【過去の記録】 金子みすずさんの故郷・長門市仙崎をめぐる
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- GPS
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- 距離
- 2.2km
- 登り
- 3m
- 下り
- 3m
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2008年08月の天気図 |
アクセス | 仙崎駅から周遊 |
写真
「うしろのまきちゃん」「かいじんゾロシリーズ」などで知られています。
感想
投稿日 2020年5月11日
金子みすゞさんの詩、私は何時出会ったろうか。大学時代の授業だろうか、「大漁」「私と小鳥と鈴と」などの詩に出会ったのち、私は虜になった。小さきもの、弱きものからの視点に思いを馳せ詩にする。いったいどんな人だったのだろう。まるでモナリザの微笑みのような視点、目線。自分はそういう視点や目線を持つことはできようか・・・。
そして、その金子みすゞさんの再評価につながった矢崎節夫さんの働き、これはたまたま見つけた著書にあった。そして、その文章をまとめなおした文章が「みすゞ探しの旅」として小学校5年生の教科書に取り上げられているらしい。もちろん、これも図書館での展示会で読んだ。
そんな私は本州に就職した夏に「長門市仙崎」を訪れることになったのだ。自分なりの「金子みすゞ探しの旅」のために。
金子みすゞさんは仙崎に生まれ仙崎で亡くなった。当時の童謡詩人西条八十に認められ詩の投稿を続けてゆくが、結局のところ結婚、娘を産む。
その後旦那さんとの離婚調停、その中での親権の取り合いというなかで「金子みすゞ」さんは服毒自殺をして「娘の親権は私の親族へ」と訴える。
結局、親権がどうなったかということについては私が読んだ資料には書いていなかった。
しかしながら、金子みすゞさんが持っている視点・視線はやはりオンリーワンであったと思う。自分よりも小さいもの、弱いものの視点に立つことで生まれる詩は、さまざまな人の共感を産む。私の共感も生む。矢崎節夫さんによって発掘された著作類、そしてそれを文庫化なりして出版しようとする人たちの気持ち。
聡明な詩人が持つ志向はノスタルジアを感じさせる。
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