【過去レコ】京都北山/滝を探しに(民ヶ谷ブドウの滝・権現谷雄滝)



- GPS
- 16:00
- 距離
- 5.9km
- 登り
- 428m
- 下り
- 396m
天候 | ? |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
もちろん雰囲気だけで勝手に結論づけているので間違っているかもしれない
南丹市美山エコツーリズム推進協議会のレポートを見ると、民ヶ谷のある美山町江和地区にはブドウの滝という名は見られず、不動の滝と言う名の滝があることが記されている
単に山地図の記載間違いなのか?よく分からなくなってきた
これは途中の小滝
感想
ブドウの滝と言う名の滝があるらしいことはずいぶん前から知っていた。中学生の頃、昭文社発行の山と高原地図シリーズの「京都北山2」を見てその存在を知ったものだ。
まだその頃は紙製で250円(今はユポン製で1100円)だったその地図では唯一の滝の記号だった。名前にも興味を引かれ、いずれは行きたいと思っていた。
それが20数年の歳月を超えてやっと実現した。それも頼もしい京都の滝の達人Nさん隊長の全瀑連のツアーでであった。
山と高原地図では民ヶ谷本流の滝をブドウの滝としているが、先日Nさんが訪れた際に、本流にあった滝はそこそこの規模の滝ではあるが、どれもがブドウの滝として名前のある滝としてはしっくりこない、ということで再調査を兼ねての今回の滝ツアーである。
林道歩きのあと沢伝いに民ヶ谷をさかのぼり途中から右の支流に入る。ここでメンバーの紅一点Tさんをサポート中に転倒してしまった。わき腹を強打。
しばらくすると痛みは引き、無事に滝に到着できた。(後日肋骨にひびが入っていることが判明)
滝自体は小さいながら、下段は逆層の洗濯板のような岩をやさしく流れ落ちており、さらにそれに落ち葉が張り付き見事な自然の造形美を誇っていた。
しばらくメンバーは撮影に没頭し、昼食をとった後記念撮影をして滝を後にした。
この滝の方が本流の地図に記載のある滝よりも一つの滝としてまとまりがあり、非常に特徴的な姿からも、地図の位置まちがいで、これがブドウの滝ではないかという結論にいたる。もちろん雰囲気だけで勝手に結論づけているので間違っているかもしれないが。
ただこのブドウの滝という名称は果たして正しいのかという疑問が近年湧いてきた。
南丹市美山エコツーリズム推進協議会のレポートを見ると、民ヶ谷のある美山町江和地区にはブドウの滝という名は見られず、不動の滝と言う名の滝があることが記されている。単に山地図の記載間違いなのか?よく分からなくなってきた。
ブドウの滝のあと、雄滝を目指すことになった。ブドウの滝へのルートは踏み跡が有るか無しかの程度だったのと、こちらの方が谷は平坦だと推測されたことから楽勝かと思い、谷をさかのぼっていった。
しばらくは道もしっかりついており難なく通過できたが、いざ滝の直前まできたところからは全く道もなくなり、滑りやすい急斜面を登ることとなった。
いったん谷に降りたところからチラッと雄滝が顔を覗かすが、思ったより立派な堂々たる滝のようである。期待は膨らみ気持ちは焦るのだが、ここからはさらに急斜面を頼りない細い木の枝を掴んで登らなくてはならない。
Tさんをサポートしながら長い時間をかけてやっと全景の見える高台へ到着。
それは京都北山にこれほどの規模の立派な滝があったのかと唸らせるほどのもので、初めて見るその姿に鳥肌が立ってきた。
滝に降りていろんな角度から眺め撮影しているうちに時間の経つのを忘れ、ふと気が付くと日が暮れかけてきていた。
登り以上に下りに時間がかかることを思うとさっそく引き返す。HさんとTさんとで先に引き上げるが後の2人N隊長Bさんはまだ夢中で上の方まで登って行って撮影に没頭している。
慎重に斜面を下っていくうちに2人も追いつき、日が暮れる寸前に谷の入り口に引き返すことができたが、雌滝の調査には及ばなかったのが残念だった。
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