Mount Agung, Bali : バリ島最高峰アグン山 (3,142m)...でもツアーは南峰の2,810mでした...
- GPS
- 32:12
- 距離
- 13.1km
- 登り
- 1,852m
- 下り
- 1,841m
コースタイム
23:00 ホテルにてピックアップ - 登山口へ
4/22(月)
01:40 登山口 (Pasar Agung Temple)にて準備などしながら - 01:54 Pasar Agung Templeでお祈りの後、出発 - 05:54 Mt. Agung南峰到着 (頂上でぼやぼやしながら日の出を待つ)- 06:20 日の出 - 06:41 下山開始 - 09:52 登山口 (Pasar Agung Temple)到着
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年04月の天気図 |
アクセス |
Bali Sunrise Trekking and Toursにツアー依頼: http://www.balisunrisetours.com/ ※このツアー会社は使わない方がいいかも... 往路:ホテルに車でピックアップ→登山口(Pasar Agung Temple)へ 帰路:登山口(Pasar Agung Temple)→昼食のためレストラン立寄→ホテルへ |
コース状況/ 危険箇所等 |
コースは一直線で間違うことは少ない。 浮き石が多いため、足元は常に注意した方がよい。 南峰直前は高度感のある直登。鎖などないため、カラダの保持に注意。 |
写真
感想
出張でバリ島(出張です、ホントです)に行ったついでに、バリ島最高峰のMr. Agungに登ってみる。
しかし実際に登ることができたのは、最高峰の3,142mではなく、南峰の2,810mでした。
今回はBali Sunrise Trekking and Tours
http://www.balisunrisetours.com/
という会社のツアーに申し込みましたが、正直、ここはやめておいた方がいいです。
理由は以下の3つ。
1. ガイドさんがガイドさんとして機能していない
2. 予定や約束がコロコロ変わる
3. 食事が(他のツアーで登ってきた人に比べて)見劣りする(悲)
特に、1のガイドさんがガイドさんとして機能していないという点は命に関わります。
まずガイドさんは自分のペースでどんどん先に進み、周りのペースを全く気にしない。
山や自然、文化や歴史について何も説明がない
しかも英語が通じません.....
また2の予定や約束がコロコロ変わる点も困ったものです。
ツアーの直前になってキャンセルの連絡があったため、2倍のお金を支払うことでツアー決行成立。
ところが当日になってみるとツアー客がもう一人追加になっており、
ピックアップの時間も突如変更になる始末。
(ま、ツアーの費用はもとの金額になりましたが)
3については食事の恨みなので、少々ハシタナイのですが、
頂上で一緒になった他のツアー客に振る舞われている朝食は
ナシゴレンなどのインドネシア伝統のごはん。ちゃんと手間がかかってる。
それに引き換え我々の食事は....スーパーで売っているパンが袋ごとそのままに....
ま、比較の問題ですので、食事を提供いただけるだけでもヨシとするべきなのでしょう。
と、ツアー会社の悪口だらけになってしまいました。
さて、気を取り直して、行動の記録に戻ります。
ま、ツアー出発まですったもんだありながらも、
予定より1時間30分遅れでホテルロビーより登山口目指して出発。
途中、急遽参加が決まったというオーストラリアから来た
Charlesさんという63歳のおっちゃんと合流。
(心の声)おいおい、おっちゃんやないけ。足をひっぱらんといてやー
(真実) すみません。すべては私の不徳のいたすところです。
足を引っ張ったのは私です。おっちゃんは、めっちゃ元気です。
え? パラシュート部隊の元軍人さん? Charlesさん、帰りにおごります。
車の中では案外眠ることができ、
1:40頃に登山口であるPasar Agung Templeに到着。
ガイドさんと一緒に神様(ヒンドゥー教)に祈りを捧げ、いざ出発!
ていうか、ちょっと待ってくださーい。
ガイドさーん、一人でスタスタ先に行かないでー
周りは真っ暗だしー
という声もむなしく、ガイドさんとの距離は広がるばかり。
ペース配分も乱れ、すぐに苦しくなる始末。
それでも休息のときに見上げた空に星々のきれいなこと。
小さな点々までくっきりと光が見え、心が癒されました。
南峰直下は鎖もなく、かなり高度感のある岩場。
登りはなんとかなりそうだけど、下りはイヤだなぁと不安が募る。
登るというよりも、這いつくばりながら少しずつ這い上がる。
そしてようやく、ミニチュアの寺院が目に飛び込んできた。
おっさん、やたー 頂上やー
オーストラリア人のCharlesからは相変わらず、
Mr. Japanと呼ばれながらコーヒーで祝杯をあげた。
すでに二組が頂上に着いており、写真を取り合っていた。
お”...彼らが食べている朝食は...
インドネシアの伝統料理、な、ナシゴレンでは?
一方、ぼくとCharlesおっさんの食べているのは、パン。
スーパーの袋に入ったパン...なんなのこの違い。
パン食べるか?ってガイドさんが、スーパーの袋から出してきて...
別のカナダ人カップルが食べているのは...フレンチトースト。
パンを加工しなきゃ、フレンチトーストになりません!
フレンチトーストを作ってくれるガイドさんがいる一方で
スーパーの袋に入ったパンを差し出すガイドさん...
完敗や、完敗や。完全に敗北したと書いて、完敗や。
ま、気を取り直してご来光を待つこと30分。
ちょっと風が強く、遮るものがない頂上での待機はかなり苦痛だった。
特に足元の防寒対策を怠ったため、膝が冷えて足がケイレン...
下山が急に不安になる。
へ、ヘリコプター出動か?と何度もヘリコプターが頭の中を旋回していた。
この日は少し雲があったものの、日が昇ってくるとロンボク島などの島々や、
登山口のPasar Agung Templeがくっきりと見えるようになった。
風に流されている雲の動きをみるだけでも美しい。
でも、もう寒いっす。
早く下山しましょう〜
あ、あっちがホントの頂上なのね。はい。わかりました。
というわけで、頂上のミニチュア寺院でお祈りを捧げた後、下山開始。
やっぱりヒキツル...
手の力だけで岩にしがみついて下山。
膝をマッサージしたり、だましだまし歩くとようやくウォームアップされてきたのか
足が動くようになった。
ごめんなさい。Charlesおっさん。
下山時も私が足をひっぱっています...
(正確には足をひっぱっている訳ではなく、私の足が勝手にひきつっているのではあるが)
だんだんと体も温まってきて、足取りも軽くなった。
ところが、ところが、おーい、ガイドさーん。
先にスタスタ行かないでーぇぇぇ...
と、下山時も何の説明もないまま、先頭を突っ走るガイドさんであった。
Mr. Agungは活火山。石もごろごろあり、浮き石も多い。
十分注意して足を運ばなければ、すぐに滑ってしまう。
少なくとも10回くらいは滑ったり、転んだりしながらなんとか登山口のPasar Agung Templeに到着。
Charlesおっさん、あんたは偉いよ。
下山後に昼食を一緒にとり、ビールをおごって差し上げました。
Ubudの棚田を見下ろしながら飲んだビールは最高〜っス。
最後まで、Mr. Japanだったけど.....
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する