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Yamareco

記録ID: 2362896
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無雪期ピークハント/縦走
阿蘇・九重

久住山(過去レコです)。

2008年11月03日(月) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
5.1km
登り
751m
下り
740m
天候 雨。
過去天気図(気象庁) 2008年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 飛行機
 昨晩の宿、筋湯温泉からレンタカーで牧ノ戸へ。
コース状況/
危険箇所等
 危険個所はありません。

感想

 朝5時に布団から這い出し準備を始める。6時にホテルを発ち、真っ暗な中を牧の戸峠に向かう。あいにくの雨、ガスがかかって見通しが悪い道を通り、峠の駐車場についた時は明るくなり始めていた。雨は小降りとなっていたがガスは一層濃くなり、おまけに寒い。6時40分、カッパを着込んで「牧の戸登山口」の柱の立つ道に入る。
 コンクリートで固められた階段状の坂道をゆっくりと登る。東屋のある展望台があるが辺り一面真っ白で何も見えない。ここからはコンクリートは無くなり快適な散歩道、木の階段もついている。登山口から30分程で沓掛山に着く。「登り→」に従って岩を回り込んで登る。岩から下る際、つるっと滑って尻餅をつき、ズボンは泥だらけ。下って出た所は何だか見覚えのある場所。それもその筈、今さっき見た「登り→」の印がついている。はて、どこへ行ったものやら? 他に道らしきものは無いので再び「登り→」から登りなおす。先ほど滑った道の右側にハシゴを見つけひと安心。急斜面を下り、背の低い小さな葉の笹が生い茂る緩やかな尾根を歩く。単独行の男性が、「あいにくの天気ですね」と云いながらわたしを追い越して行く。相変わらずのガス、周りの景色は全く見えない。しばらくすると先程の男が休んでいて、われわれは先に行く。この男とはこれっきり会うことが無かったので、きっと悪天候に嫌気ださしてここから戻ったのだろう。わたしも途中でひと休みして、ホテルが朝飯がわりに作ってくれたオムスビを食べる。ホテルで食べる朝飯とは大違い、オムスビとたくわんだけで他には何もついていない。でもまだオムスビを作ってくれただけでも良しとするか。じっとしていると寒いので食べ終わってすぐに出発。尾根道が終わると道は左右に分岐しており、右は「扇ケ鼻」、左は「久住山」と記されている。左には西千里が浜が広がっている筈だが、ガスのため全く見えない。ちょっと行くと左に向かって「星生山」、前に向かって「久住山」の案内が立てられている。西千里が浜が終わりその奥、岩の間の道を通ると岩が重なる下りとなる。この辺りから硫黄の臭いが漂い始める。ガスで先が見えない中、黄色い目印を探しながら下り降りた所に、「久住分かれ」とある。そこからは赤茶けた岩の積み重なった斜面を、黄色で塗りつぶされた丸印が描かれた岩を頼りに登る。中岳への道を左に分け、黄色の目玉の並ぶ岩道を登り、9時10分に頂上に到着した。およそ2時間半の行程であった。前回この山に登ったのは5年前のこの季節。これぞ九州の山と云う素晴らしい景色が広がっていたのだが、今日はただ乳白色一色、5m先しか見えない。誰もいない頂上で「久住山」と書かれた柱と並んで記念写真を撮る。風も強く寒い。少し離れてもう一本、「久住山 1787m」と書かれた柱があり、その前でも写真を撮り、早々に引き上げる。中岳分岐辺りに下るとガスが晴れ始め、振り返ると久住山の姿が始めて現れる。久住山は岩が積み重なった男性的な山であるが、対照的に中岳方面は枯れ草に覆われ、女性的な優しさをかもし出している。下から大勢の人が列をなして登ってくる。岩が積み重なった広い斜面、何処を通っても同じなのですれ違いに時間をかける事は無い。久住分かれにも大勢の人が休んでいるのが見下ろせる。こんな日にこれ程大勢の人が押し寄せるのは、この山の魅力が成せるわざであろう。そしてわたしはこんな大勢の人に先立ち、この日一番に頂上に立ったことに満足。久住分かれには避難小屋と立派なトイレがある。ほんの10mも離れていない所を歩いていたんだが、行きには全く気がつかなかった。避難小屋の前で腰を下ろして、もう一個残ったオムスビを食べる。それ程強かったガスも晴れ始め、岩の重なった斜面の登りも心配なく登れる。西千里が浜ではガスが晴れ、枯れ草の草原が広がり、ゴツゴツした星生(ほっしょう)山の稜線も見え、そこを歩いている人の姿も見える。まだまだ登ってくる大勢の人と行き交い、予定より早い時間なのでゆっくりと歩く。ガスは晴れては来たが遠望は無く、昨日登った由布岳は全く見る事ができず、これまた残念。頂上から2時間かかって牧の戸峠に帰り着いた時は、峠の広い駐車場は一杯で路上にまで車が溢れていた。

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