芥見権現

2021年03月20日(土) [日帰り]

天候

晴れ時々曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

権現槍コースを登って、西岩コースを下った。

コース状況／危険箇所等

登り方にもよるが、基本はロッククライミングだから、それなりの覚悟が求められる。

写真

3/20 10:07

桜越しに芥見権現の東西岩稜。右を登って左を下りた。

3/20 10:12

踏みつけられさうな登山道にもタンポポ。

3/20 10:21

春の椿がこんなにも鮮やかだったとは。。

3/20 10:28

権現槍で訓練するクライマー。しばらく見学させてもらった。

3/20 10:28

たいそうなことは言えないが、岩登りの基本は自分の腕と脚だと思う。掴めそうな岩、体重を預けられさうな岩を探すことが重要だ。ロープはあくまでも補助にしか過ぎない。この方は初めからビレイヤーとロープに頼り切ってしまって、自分が宙に浮いている。
腰のじゃらじゃらとした装具は何の役にも立たないだらう。カッコウから始めるのは間違いではないだらうが、その前に「岩を登る」気構えだらうか。

3/20 10:33

3/20 10:34

権現槍。しばらくご無沙汰していた間に、ここにもハーケンが打込まれていた。天然記念物でも何でもない岩だから、許されるのかも知れないが、数十年来のファンにとっては、何やら痛々しい。

3/20 10:35

権現槍越しに眺めた百々ヶ峰。すっきり晴れていたなら、この先に小津権現とまだ白いものが残っている伊吹が見えるのだが。。

3/20 10:35

岩を登るには下を見ないことが鉄則。気分によっては足がすくんでしまって、肘や膝に力が入ってしまう。

3/20 10:47

ここにもハーケンが打たれているが、風化したチャートほど危なっかしいものはないと思うのだが。

3/20 11:15

頂上から眺めた金華山。

3/20 11:57

西岩コースを親爺は「ョッコラショ」と下る。

3/20 12:33

いつもの岩陰陽だまりで大休止。おにぎりと居眠りとハーモニカ。たいていのクライマーは権現槍だから、このコースはマー助ひとりの貸し切りとなる。
曲目は「the sound of silence」と「サボテンの花」

3/20 12:43

この椿を見ていたら、つげ義春の「紅い花」という作品が頭に浮かんできた。めったに漫画など読まないのだが、岩にもたれて吹き出る汗をタオルで拭いていたらなぜか、20年ぐらい前にこんな情景を読んだことがあったナ、と思い出されてきた。
あの作品の「紅い花」は牡丹だったやうな気がするのだが。。。そんなことはどうでも好いだらう。

3/20 12:52

一の岩まで帰ってきた。ここにもハーケンが。。
きょうは、ここまで。

撮影機器：

COOLPIX A10 ニコン

感想

maasuke1

きょうは彼岸だから、朝のうちに墓参りを済ませ、芥見権現へと向かった。

うき人よ彼岸参りの薄化粧　　　　　　　　（正岡子規）
尼の数珠を　犬もくわへし彼岸かな　　　　（飯田蛇笏）
花ちらほら　鳥も獣も彼岸かな　　　　　　（日野草城）
彼岸の雀よ　他界想はで他界せしは　　　　（中村草田男）
タンポポを一輪だけ残して墓掃除　　　　　（マー助）