山行記録: 《台湾》大安渓敗退記

記録ID: 2334426

全員に公開

沢登り

アジア

《台湾》大安渓敗退記

2005年03月11日(金) ～ 2005年03月13日(日)

motegik1370 その他7人

コースタイム

2005.3.10日本-台北　3.11台北9:00-豊原11:01-大安13:50-東流水山2096m手前15:50　3.12泊地7:20-雪見派出所跡10:25-大安渓渓底12:40　3.13渓底7:50-雪見派出所跡11:00-ビジターセンター14:55-林道途中-彰化

メンバー：茂木完治、榎本、青山（海外溯行同人）、馬上寛、西嶋、米田（早稲田大学探検部）、
洪木村、周林成（彰化県登山協会）

大安渓は雪山山脈の北面に沿って流れる長渓で、19年前の86年に本流を溯渓した。今回はその支流の大雪渓から大雪山3530mに登る計画だった。
3月11日：彰化県登山協会メンバーと豊原駅で合流し、出発予定地の大安村に来たが大安渓は凄い水量である。
林道を車で尾根まで上がり、天狗社から東流水山2096mまで尾根の林道を行って泊。途中で国家公園のビジターセンターを建設中だった。ここは1986年11月に来た時に泊まった場所の少し手前だった。前回はずっと林道が続いていたが、今回はここから先は廃道で行き止まりだった。
12日：林道から藪を下ると前回は気づかなかったしっかりした道があり、それを辿って雪見派出所跡に簡単に出られた。そこから尾根を下降して標高1000mの大安渓の北坑渓合流点に降り立った。しかしここまで来ても大安渓はすごい水量だ。榎本がなんとか対岸まで渡ろうと頑張る。
中州まで倒木を利用して渡り、さらに対岸を狙うが、雨がひどくなり、中洲に取り残される恐れもあったので尾根の取り付きに戻った。榎本は残念そうだったが、水が増える時は急に増すものだ。逃げ道を失う可能性があり無理はできないのであきらめてもらった。
13日：一晩雨が続き、朝起きると200mの川幅一杯に滔々と流れている。あきらめて昨日の尾根を登り直してビジターセンターに出て、林道を下山した。雨もやみ雲が上がって遠くに雪山3884mが真っ白に見えていた。
携帯が通じ、夕闇迫る頃彰化県登山協会の理事長の鄭紋崧氏が直々に迎えに来てくれた。