小日向山1508P ドカ雪後の激ラッセル
- GPS
- 10:17
- 距離
- 5.9km
- 登り
- 690m
- 下り
- 681m
コースタイム
- 山行
- 9:54
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 10:14
天候 | 雪のち曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
記録的大雪の週末、どこへ行こうか悩むが雪が多くて雪崩の心配も少なそうな所として小日向山へ行くことにする。白馬へ向う道すがらも積雪は多い。安曇野から雪が降り出す。
午前4時におびなたの湯の少し先の除雪終了点から出発。二股の橋を渡ると道路が消えている。発電所の工事のようだ。登山者とスキーヤーのための迂回路が用意されていた。
発電所の先で道路に復帰しすぐ尾根に取りつく。導水管の脇を登ろうとしたが傾斜がきつく難しそう。近くに点検路があるそうだが見つけられなかった。仕方なくまだ埋まり切っていない薮をこぎながら登る。八方尾根から聞こえてくる圧雪車の動作音を聞きながら、200m高度を上げるのに2時間かかった。心理的にここが一番つらかった。
1000mを越えると明るくなりだし雪も増え導水管が終わって登りやすくなった。しかしラッセルは深く膝〜腰まで埋まるのでなかなか進まない。10時近くなってようやく周囲を見渡せる場所まで来た。まだ1400mだ。これでは山頂はどうやっても届かない。近くの1508Pに目標を変えて転進する。残り100mを切ったところでシールがはがれ出してきた。応急処置をしたがまたはがれる。もう残りわずかなので最後はそのまま登ってしまった。ただのポコだが一応ピークだ。駐車地点から700m登るのに7時間かかった。ガスで眺望も何もないが嬉しい。
記念撮影したあと滑走準備。シールをはがすために板を外すと足がズボっと埋まる。何とか這い出して板を履き、さあ出発。しかし激パウすぎてすぐ板が埋まってしまう。なるべく自分のトレースに忠実に沿って滑る。しかし途中の小さいポコで1か所登り返しを作ってしまっていた。左に巻くがこれが大変だった。滑るというよりほとんど歩いて通過する。途中で立木の小枝が何か所か折れているのに気付く。1年かそれ以上前に、ここを誰かが通ったのだろう。人間かどうかはわからないが考えることは同じなんだなと思う。
尾根に復旧しその後も重いパウダーに埋まりながら滑って導水管の近くまで戻ってきた。薮を避けて登りと違うルートで降り、県道まで無事に降りた。何とか柵を乗り越えて県道出ると、猿倉方面へのスキーのトレースがあった。あとは工事中の迂回路を戻って駐車地点に帰るだけ。10時間越えの行動中は誰にも会うことはなく、人の気配がしたのはこの県道のトレースと駐車地点を除雪車が通った跡だけ。
ひたすらラッセルしまくった1日だったが満足度は高かった。
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