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ハイキング
奥秩父

瑞墻山 2230m

2004年06月19日(土) [日帰り]
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コースタイム

6/20(日) 増富温泉―瑞垣山荘―富士見平―天鳥川源流―瑞垣山―天鳥川源流―富士見平―瑞垣山荘―増富温泉―韮崎―甲府(泊)
天候 雨、曇り
過去天気図(気象庁) 2004年06月の天気図
コース状況/
危険箇所等
6/17(木) 千歳−羽田―浜松町―新宿―小渕沢―川上―毛木平―十文字小屋(泊)
6/18(金) 十文字小屋―大山−三宝山―甲武信ヶ岳―千曲川源流―毛木平―金峰山荘(泊)
6/19(土) 金峰山荘―登山口――金峰山小屋――金峰山−大日岩―富士見平―瑞垣山荘―増富温泉(泊)
6/20(日) 増富温泉―瑞垣山荘―富士見平―天鳥川源流―瑞垣山―天鳥川源流―富士見平―瑞垣山荘―増富温泉―韮崎―甲府(泊)
6/21(月) 甲府―東京―浜松町―羽田―千歳―札幌
愛知県から来たという、中高年23人のグループ。
愛知県から来たという、中高年23人のグループ。
瑞牆山独特の岩肌が木の間越しに見えてきた。
「すべらかに 瑞牆山の岩の塔
 岩の裂け目に 道続きたり」
瑞牆山独特の岩肌が木の間越しに見えてきた。
「すべらかに 瑞牆山の岩の塔
 岩の裂け目に 道続きたり」
天鳥川源流地点。ここを渡って、愈々この山のクライマックス・急坂の直登となる。
天鳥川源流地点。ここを渡って、愈々この山のクライマックス・急坂の直登となる。
シャクナゲが綺麗に咲いていた。
シャクナゲが綺麗に咲いていた。
瑞牆山山頂。広くない山頂に、4,50人は居たろう。日曜日ということもあるだろうが、手頃な山でもあり、この山の人気の程が伺われる。
瑞牆山山頂。広くない山頂に、4,50人は居たろう。日曜日ということもあるだろうが、手頃な山でもあり、この山の人気の程が伺われる。
瑞牆山山頂。3日目でもあり少々バテ気味。素晴しい眺めに出会えば疲れも吹っ飛ぶのだが、濃いガスで、眺望は全くダメだった。でも、台風が接近しているにしては風もそよ風程度で穏やかだ。
瑞牆山山頂。3日目でもあり少々バテ気味。素晴しい眺めに出会えば疲れも吹っ飛ぶのだが、濃いガスで、眺望は全くダメだった。でも、台風が接近しているにしては風もそよ風程度で穏やかだ。
山頂は大きな岩だった。そこに大勢の人たちが、思い思いに弁当を広げたり、調理をしたりしていた。ペットを抱いている人もいる。最近ペットを連れて登る人をよく見かける。
山頂は大きな岩だった。そこに大勢の人たちが、思い思いに弁当を広げたり、調理をしたりしていた。ペットを抱いている人もいる。最近ペットを連れて登る人をよく見かける。
千歳に着陸する直前、飛行機から見た田園風景。
千歳に着陸する直前、飛行機から見た田園風景。

感想

6/20(日) 外はガスが垂れこめ、霧雨が降っている。7時前の天気予報は昨夜と変わらない。必要なものだけザックに詰める。それ以外は袋に詰めて雑貨屋に預ける。今日は途中に水場があるから水も最小限でいい。昨日に比べたら空身同然だ。
早く出たいのだがバスの始発は8:40である。瑞垣山荘に着いたのが9時。
昨夜富士見平小屋か瑞垣山荘に泊まっておれば、もう頂上へ着いている時間だ。
早速登り始めると、中高年の団体が列をなしている。殿のリーダーらしき人の話しによると、愛知県から23人で来て、瑞垣山に登る、と。なかなか人気のある山のようである。
急な坂を登りきって富士見平へ、ここで水を補給して天鳥川源流へ。初めは緩やかなアップダウン、最後に急な坂を下って天鳥川源流に着く。
ここからがこの山のハイライトだ。急な崖の登りっぱなしである。切り立った岩山だから当然といえば当然である。大小の岩の上や間を縫うようにして登る。

 すべらかに瑞垣山の岩の塔 岩の裂け目に道続きたり

粘土の所もあり、今日は濡れているので滑り易い。
時々突風が、ガスを吹き上げてくる。
監視員の腕章をつけた高年の2人連れが追い越して行く。まだ1/3だ、と。
悪戦苦闘を続けていると、立派な岩塔が現れる。大ヤスリ岩だ。この岩の後ろを通り、更に岩の間を登って行く。傾斜が緩み、左から半周巻いて瑞垣山山頂に出る。
山頂は大きな岩がほぼ平らにつながっていて、ビルの屋上に近い感じだ。
切り立った岩山にしては意外に広い。ここに50人はいただろう、思い思いに、お湯を沸かしたり、弁当を拡げている。
後ろは林だが、前の方と横は切り立っている。ただし、ガスが濃くて何も見えない。
写真だけ撮って、早々に下山だ。
降りは楽だが、滑り易い。ストックを突き刺しながら慎重に。頂上よりこの辺の方が風が強い。霧粒を含んだ風が吹き上げてくる。
天鳥川源流に着く。ここまで来れば今回の山行は終わったようなものである。
今日はあと甲府の宿へ行くだけだ。ガスも晴れ風もない。
急な坂を登って、続いて緩やかなアップダウン。瑞垣山が木立越しに見える。頂上付近はまだガスがかかっている。
快調に下って瑞垣山荘に着く。続いてバスで甲府へ。
甲府駅に着いて駅前の信玄の銅像の写真を撮る。15分ほど歩いて、Internetで予約していたホテルに着く。部屋はややくたびれた感じだが、バス、トイレ、冷房付きで、2900円は安い。ゆっくり寝れればいいのだ。タクシーで贅沢したから、宿で節約だ。
早速風呂に入って一眠り。目が醒めると外はもう暗い。
台風の動きが心配だ。予報では、四国に上陸し、中国地方を横切って、明日日本海に出て、その後、北海道に再上陸する、と。となると、明日最終便だと、羽田を離陸しても、千歳に着陸できなくて引き返す、ということになりかねない。台風が北海道に接近する前に、千歳に着きたい。便を繰り上げるしかない。明日は早めに羽田に直行だ。
予定していた、甲斐駒ケ岳、仙丈ケ岳の下見に北沢峠まで行くのと泰夫の所に行くのは諦めざるを得ない。
電話を掛けようと思うが、部屋には電話がない。帳場で聞くと、すぐ前に公衆電話がある、と。最近のお客さんは携帯を持っているから、部屋には電話を付けていない、と。

6/21(月) 台風の位置、今後の動きとも、昨夜の予報通りである。
どんより曇っているが、風もなく雨も降っていない。ここ関東甲信地方は台風の影響があまりないようだ。
羽田に着いてみると、中国、四国、九州方面の便は軒並み運休である。
カウンターで千歳便に就いて尋ねると、今のところ平常運行しているがこの後のことは何とも云えない、と。便の繰上げを申し込み、11:30の便を確保する事が出来た。
台風はまだ北陸沖ぐらいだろう。機体の遣り繰りで20分おくれて出発したが、千歳には意外に早く着いた。台風の左巻きの風が丁度追い風になったのだろう。


感想  今回は少し欲ばったが、山小屋が要所にあり、計画は立て易かった。
少し強行軍だっただけに、体力が心配だったが、4日間何とかもち、足もひどい筋肉痛になることもなかった。
金はかかったが、タクシーを有効に使ったのも良かった。
天気に恵まれた事がなんといっても大きい。梅雨の最中、台風が接近していたのに、関東甲信地方だけ曇り時々晴れ、というきわどい所だったが。
飛行機がバーゲンだから、2月前、梅雨の中休みを祈りつつ計画したのだから、お天気任せになるのは止むを得ない。

反省点  縦走で、荷物が少し重くなると、俄然体に応える。本州に遠征し、小屋に泊まるとなると、荷物はこれ以上減らせない。体力は年毎に衰える。寿野さんのように、車で回れるといいのだが。
山小屋には、事前の連絡は必ずしべきだ。断られるにしても、対策が立てられるし、序でに山の状況なども聞けるのだ。
富士見平小屋でも、前夜わかっておれば、金峰山荘で食料を買って行くことも出来たのだ。

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