜日に一つお城、ネットカフェで寝て日曜日に根城にやってきたのである。
　で、この根城であるが「お城」という感じがあまりしないお城なのである。日本百名城には戦国時代のお城だけではなく、様々な時代のお城が選ばれている。この「根城」は、南北朝時代に開かれ、江戸時代初期には廃城になってしまったお城なのである。

　平安時代の後半に武士が生まれ、鎌倉に幕府ができた。そして、鎌倉幕府が滅び南北朝になったころ、ようやくここに武士がやってきた。畠山氏、南部氏である。当時の二方は南朝を支持していていて、「南朝の根城」ということで、この砦を「根城（ねじょう）」と命名した。
　しかしながら、北朝の勢いが強くなり、南朝は劣勢になっていた。それにともない、このお城も弱体化していったという。
　1400年近くなって、ここに八戸氏がやってきて、八戸氏の根拠となる。しかしながら、三戸南部氏の勢いが次第に強くなってくるのである。

　小田原討伐に三戸南部氏が参加したことから、この辺り一帯を南部氏が治めることとなった。このときに、根城八戸氏も宗族として組み込まれていったのである。
　江戸時代に南部氏は盛岡にお城を立て、盛岡藩となる。1627年にここに住んでいた八戸氏は遠野城に移封となり根城は廃城となった。

　昭和になってからここが再び発掘作業が行われ、国の史跡、日本百名城に選定されることとなった。
　日本百名城の中ではなかなか珍しいタイプのお城である。
　駅から歩き、バスがなく、また駅まで歩き、一気に新幹線で関東に戻った記憶があります。