八甲田山
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.1km
- 登り
- 710m
- 下り
- 708m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2005年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 酸ヶ湯温泉 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
毛帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
アイゼン
ピッケル
行動食
飲料
水筒(保温性)
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
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サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
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感想
4月30日 晴れ
モヤヒルズ0715-0750酸ヶ湯温泉(走行距離:20km)
酸ヶ湯温泉0815(1:10)0925 1,190m? 0935(45)1020大岳1030(15)1045大岳避難小屋1105(1:15)1215酸ヶ湯温泉(計3:25)
酸ヶ湯温泉1350-1700岩手県民の森(走行距離:180km)
05:05起床、途中何度か目覚めたが良く眠れた。少し風があるが、天気は快晴。
FD五目ご飯ができるのを待つ間、外でイスに座ってコーヒータイムを楽しんだ。
07:15モヤヒルズを後にしたが、バンガローには5〜6台の車が停まっていた。
モヤヒルズから酸ヶ湯温泉までは20km、35分で温泉に到着した。が、酸ヶ湯温泉前の駐車場は満車だった。早朝からこんなことになっているとは思いもよらず、路上駐車をしようとしていたら、 白いデリカの人が温泉から上がってきて、まだ仲間を待っているのだが、場所を空けてくれた。 話を聞いてみると、スキーで来ているそうだが、ゴールデンウィークの酸ヶ湯温泉はとても混むので、宿泊するには1年前から予約しないとダメらしい。彼らはもう来年分の予約をしたそうだ。う〜ん。
身支度を整え08:15に出発。登山口(900m)は温泉前の車道を少し行ったところのレクリエーションセンターの前だった。こちらには大きな駐車場があり、ガラガラだった。駐車場の雪の上にテントを張っているパーティーもいた。
トレースは少し急な谷筋を直登するようにつけられている。しっかりしたトレースがついており、「大岳環状コース」という標識もたくさんあって積雪期でも安心して登山出来そうだ。
快晴無風で谷間の急登は暑いくらいだったが、上部に行くにつれ風が出てきた。
仙人岱(せんにんたい)ヒュッテの手前で一旦夏道に出て傾斜が緩くなった。再度雪道に出て、仙人岱ヒュッテが見えた頃に雪原で穴を掘っている人が居たので、話を聞いた。水場を掘っているとのことだったが、 詳細は聞かなかった。正面の山が大岳かと思って聞いたら、それは小岳(こだけ)で、大岳は左手の山だった。
少し小岳寄りにズレてしまったが、山頂めざして直登すると、夏道にぶつかった。山頂直下の夏道には雪は無かった。
10:20八甲田の最高峰、大岳に登頂。68座目の百名山登頂だ。大岳山頂には雪は無かった。かなり広い平坦な山頂からは360度の大パノラマが楽しめるが、風が強いので10分ほどで下山開始。来た道を戻るのもつまらないので、大岳ヒュッテから毛無岱(けなしたい)を経由する一周コースで酸ヶ湯温泉に戻ることにした。
山頂を後にするとスキーを担いだ人が次々に登ってくる。ここも岩木山同様に春スキーの山のようだ。
山頂から15分ほどで大岳ヒュッテに到着。大岳ヒュッテは大きな爆裂火口のある井戸岳の裾にあり、ログハウスの 大きな避難小屋で、まだ新しくて内部もきれいだったが、多くの人でごった返していたので、外で休憩した。
見ていると八甲田ロープウェイで上がってきた人たちが続々とやってくる。小屋から少し下った所では、50人位のスキーヤーの集団に出会った。
このままトレースを辿るとロープウェイの掛かる田茂萢岳(たもやちだけ)に行ってしまうので、途中から左に折れるルートに気を付けて行くと、広い雪原に竹のポールがたくさん立っており、「宮様コース」という標識があった。
こちらに来るスキーヤーはほとんどいなかったが、たまたま2人のスキーヤーが通りかかったので聞くと、「宮様コース」は酸ヶ湯温泉に向かっているとのことで、一安心した。スキーヤーはかなり高齢に見えたので、 聞いてみると、82才とのこと。いやはやビックリだ。私も80過ぎまで元気に山に登っていたいものだ。
毛無岱は大きな湿原だが、雪が積もると広大な雪原になり、ガスったら迷いそうな地形だ。
山頂から1時間30分で酸ヶ湯温泉に到着。温泉手前の雪の大斜面の上から温泉の全景が見渡せるが、とても大きい立派な温泉だ。
酸ヶ湯温泉は地名というより温泉宿そのものを指しており、300年の歴史のある大きな1軒宿だ。普通の旅館と湯治宿とが一緒になっている。入浴料は\500と比較的安い。風呂は有名な「千人風呂」で、80坪の大きな風呂場に浴槽がいくつもある。 千人は大げさだが、とにかくでっかい。風呂は混浴で、脱衣場は別々だが、浴室は一緒になっている。
やはり女性の数は少ないが、比較的若い女性も何人か入っていた。
浴室内には洗い場はなく、温泉に浸かるだけの超シンプルな温泉で、湯治場らしい感じがした。小さな普通の浴室は別にあるようだが、今回は千人風呂に浸かるだけにした。温泉は酸性が強く、少しヒリヒリする。
入浴後、館内の食堂で名物「酸ヶ湯蕎麦」を食べた。蕎麦粉100%の蕎麦で歯ごたえ充分で旨かったが、やや冷やし過ぎのようだった。
13:50酸ヶ湯温泉を後にして、今夜の幕営地「岩手県民の森」に向かう。黒石ICから東北道を松尾八幡平ICまで走る。 松尾八幡平ICを降りた後、県民の森に行く前に松尾村で今夜の食材を調達しようと、駅まで行ってみたが、なんと無人駅で周りにもお店らしきものは無かった。岩手県民の森に電話して食料品店を聞いたら、松尾村の隣の西根町に大きな食品スーパーがあるとのこと。行ってみるといなげやくらいの結構大きな食品スーパー「ユニバース」があった。
スーパーで食材とビールを調達して県民の森へ。「森林ふれあい学習館」という県民の森の管理施設でキャンプの受付をした。着いたのは17:00で閉館寸前だったが、玄関は16:00に閉まっており、開けてもらって受付した。
県民の森キャンプ場は雑木林の中にある大きなキャンプ場で、サイトはすべてウッドデッキになっていて、車も最寄りまで乗り入れできる、とても良いキャンプ場だが、県営ということで、利用は無料だった。
青森同様にこの時期にキャンプする人は少ないようで、今夜は我々のみ。完全に貸し切りだ。ウッドデッキは充分に広く、コールマンの大きなテントも余裕で張ることが出来た。
設営を終えてくつろいでいると職員の人がやってきた。このあたりには大小様々な動物が出没するので、食料品を外に置かないように、とのことだった。熊も出るらしい!
こんなに良いキャンプ場なので夏場は混むだろうと聞いてみると、あまり知られていないらしく夏でも空いているらしい。しかし、来年からは民間委託にされるようなので、有料になるだろうとのこと。
炊事棟、トイレの照明が我々だけのために点灯された。スイッチやセンサー式ではなく、夜間は点灯しっぱなしで 少々もったいない。
今夜のメニューはおでん、刺身、サラダ、餃子、寿司と超豪華版。昨日にも増してキャンプらしからぬメニューで、食べ、かつ飲んで、借り切りの夜は更けていった。
明日は行動時間も移動距離も短いので、ゆっくりして21:45就寝。
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