記録ID: 2334431
全員に公開
沢登り
アジア
《台湾》海岸山脈・三仙渓・富家渓
2005年03月01日(火) [日帰り]


コースタイム
2005年3月1日
白守蓮―富家渓入渓点8:20―奥の二俣間の尾根上13:00―富家渓入渓点17:00―白守蓮
張り切って台湾に渡ったがあいにくの雨。天気ぼろくそ。当初予定していた沢は諦めざるをえなくなってしまった。しかしこのままでは日本に帰ることができない。南部は比較的天気が良さそうなので、脱出の簡単そうな海岸山脈の谷に入ることにした。
前の晩バスで成功鎮まで、ここの旅社で一泊。翌日またバスで白守蓮へ。ここから三仙渓にそって道を進む。奥まで入って、道が沢から離れるところから簡単に川原に下りられた。
川原は広いが、水が少ない。すぐに両岸絶壁となり、原始の雰囲気が漂ってきた。しかし谷は瓦礫に埋もれている。ゴルジュな谷かと思っていたが、ほとんど川原歩き。水も濁っている。原住民の人が入っているようで、途中まで足跡等人の形跡がちらほら見れた。
突然右側に大きなナメ滝。四、五十メートルかな、もっとあるかな。なかなか見事、うまくルートをとれば素敵なクライミングができるかもしれない。しかし軟弱な我々は本谷があちらでなくて良かったなどといいながらそのまま瓦礫歩きを続ける。
両岸ともところどころ滝がたれているところがある。
水量はすくないが高さは十分、見た感じ岩壁の上がすぐ尾根の上になっているように見えるので、いったいどうやって湧いてきているのか不思議であった。
とうとう前方に滝が現れる。高巻くこともできなくはないだろうが直登することにした。すこし登ってみて、ちょっと高いし、数歩難しい部分がありそうなので、一応ロープを出すことにした。このくらいなら俺もトップで登れるかなと思っていると、リードはかわるがわるすることにしよう、とM山氏。この次何が出てくるか分からないので、是非トップで登らせてくれるようお願いした。リードは久しぶりだなあと言いながら登り出す。なかなか立派な花崗岩だ。ハーケンを打つ。硬い。硝煙のにおいがする。
また数歩あがると急に難しくなった。ホールドがあってもスタンスがない。華麗なムーブを使えば登れるかもしれないがこれがどうしてやっぱり怖い。ハーケンを打とうとするが落としてしまう。その後もなかなか入らない。やっときまったがそれでも怖い。
諦めかけ途中まで下りたが、このままでは悔しくて仕方ないのでM山氏のハーケンも頂いて再挑戦。二本目のハーケンのところまで来て、ここは忍法A0登りと決めたが、中間支点にとってあるハーケンを使うのはなんだか怖かったので、もう一本打つことにした。ちょっと甘いかなという感じがしたが、一応唄ってきていたのでよしとする。それをふんづけて登ろうとしたその時!
ぼすっと抜けてしまった。足がうまくスタンスに着地したのでダメージはなかったが、もうすっかり泣きそう。ハーケンも適当だと恐ろしい。もう一本長めのを取り出して、これでもかと打ち付ける。今度は大丈夫とそれでそこは乗り越えたが、その先もまだちょっと不安。微妙な体勢で中間支点をもう一つ。結局10メートルのナメ滝を登るのに四本くらいのハーケンを打った。
適当な石でにビレイして、M山氏が上がって来る。彼も必殺ゴボウファイターに変身したようだった。
また瓦礫歩きが続く。水は相変わらず濁っている。水に何か秘密の成分でも混じっているのか、黄色くなっている石が見られた。
だいぶ登ってきたなと思っていると、ちょうど前方随分高いところから滝が落ちている。奥の二俣の左俣である。何段かに分かれているが、とても登れそうにない。右俣は更に瓦礫で埋まっているが通行可能、右に進む。
ガラガラ登っていくとまた前方に巨大な滝、こちらも先程の滝と同じくらいでかい、百メートルくらいあるのだろうか、水量はいくらもないがどこから落ちているのか近くからではまるで分からない。
白守蓮―富家渓入渓点8:20―奥の二俣間の尾根上13:00―富家渓入渓点17:00―白守蓮
張り切って台湾に渡ったがあいにくの雨。天気ぼろくそ。当初予定していた沢は諦めざるをえなくなってしまった。しかしこのままでは日本に帰ることができない。南部は比較的天気が良さそうなので、脱出の簡単そうな海岸山脈の谷に入ることにした。
前の晩バスで成功鎮まで、ここの旅社で一泊。翌日またバスで白守蓮へ。ここから三仙渓にそって道を進む。奥まで入って、道が沢から離れるところから簡単に川原に下りられた。
川原は広いが、水が少ない。すぐに両岸絶壁となり、原始の雰囲気が漂ってきた。しかし谷は瓦礫に埋もれている。ゴルジュな谷かと思っていたが、ほとんど川原歩き。水も濁っている。原住民の人が入っているようで、途中まで足跡等人の形跡がちらほら見れた。
突然右側に大きなナメ滝。四、五十メートルかな、もっとあるかな。なかなか見事、うまくルートをとれば素敵なクライミングができるかもしれない。しかし軟弱な我々は本谷があちらでなくて良かったなどといいながらそのまま瓦礫歩きを続ける。
両岸ともところどころ滝がたれているところがある。
水量はすくないが高さは十分、見た感じ岩壁の上がすぐ尾根の上になっているように見えるので、いったいどうやって湧いてきているのか不思議であった。
とうとう前方に滝が現れる。高巻くこともできなくはないだろうが直登することにした。すこし登ってみて、ちょっと高いし、数歩難しい部分がありそうなので、一応ロープを出すことにした。このくらいなら俺もトップで登れるかなと思っていると、リードはかわるがわるすることにしよう、とM山氏。この次何が出てくるか分からないので、是非トップで登らせてくれるようお願いした。リードは久しぶりだなあと言いながら登り出す。なかなか立派な花崗岩だ。ハーケンを打つ。硬い。硝煙のにおいがする。
また数歩あがると急に難しくなった。ホールドがあってもスタンスがない。華麗なムーブを使えば登れるかもしれないがこれがどうしてやっぱり怖い。ハーケンを打とうとするが落としてしまう。その後もなかなか入らない。やっときまったがそれでも怖い。
諦めかけ途中まで下りたが、このままでは悔しくて仕方ないのでM山氏のハーケンも頂いて再挑戦。二本目のハーケンのところまで来て、ここは忍法A0登りと決めたが、中間支点にとってあるハーケンを使うのはなんだか怖かったので、もう一本打つことにした。ちょっと甘いかなという感じがしたが、一応唄ってきていたのでよしとする。それをふんづけて登ろうとしたその時!
ぼすっと抜けてしまった。足がうまくスタンスに着地したのでダメージはなかったが、もうすっかり泣きそう。ハーケンも適当だと恐ろしい。もう一本長めのを取り出して、これでもかと打ち付ける。今度は大丈夫とそれでそこは乗り越えたが、その先もまだちょっと不安。微妙な体勢で中間支点をもう一つ。結局10メートルのナメ滝を登るのに四本くらいのハーケンを打った。
適当な石でにビレイして、M山氏が上がって来る。彼も必殺ゴボウファイターに変身したようだった。
また瓦礫歩きが続く。水は相変わらず濁っている。水に何か秘密の成分でも混じっているのか、黄色くなっている石が見られた。
だいぶ登ってきたなと思っていると、ちょうど前方随分高いところから滝が落ちている。奥の二俣の左俣である。何段かに分かれているが、とても登れそうにない。右俣は更に瓦礫で埋まっているが通行可能、右に進む。
ガラガラ登っていくとまた前方に巨大な滝、こちらも先程の滝と同じくらいでかい、百メートルくらいあるのだろうか、水量はいくらもないがどこから落ちているのか近くからではまるで分からない。
過去天気図(気象庁) | 2005年03月の天気図 |
---|
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:66人
いいねした人