北杜市 甲府幕岩でクライミング

2020年10月14日(水) [日帰り]

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

群馬からは長野県佐久市経由で国道141号線から川上村に入り、信州峠（県境）を越えて山梨県に入る。
信州峠を下って、塩川ダムを経由し　“比志（樫山入口）”　を左折して樫山林道を行くのが最短である。

しかしながら、樫山林道は相当の悪路ゆえに普通車では通行が困難と思われる。
その場合は、比志からさらに須玉方面に走って　“岩下の十王”　という標識を左折し、岩下集落をぬけ、小森川林道を走行するのが良いだろう。
小森川林道は、舗装道路ではあるが、山道を岩下集落から20分くらい走る。　
いったん標高を下げて再度登り返すのだからご苦労なことだ。　
　

写真

10/16 17:33

ひとしきり山道を走って、写真の分岐が見えたら左折しダート道を2kmほど走れば甲府幕岩である。
カーブミラーの先に10台くらい停められるパーキングスペースがある。

10/16 17:33

豊饒の森は、南東を向いているので、広葉樹の葉が落ちる秋には午前中から日当たりが良い。

10/16 17:33

クラックは入門者でも登れる　“ナベちゃん 5.8”　と、上部の前傾部分が核心の　“ダーティクライマーズ 5.11b”

10/16 17:34

星はないが、登ってみるとなかなか面白い　“秘密の花園 5.10c”
長さもあり、小川山なら　“小川山物語”、 黒岩なら　“岳友会ルート”　 ってとこだろうか。

10/16 17:38

メルヘンランドは、下地がよく各エリアへのアクセスも良いので、ここでアップしていく人が多い。

10/16 17:33

メルヘンランドでは、何といっても “ジューンブライド 5.11b” と “HIVE 5.10a”　の壁が大人気。
下部のアプローチ部分（5.7）を共有して、右と左にルートが分かれるので、下部で短いクイックドローを使うと、上部でロープが大変重くなるので要注意。

10/16 17:39

森の散歩道は、踏み跡沿いに点々と岩場があり、ひとまとめのエリアではない。
その名の通り“散歩”しながら目的の岩場へ向かう。

こちらは、散歩道の真ん中あたりにある、ワンポイントムーブの　“深海の幻想 5.11a”　や　“WILD WOOD 5.10c”　などがある岩場。

10/16 17:40

山椒王国（右壁）の最右にある “トカゲ北上中 5.11b/c” は見るからに美しいカンテで、クライミング意欲をそそられること間違いないだろう。
私も触ってみたい〜！

10/16 17:40

山椒王国（左壁）のメインに陣取るのが　“スモーキーマウンテン 5.12c”　で幕岩で最も美しく長いルート。
ロープの掛かっているルートは　“レラ 5.12d”　と　“パストラル 5.12a”　の下部である。　う〜ん、どちらも難しそうだね〜💦

10/16 17:40

山椒王国（左壁）の右側にあるのが、幕岩の最高グレード　“風になれ 5.13a”　で、田中真一氏が、私の亡き夫へのメモリアルで開拓してくれたルートである。

10/16 17:40

山椒王国（左壁）の左側にある　“ブラッキー 5.11b”　も、まるで人工的に削ったような見事なカンテルート。
初登時はカンテの右側から取りついていたが、今は左側からも取りついているようだ。

10/16 17:40

この時季、山椒王国（左壁）の基部には、トリカブトが群生している。

感想

Sue-chan

台風がひとつ去るごとに秋が深まっていく。　
そして、紅葉シーズンはクライミング適期でもある。　

奥秩父の瑞牆山の南側に、通称、甲府幕岩　というロッククライミングの岩場がある。
甲府の冠が付いた名前であるが、行政区は山梨県北杜市である。
また、瑞牆山までは秩父多摩甲斐国立公園に属すが、このエリアは微妙に外れている。

甲府幕岩の岩質は凝灰岩で、ホールドは細かくて指の関節にくるが、フリクションは良い。
全体的に垂壁系独特のテクニカルなルートが多い。

陽当たりの良い岩場と言っても、甲府幕岩の標高は1300mなので、登れても11月いっぱいかな〜
また、12月には、この辺りの林道は閉鎖されるのでご注意あれ。



You can read my report in English. →　
https://hikingbird.exblog.jp/31784481/