寝屋川：鉢かづき姫伝説コース
bykin
cylnany
- GPS
- 02:36
- 距離
- 7.1km
- 登り
- 29m
- 下り
- 28m
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10:35 寝屋古墳 10:38---10:54 浄水場 ---11:17 打上川治水緑地 11:40---
12:06 寝屋川の起点 ---12:12 寝屋の街並み ---12:27 伝寝屋長者屋敷跡 12:29---
12:36 JR星田駅
| 天候 | 曇りのち雨 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2013年06月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
コースの概要は↓寝屋川市のWebサイト http://www.city.neyagawa.osaka.jp/index/soshiki/bunka/t-bunka_rekishi/t-2450.html |
写真
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いくら日照りが続いても涸れることはないと語り継がれている。
よく見たら単に描いてるだけじゃなく縁取りを彫り込んであった。
感想
大阪は昨日まで空梅雨続きで、ニュースによると一昨日なんかは豊中市で37.8度と日本一を記録していたというのに、今日に限って曇りのち雨の予報・・・なんでやねん。
それでも朝のうちは雨も降っていなかったので、12名が駅に集合。
最初に駅前広場の南側の資料館みたいな施設に立ち寄った後、歩き出す。
四辻から弘法井戸を経て、JR線を越えると寝屋川公園に着く。緑が多くてとても広い公園で、たくさんの花も咲いている。近所の人がうらやましい。
公園の奥に古墳があり、石室の中が覗けるようになっている。意外と奥行きがある。
説明版によると石室の大きさは北河内で最大らしい。どんな人が葬られているのやら。古代のロマンを感じるスポットだ。
公園の中の川（あんまり綺麗じゃない）沿いを進み、第二京阪をくぐると正面に何やらだだっ広い空き地が出現した。どうやら大阪市の浄水場らしいが低地部分は一面の砂場みたいになっている。専門家？のYさんによると、沈砂池ではないかとのこと。
浄水場を過ぎると、今度はゲートボール場がずらっと並んでいる緑地に出た。打上川治水緑地である。洪水のときに寝屋川と打上川の両河川の流量を調整するための空き地で、普段は公園として開放されているとのこと。寝屋川公園からここまで、広い公園が連続していることになる。近所の人がうらやましい（パート�供�
ここに来るまでに、どんどん空模様が怪しくなる一方なので、ちょっと早いが昼食とする。ちょうど緑地の奥のせせらぎ沿いに座れそうな石が並んでいるし。
弁当を食べ終えるころからやっぱり雨が降ってきた、最初は霧雨だったがすぐに本降りに。緑地で風がまともに吹くので小さな傘では濡れてしまう。
予定では緑地周辺の神社を3つ巡ることになっていたがパスして寝屋川沿いの緑道を進み、寝屋川の起点から寝屋のまちなみへ向かう。
鉢かづき姫が生まれた長者屋敷があったと伝えられる寝屋の街並みは完全ではないがよく保存されていて、いい雰囲気である。電柱と電線がなければもっといいのだが・・・
寝屋の街並みを抜け、再び第二京阪をくぐると鉄工所の塀一面に山根街道や寝屋の街並みの名所が描かれている。よく見るとただの絵じゃなく縁取りが彫り込まれている。手の込んだことをするものだと感心しつつ山根街道って何？という疑問がわく。（寝屋の入口にも山根街道と書かれた標柱が立っていた）
この疑問はその先にあった伝寝屋長者屋敷跡の説明版で氷解した。山根＝山の麓ということらしい。山の根っこってことやね。
田植え直後の田んぼが広がる中を進むと釣り池の遺跡？に出た。星田池という池らしいが釣り堀の施設（踏板とか）が池の上に残っているものの、腐りかけてる雰囲気で使えそうにない。儲からなかったのか？古い看板には「よく釣れる」と書いてあったが。
星田池のすぐ先はもうJR星田駅。まだ12時半・・・
結局昼食後はずっと雨だった。
打ち上げは大阪まで戻っていつもの高架下へ・・・
そんなに空腹でなくてもビールは飲めるもんだとわかりました(笑)
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「鉢かづき姫」のあらすじ 〜伝寝屋長者屋敷跡の寝屋川市の解説板より引用〜
その昔、河内国の寝屋に藤原実高という大長者が住んでいました。たいそう裕福で、人々から「寝屋長者」とよばれていましたが、ただひとつの悩みは子どもがないことでした。
それで毎日、大和国初瀬寺（長谷寺）の観音さまにお祈りしていましたが、お告げがあって、女の子が生まれました。姫は観音さまにあやかって「初瀬」と名付けられました。
初瀬姫はとても愛らしく、一家は幸せに暮らしていました。けれども姫が十四才のとき母親が病気で倒れ、観音さまのお告げどおりに、姫の頭に鉢をかぶせて息をひきとりました。
それから一年後、新しい母親は姫につらくあたり、ついには姫を殺そうとします。追手は逃げる姫の首を切ったつもりでしたが、実は打上の四ツ辻の地蔵さまが身代りになったのです。
家を追い出された姫は、淀川に身を投げましたが、鉢が浮いて、沈むことさえできません。そこへ山陰三位中将という公家が通りかかり、姫を助け自分の屋敷に連れて帰りました。中将には四人の息子がいましたが、四人目の宰相はまだ独身でした。
ある日、姫が宰相の湯殿番をしたとき、宰相は姫に優しく声をかけ、身の上をいろいろとたずね、姫も今までのことをすべて話しました。二人は愛し合うようになります。
しかし、周囲の者は反対し「嫁くらべ」をして姫を屋敷から追い出そうとします。姫はみずから屋敷を出ようとしますが、それをいさめるように、鉢が頭から落ちました。鉢のとれた姫の姿は、それは美しいものでした。そのうえ、鉢から牛車に積みきれないほどの宝物が出てきました。鉢はひらひらと蝶のように足元から舞い上がっていきました。
「嫁くらべ」にのぞんだ姫は、他のどの姫より美しく、姫のかなでる琴も見事でした。こうして中将をはじめ周囲の者も、二人の仲を許し、その後、皆が幸せに暮らしたということです。
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