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Yamareco

記録ID: 335465
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沢登り
丹沢

35m大滝で宙づりになる 丹沢セドノ沢右俣

2013年08月18日(日) [日帰り]
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コースタイム

8:50大倉-10:00戸沢出会(休憩・準備)-10:50セドノ沢出会-11:45 F4大滝
-12:55政次郎ノ頭(表尾根)-14:00塔ノ岳(ランチ休憩と回顧)-16:00大倉
天候 沢日和。(稜線上はガスぎみ)
過去天気図(気象庁) 2013年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
渋沢駅からバスで大倉バス停。(復路同様)
大倉から風の吊り橋を渡り、戸沢まで徒歩。
水無川本谷f1の滝通過後右手にセドノ沢入口。看板あり。
コース状況/
危険箇所等
セドノ沢右俣:山と渓谷社「東京起点沢登りルート120」によれば中級の沢。
特に35mの大滝がハイライトである。
メジャーであるが登攀的な滝が多く安易な気持ちで入渓するのは控えてほしいとある。
(私の経験値で単独なんてもってのほかでしょう)
独学単独で3年目(沢経験は7.8回ほど。当然沢屋ではありません)の感想。
同じ中級の小川谷廊下と比べ、滝の登攀は数段難しく感じた。
特に宙づりになった35m大滝のトラバースはルートを誤ると大変危険である。
どんな沢でも言えるが、難しいと感じた時点で経験不足。
レベルを落として、経験値を増やすべきか。

ルート図はガイドブックなどを参考にしてください。GPSは持っていませんので。
注:セドノ沢右俣大滝はガイドブックにはF6となっていますが、実際はF4が正しいです。
これはルート図を水無本谷から説明するために分かりやすくしたようです。
しかし、私は混乱し、これで大滝のルートを誤りました。
今日も良い天気だし。
2013年08月18日 21:16撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
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8/18 21:16
今日も良い天気だし。
戸沢まで徒歩だし。
2013年08月18日 21:16撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
8/18 21:16
戸沢まで徒歩だし。
背中もう汗びっしょりだし。
2013年08月18日 09:57撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
8/18 9:57
背中もう汗びっしょりだし。
さて、セドノ沢は水無川本谷から入る。
2013年08月18日 21:16撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
8/18 21:16
さて、セドノ沢は水無川本谷から入る。
堰堤のアブミ。補強されている。
2013年08月18日 21:16撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
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8/18 21:16
堰堤のアブミ。補強されている。
3年前まで丹沢のどこに沢があるのって本当に思っていた。
2013年08月18日 21:16撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
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8/18 21:16
3年前まで丹沢のどこに沢があるのって本当に思っていた。
丹沢と言えば沢登り。かつてそう言われていたんです。
2013年08月18日 10:35撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
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8/18 10:35
丹沢と言えば沢登り。かつてそう言われていたんです。
最近、登山ブームでまた人気出てきたのかな。
2013年08月18日 21:17撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
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8/18 21:17
最近、登山ブームでまた人気出てきたのかな。
でも簡単に来れるのはここまでです。水無本谷F1。
2013年08月18日 10:43撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
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8/18 10:43
でも簡単に来れるのはここまでです。水無本谷F1。
登りきったら右にセドノ沢の門。初めて水無本谷に来た時から気になっていた。
2013年08月18日 10:47撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
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8/18 10:47
登りきったら右にセドノ沢の門。初めて水無本谷に来た時から気になっていた。
さすが2級。いきなりなんやら滝がいやらしい。右俣f1かな。
2013年08月18日 21:17撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
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8/18 21:17
さすが2級。いきなりなんやら滝がいやらしい。右俣f1かな。
水量は普通か。水も小川谷より冷たくない。
2013年08月18日 21:17撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
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8/18 21:17
水量は普通か。水も小川谷より冷たくない。
二俣。こちらは左俣。
2013年08月18日 21:17撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
8/18 21:17
二俣。こちらは左俣。
今日は右俣へ行きます。
2013年08月18日 21:17撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
8/18 21:17
今日は右俣へ行きます。
小川谷がモデル系美女であるのに対しこちらはやんちゃな中学生という感じ。
2013年08月18日 21:17撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
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8/18 21:17
小川谷がモデル系美女であるのに対しこちらはやんちゃな中学生という感じ。
やんちゃです。ボルダリングも中級からなかなか上達しない俺。難しい。水流左から。
2013年08月18日 21:17撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
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8/18 21:17
やんちゃです。ボルダリングも中級からなかなか上達しない俺。難しい。水流左から。
写真の見た目以上に難しいです。
2013年08月18日 11:10撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
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8/18 11:10
写真の見た目以上に難しいです。
倒木で荒れ気味。残念。でもそれを手がかりにしたりして。
2013年08月18日 11:24撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
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8/18 11:24
倒木で荒れ気味。残念。でもそれを手がかりにしたりして。
イワギボウシが咲いていた。涼しげな色。
2013年08月18日 21:17撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
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8/18 21:17
イワギボウシが咲いていた。涼しげな色。
これか35m大滝。滝と言うより岩壁だ。
2013年08月18日 21:17撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
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8/18 21:17
これか35m大滝。滝と言うより岩壁だ。
始めから垂直の岩登り。10m登るとテラスが。残置多数。
2013年08月18日 21:17撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
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8/18 21:17
始めから垂直の岩登り。10m登るとテラスが。残置多数。
古そうな残置支点も。正しいルートはこの裏側へ左に巻き気味に登るのが正しい。だが、気がついたときには水流を直登しかけていた。
2013年08月18日 21:17撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
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8/18 21:17
古そうな残置支点も。正しいルートはこの裏側へ左に巻き気味に登るのが正しい。だが、気がついたときには水流を直登しかけていた。
スリングに手を伸ばしヌンチャクで確保。左足を伸ばしトラバースしようとした時だった。
2013年08月18日 21:17撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
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スリングに手を伸ばしヌンチャクで確保。左足を伸ばしトラバースしようとした時だった。
一瞬の出来事だった。ただ生きていることに感謝した。
2013年08月18日 21:17撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
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8/18 21:17
一瞬の出来事だった。ただ生きていることに感謝した。
詰めた先は政次郎の頭から塔ノ岳に20mほど寄ったところだった。ここで装備を沢から山装備に。
2013年08月18日 21:17撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
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8/18 21:17
詰めた先は政次郎の頭から塔ノ岳に20mほど寄ったところだった。ここで装備を沢から山装備に。
塔ノ岳まで歩こうか。沢屋さんならここで下山するのでしょうけど。
2013年08月18日 13:16撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
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8/18 13:16
塔ノ岳まで歩こうか。沢屋さんならここで下山するのでしょうけど。
俺、花屋ですから。シモツケ。
2013年08月18日 21:17撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
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8/18 21:17
俺、花屋ですから。シモツケ。
ヤマオダマキ。花を見て気持ちを落ちつけようとしたのかもしれない。
2013年08月18日 21:17撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
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8/18 21:17
ヤマオダマキ。花を見て気持ちを落ちつけようとしたのかもしれない。
変わらない塔ノ岳山頂。
2013年08月18日 21:17撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
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8/18 21:17
変わらない塔ノ岳山頂。
ガスの流れを楽しむ。
2013年08月18日 14:01撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
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8/18 14:01
ガスの流れを楽しむ。
隠れたり。
2013年08月18日 14:01撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
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8/18 14:01
隠れたり。
出たり。
2013年08月18日 14:02撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
8/18 14:02
出たり。
夏の山ですね。
2013年08月18日 14:14撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
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8/18 14:14
夏の山ですね。
さっき岩壁に宙づりになったのに、もう気持ちが和んでいるのが不思議というかおバカというか。
2013年08月18日 14:14撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
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8/18 14:14
さっき岩壁に宙づりになったのに、もう気持ちが和んでいるのが不思議というかおバカというか。
なあ、バンビ。俺、間違っているのかな。でも、たぶん、止めない。今やっていること全部。
2013年08月18日 21:17撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
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8/18 21:17
なあ、バンビ。俺、間違っているのかな。でも、たぶん、止めない。今やっていること全部。
毒草で鹿喰わないから群生する。マルバダケブキ。
2013年08月18日 14:36撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
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8/18 14:36
毒草で鹿喰わないから群生する。マルバダケブキ。
カキ氷食べたいよー。
2013年08月18日 14:38撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
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8/18 14:38
カキ氷食べたいよー。
キツネノカミソリ。ヒガンバナの仲間です。
2013年08月18日 15:42撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
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8/18 15:42
キツネノカミソリ。ヒガンバナの仲間です。
ということはこれも毒草か。きれいな花には毒がある?
2013年08月18日 15:45撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
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8/18 15:45
ということはこれも毒草か。きれいな花には毒がある?
ヤブラン。でもユリ科です。
2013年08月18日 21:17撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
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8/18 21:17
ヤブラン。でもユリ科です。
今日のこと、ヤマレコに記録しよう。
2013年08月18日 15:47撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
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8/18 15:47
今日のこと、ヤマレコに記録しよう。
撮影機器:

感想

スローモーションではなく一瞬だった。

気がついたら35m大滝の落ち口33m付近の岩壁に宙づりになっていた。
直前に残置スリングに確保を取っていなかったら。
運が良ければ、両足骨折で済んだか。運が悪かったら・・・。

大滝はテラスから左側にルートを取り、乾いた岩場を登るのが正しい。
気がついたら水流を直登気味に上っており、
目の前にあるスリングに手を伸ばした。
左側のルートにトラバースしようにも手掛かり、足掛かりが乏しい。
今、左足つま先で立っている岩は濡れていて良く滑る。
今、手をかけているホールドも指数本かかっている程度。

パニックになりそうな気持ちを抑え、左足を奥の足場にかけようとした瞬間。
落ちた。

「うっ」と小さな声で呟いたのを覚えている。
ハーネスがギュッと持ちあがる。早く這いあがらないと。
命を救ってくれたスリングを掴み、身体を起こす。
岩壁のトラバースは止め、そのままハングした岩の下を四つん這いで這い上がる。
欲しいところに残置があった。
そこからやや強引に立ち木の裏へまわりこむ。
フィックスロープが垂れ下がり、明瞭な踏み跡が上へ上へと続いていた。

やや長い詰めを最後は草を掴んで這いあがると、表尾根に出た。
沢靴を脱ぎ、カラビナ、ヌンチャクを外す。
時間的余裕があれば塔ノ岳まで行くことは決めていた。行こう。
今考えれば、気持ちを落ちつけたかったのかもしれなかった。

「こんにちはー」「こんにちはー」
子供を励ましなら登る父親やかわいい山ガールが爽やかに声をかけてくれた。
そうか、今日は日曜日だったか。と今、初めて気がついた。

バスを待つ間の下界の日差しは痛いくらいに暑かった。



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コメント

makasioさん!!!
お願いだから、沢登の単独は、止めてください。

尊仏山荘で「単独で背戸の沢右俣」何て言ったら、どやされてますょ。

大滝の左のルートも、濡れるとスメアリングが効きにくく、たいへん危険です。
沢登教室で行ったことがありますが、3人に一人は、ザイルで引っ張り上げてもらってました。
2013/8/19 7:09
ご無事で何より
makasioさん こんにちは。

大変だったですね。ご無事で何よりでした。
前回の小川谷の時にも書かせていただきましたが
ワンゲル同期が沢で遭難した事を思い出しました。

止めてもまた行ってしまうでしょうけどとにかく
気をつけて。
2013/8/19 7:55
あー!
もー、ほらぁー!(;´Д`A
あー、ご無事で何より(>人<;)
ケガはしてないかな?

次のあそこで、「本気」の誘惑に負けて無理するのはあかんよ!って、思し召しだったんかもよ!

登山ブームでも、昔ほど沢をやる人はいないんだよね〜と、山ちゃん(mkasioさんも知ってたあの先生ね)申してました。
2013/8/19 7:59
バンビへの言葉で、、、
・゜・(つД`)・゜・

あー、またいきなり涙。
すごく共感。
私もそう思う。

でも、makasio さん
お互いに気をつけようね。
お大事に!
2013/8/19 10:31
命は大切に
セドの右は5級沢でリーダーする大ベテランでも単独では入渓しないですよ
2013/8/19 15:25
無謀では?
沢経験7,8回でいきなり単独でセド右、しかも大滝を巻かないというのは何故?
あの大滝、テラスがあるのでパートナーに確保してもらっていても落ちるとただではすまない場所です。

このままだとかなりヤバイ気がしますよ

沢登りは自己流だといつか痛い目に遭うと思います〜

未熟な私が偉そうに済みませんでした
2013/8/19 19:36
ゲスト
こんにちわ。
水流沿いのルートはヌメリあってかなり悪そうですね。
僕は4月にソロで登りましたが左のルートでもあら、こんな立ってたっけと思いました。
下から見るより立ってますね。
僕もソロで危ない目にあったことはありますがソロではやはり登攀テクニックよりRF力が問われますね。
2013/8/19 19:36
jpさん、無謀でした。
いつも御心配おかけしております。
前回の小川谷が余裕を持って終了できたことに、
調子に乗り、こちらも単独でできるのではないかと
思った次第です。単純でした。

もう、登攀的な沢登りを単独ですることはありません。
沢登りというのがどういうことかやっと分かりました。

こんなことを繰り返していては、ダメですね。
今日、来週命日を迎える親父に謝ってきました。
lonさんこれ見たら、怒るでしょうね。
見つかりませんように。
何故かlonさんに嫌われたくないmakasioです。
2013/8/19 23:48
yuzuさんごめんなさい。
忠告してくれたのに、こんなことになりました。
公開したのは、
自分のみたいな人間がいるかもしれない。(いないか)
なにかの抑制になればと。
そして何か言われないと俺、また行ってしまう。
このような沢登りはもうしません。

先ほど、親父の仏前に誓ってきました。

今、南アを楽しまれているタカさんにこれ以上、
心配させたくないです。
2013/8/19 23:56
taeさん。無傷です。
心配させてすみません。
俺、こんなんばっかですね。
もう、独学単独にこだわるのはやめました。
taeさんみたいにガイドさんとやるのも良いですね。

ヤマレコで俺に沢を教えてくれる人いないだろうか。
俺、沢を止める気はありません。
でも単独で登攀的な沢にはもう行かないでしょう。

俺はただのお花男子ですからね。
2013/8/20 0:00
sionさん。また泣いてる。
温かいコメントありがとうございます。
でもやっぱり、俺、このまま行ったらやばい。

沢登りって単独ではできないスポーツなんです。
クライミングと同じでフォローする人が必要。
それを経験の浅い人間が単独でやってしまってこうなった。
そういうことなんです。
数年前まで山野草の調査と撮影で満足できたのに、
いつから俺はこんな人間になってしまったのでしょう。
これをきっかけに軌道修正します。
2013/8/20 0:07
yasuo12さん、はじめまして。
コメントありがとうございます。

私、沢のこと、なにも分かっていませんでした。
小川谷ができたからじゃあ次、これ。
そんな単純な気持ちでした。

あの大滝があんなに難しいとは思っていませんでした。
このまま沢を続けるなら、キチンと指導を受け、
ガイドさんにお願いしようかと思います。
2013/8/20 0:13
bunacoさん。はじめまして。
コメントありがとうございます。
100%無謀だと思います。
もう、このような単独の沢登りをすることはないでしょう。
お蔵入りし、無かったことにしようと思いましたが。
ヤマレコにはしたこと全てを書くと決めているので、
公開しました。
沢をやられている方の率直な感想もありがたいです。
私は、沢をやっている「つもり」でした。
ガイドさんや勉強できる場所を探したいと思います。
2013/8/20 0:20
tetuRD5さん、はじめまして。
コメントありがとうございます。
小川谷ができたから、次という気持ちで入渓しました。
恐ろしいことだと思います。
やる前は、でもなんとかできるだろうという気持ちでした。
大滝があんなに難しいとは。
水流沿いの岩はそうです。滑っていて滑る滑る。
私が滑った岩も滑っていました。
落ちても、平常心を保てたため這いあがれましたが。
こんなことはもうするわけにはいかないと思いました。
単独で登攀的な沢登りする力はありません。
tetuRD5さんのような方に教わりたいと思います。
2013/8/20 0:28
これから。
makasioさん、

何度もすみません
makacioさんの、真摯に反省される返信を読ませていただき、まっすぐな素直さに感動いたしました!

今後沢を続けていく道を模索されているようですが、確かに最初はガイドや沢登り教室も良いと思います。
ここで自分では行けない沢に連れて行ってもらったり、沢登の初歩を学ぶのも意味のあることと思います。

私も最初は沢の第一人者が主宰する沢登り教室の門を叩き、それから沢主体の山岳会に入会しました。

しかし、沢の醍醐味は何と言っても自分が主体的に判断することにありますので、ガイドや教室では最初は良くても、いつまでも連れて行ってもらう山行を脱することはできません。
一番重要な、そして楽しい部分をお金を払ってゆだねてしまうことになります。

本格的に沢をやりたいなら、ご自身で沢主体の山岳会の門を叩くことをおすすめします。

沢登りは非常に危険です。

夏に数回しか沢に行かないオールラウンドの会や、ネットで仲間を募って都度山行するスタイルや、個人の経験者のみに技術を教わる沢登りは、沢特有の技術の蓄積が見られなかったり、セルフレスキュー体制が整っていなかったりと問題が多く見られます。

長年沢をやってきた最後にこういうスタイルで沢に行くのはアリかもしれませんが、経験の少ない方はキチンとした沢専門の会に入ったほうが安全だと思います。

選ぶポイントは、集会に通える近いところに拠点があり、沢の志向や会の雰囲気が自分と合っていること。
キチンとしたセルフレスキューや渡渉訓練などを毎年欠かさないこと。
がまずは第一かな?

沢登りの難しさは、決して滝登りだけではありません。
難しい登攀もパーティーに登れる人間が一人居ればなんとかなってしまうことも多いし。
登攀、水の対処…などと言った個々の要素ももちろん重要ですが、沢で一番重要なのはなんと言っても「総合力」です!

総合力は、天候判断その他様々な要素に対処して安全に帰ってくる力、体力や個々の技術をどう発揮させるかと言うような脳ミソ、一番重要な心臓部分です。

ところがこれは一朝一夕には養成されません
様々な経験を重ね、場数を踏んで徐々に身に付いていくものです。
これは仕方ないですね

丹沢は古くから足慣らしや滝登りのトレーニング、寒い時期の沢登りなど東京近郊の良きゲレンデとして親しまれてきました。(もちろんゲレンデにとどまらない沢もあると思いますが。)

丹沢にとどまらず視野を広げて色々なタイプの沢、人跡まれな奥深い雪国の沢、大いなる大自然の中にどっぷり浸かる沢、ゴルジュの沢…などなど場数を踏んで立派な沢屋になってください

余談ですが、私も足慣らしや維持のために単独でごく易しい沢登りをすることは良くあります。
そういう場合には、自分のMAXよりも数段易しい確実に帰ってこれると思われる沢を選んでいます。

グレーディングはほとんどあてになりませんが、一般的に日帰りで2級あれば泊まりに換算すると3,4級くらいにはなると思います。
初心者が単独で行くレベルではありません。

また、東京近郊の沢と雪国の沢などでは同じグレードがついていたとしても、リスクは全く異なってきます。

沢選びはよく情報を集め、石橋を叩いても渡らないくらい慎重のうえにも慎重になさってくださいね!

長々と大変失礼しました〜
2013/8/20 7:40
取りあえず、沢登教室かな。
神奈川県 山岳スポーツセンター
http://www.kanagawa-gakuren.gr.jp/index.php?option=com_content&view=article&id=167&Itemid=86

神岳連主催の沢登教室が、いいかもです。

講師は、指導者資格を持った方で、神奈川岳連の名だたる山岳会のメンバーでもあります。
私たちは、沢登はこの教室に限ると決めてます(夫婦ではいかない)。
meta_bomanさんも最初はこの教室からスタートしてましたね。
2013/8/20 8:03
ドンマイ!
お疲れ様です

好きな事を好きなだけやりなされ!

自分が納得しなければ、周りがなに言ってもアレだしね

最初から何でも上手くできる人間なんて居ないんだから、頑張りや〜

ってな感じで多くは語りません

骨は拾ってあげるから、これからも自分に正直に生きて下され!
2013/8/20 21:28
あらあ?
どうも返信に違和感あると思ったら…。

若いうちにやりたいことはやりなさい。
徹底的にちゃんとやりなさい。
中途半端だったらアッチさんみたく骨は拾わんぞ

カズを愛する人たちを悲しませない責任があります。

ま、無事だったのはちゃんとしてたからだと思うけど
2013/8/20 23:59
命あってよかったですね
秦野市遭対協のkamogと申します。

猛省していらっしゃるようなのでくどくは申しませんが
月日が経つとまた同じ轍を踏んで亡くなられる方を多く見ています。

皆さんがお書きになっているように
沢登りは総合格闘技ですし
市販の書籍のグレードなどまったくもって関係ありません。
そもそも小川谷廊下が2級というのはおかしくて
せいぜい1級上といったところでしょう。
それに比べセドノ右俣は2級上としてもよいと思います。
市販の書籍に掲載されているグレーディングというのは
単にその時の条件で感じたあくまで主観的なもので
ルートガイドではなく「記録」としてとらえてください。
沢は水の支配する生き物で、山の保水量、岩質、植生、
降水量(累積)で水量も著しく変化し、当然水量が多ければ
グレードもグーンと難しくなります。
滝の直登、高巻き、渓を視る力、泳ぎ、雪渓処理、
藪漕ぎ、ルートファインディング、クライムダウン、
ギアの使用方法、より安全なロープワーク、体力
など長い年月をかけて醸造されていくものです。

私も学生時代から山を始め、北アルプスの岩稜帯を
何百回も登り、
フリークライミングも何百回も通い(もちろん外岩です)グレードを上げ
沢も何百回も行って、ようやく「ここ登ったらヤバイ!」
というリスク意識を掴めました。

沢登りに強いパーティは、クライミング力、藪漕ぎの中でのルートファイディング力、泳力、気象判断力など
それぞれに長けた人が揃ったときは滅茶すごいです。
ソロはそれらをすべて一人で請け負わなければ、いつか死にます。
私の知り合い、友人も今まで結構亡くなっています。
一瞬の隙も自然は許してくれませんからね。

お互い今後気を付けましょう。
2013/8/21 1:23
bunacoさん。ありがとうございます。
何度も読み返しました。ありがとうございます。

私はもともと山野草や原生林の景観に魅せられ、
山が好きなり、花を探すために山を歩いていました。
ところが、山を知り、その魅力にハマるにつれ、
自分のできる範囲を越えギリギリまで山をやりたいと
思うようになっていきました。
今回のことが自分を振り返るきっかけに
「しなければなりません」。とうのは、
kamogさんがおっしゃるように、月日がたつと、
人間はまた同じことをしようとするからです。
子供のころから沈着冷静と人に言われてきましたが、
(実はそうではないのですけど)
山のことになるとことにそれを見失うことが多いのです。
これが山の魔力なのでしょうか。
私のような人間に沢屋さんからの温かなコメント。
とてもうれしかったです。
山が好きなことは一生変わりません。
田部重治さんのあの言葉。
私も大好きな文章のひとつです。
2013/8/21 4:05
jpさん、ありがとうございます。
すぐに検索しました。

これなら私も参加できそうです。
もしかしたら、今回でjpさんに愛想を尽かされるかも、
と思っていました。マジで。
やっと目が覚めました。

ヤマレコやってて良かった。
2013/8/21 4:08
アッチ、ありがとう。
本当にアッチ、弩変態なのに、優しい奴だねえ。
ありがとう。

アッチも甲武信の東沢で落ちたと言っていたよね。
だから沢の危険は知っていると思う。
俺も始めて一人で行った丹沢のマスキ嵐沢で、
すぐに行き詰ったことを今でも忘れない。
それでも止めてたまるかと思ったのは、
俺が意地っ張りでもあり、おバカだからです。

でも、今回はちょっと違う。
「こんなことをもうしてはならない」と思ったから、
レコを当日に書いて公開した。当日に書いたのは初。
でもさ、しょげていません。
骨には簡単にはならないよーだ。
2013/8/21 4:19
タカさん。ちゃんとやります。
南アルプス、お疲れさまでした。
もう、コメントは明日でいいよ。
少し、休んでください。たった今、帰ってきたんでしょ?
妙子さんの足をマッサージしてあげてください。
沢登りに関して今思っていることはこの通りです。
これからこのような沢を続けるなら、山岳会や
ガイド講習を利用します。
山で「あ、死んだ」と思ったのは初めてです。
反省と感謝を込め、昨日親父のところへ手を合わせに行きました。
こんな気持ちになったのも初めてです。
骨には簡単にはなりません。なったら、悲しいでしょ?
2013/8/21 4:30
kamogさん。コメントありがとうございます。
私のようなものにコメントありがとうございます。
今回、最も反省しているのは、
危険を分かっていて行ってしまったということです。
ただ、小川谷と同じレベルと思っていました。
ところが入ったときからもう違うことが分かりました。
そこで引き返すことが正しい判断だったのです。
一般的な登山のように沢は進んでしまえば、
今の自分では戻ることも簡単なことではありません。

今回のレコ、一瞥されて終わりだと思っていましたが、
たくさんの方からコメントを頂きました。
何度も読み返し、今後の登山の糧としたいと思っています。
私、何があったとしても山を止めることなどできないのですから。
kamogさん直々のコメント一瞬背筋が凍りつきましたが、
温かなコメント、大変うれしく思いました。
ありがとうございました。
2013/8/21 4:46
生きてるだけでぼろ儲け
makasioさん こんにちは

やばかったですね〜。。スリングで確保、良かったです。

私も若くやんちゃなころ、バイクで3回ほど死神見ました。
どうして助かったのか。。きっと親父が守ってくれてんだな〜
親父!サンキュー!!なんて思いましたよ。
makasioさんも親父が守ってくれたのかもしれませんね!

今は 生きてるだけでぼろ儲け〜  なんて思ってます(^^;)

反省を忘れず、経験を力に変えて、また次行きましょ〜
makasioさんらしく
2013/8/21 16:38
houraiさん、ありがとう。
また、親父に助けてもらったのかな。

でももう次はないというきもちでやります。

死んだ人を当てにするのもね〜。
ほうらいさん やんちゃだったんですね 。

友人は山をやめろと言いますが、俺はそのつもりはありません♪
お互い気をつけていきましょうね。
2013/8/22 0:00
立派な滝ですね!
見てみたい!

宙吊り体験、なかなかできないですね(笑)
(笑い事じゃないですが…)
ご無事でなにより。
でもそこでスリングを使うか使わないかが判断だったりしますよね

バリエーションだと、本来難しくないでも
(今回のところはもともとレベルが高そうですが)
一歩間違うとほんとに危ない箇所っていっぱいありますよね。
先日の涸沢は実は奥又白の方がやばくって
私も、やばい、このままだと足元が崩れて落ちる!って
必死でスリング確保した箇所などありました。

ソロはやめましょなんて言いませんが、お互い気を付けましょうね〜

そうそう、キツネノカミソリがいっぱいさいてますね!
しばらく見ていないのでうれしくなりました
2013/8/22 8:35
ゲスト
makasioさん はじめまして
今回は無傷で本当によかったですね。そして、すごく勉強になりましたね。

自分も沢一年生です。
bunacoさん kamogさんをはじめとして沢屋さんのアドバイスは自分にとってもほんとうにためになりました。

レコをあげてくだったこと心より感謝いたします。
自分も肝に銘じて沢を楽しみたいと思います。

お互いに安全にレコを通じて沢の魅力を皆さんにお伝えできればいいですね。

makasioさんすみません。この場をお借りしてレコにコメントくださっている沢屋のみなさん、ほんとうにありがとうございました。本当にためになりました。
2013/8/22 22:20
tamaoさん。やばかった。
ヌンチャクで残置スリングに確保していたけど、
もし、その残置も古いものだったりしたら、
落ちてたかもしれない。
ちゃんと習わなくっちゃ、って思いつつも、
中途半端な気持ちでやっていたからこうなった。
沢は改めて危険なスポーツだと改めて分かったよ。

奥又白の池。実は昨日、行ってきました。
今日は北穂東綾の予定だったけど、
雨で即中止を決め、帰ってきました。
難しかった。良くtamaちゃん行ったなあと思ったよ。
危ないと思ったとこあった、あった。
ソロでガチ登山。同じスタイル。お互い気をつけようね。
キツネノカミソリ、良く咲いていました。
2013/8/24 2:45
meta_bomanさん。こんにちは。
沢のレコ、何度か拝見していました。
頑張っていますね。
今回のレコ、自分がこの経験を忘れないように。
また、同じことを繰り返さないように記録しました。
まさか「本当の」沢屋さんから、
このような親切なアドバイスが頂けるとは
思ってもいませんでした。
今回のこと、いろいろ考えました。でも。
こんなに素晴らしい沢も山も俺は止めることなんてできない。
だったら、キチンとやろう。
キチンと人の声に耳を傾けようと思いました。
お互い、気を付けてやりましょうね。
そしてヤマレコって本当に良いですね。
2013/8/24 2:56
大変だったようですね。
makasioさん、大事なレコ1個飛ばしていました
北穂東稜にコメントして、そういえば 昨日のコメントを・・・。
なんて昨日の丹沢系の記事に行って、初めて気が付きました

大変だったようですね。
山やっているといろんなことがありますよ
僕も、mmgさんやacchiさんの

若いうちにやりたいことはやりなさい。
徹底的にちゃんとやりなさい。
中途半端だったらアッチさんみたく骨は拾わんぞ
            に尽きると思います。

やりたいことを一生懸命やる。中途半端にやるならやらないような人生を送りたいなぁ 〜。
これも経験。
今回の経験を今後の山行に活かしてくださいね。(@^^)/~~~
2013/9/4 6:00
シュンさん。も。
mmgさんもアッチ、シュンさんも。
一緒に歩いた人は同じことを言ってる。
俺に止めなさいと言っても無理だということを、
よくご存じですね。笑

この経験を忘れて、同じことを繰り返せば、
沢やさんや他の方達を裏切ることになります。

やるなら、ちゃんとやります。
でも沢はちょっとお休みかな。自粛します。

ありがとうございます。
2013/9/6 2:36
初めまして〜同じところで・・・
まだ、岩始めて間もない頃、私もここで足を滑らせて落っこちました。確か2段目の水流の左側登っている時。水に濡れるのが嫌で、変な動きしてたらツルッ〜ダ〜ンと転落。確保していたので特に問題はなかったものの、落ちる気配はなかったのに、いきなり足をすくわれた感じでした。あれ以来、濡れているところは非常に嫌いになり、沢登りは基本的にやめて壁の方に専念しました。別に落ちたからとて、やめることはありません。次は、落ちないように練習するか、落ちても良いように用意するだけのことです。
ただ、危険の臭いは嗅ぎ分けなければなりません。限界を何回も超えていると、いずれはお亡くなりとなります。(そう言っている自分も危ないが・・・)

ザイルパートナーが見つかると良いですね。
無理しない範囲で無理してください。
2013/9/21 23:55
misuzuさん、初めまして。
コメントありがとうございます。そうでしたか。
2段目の水流左側。そう、そう。まさにそこです。
正規?のルートでは水流ではなく、
左側の急斜面を行くようで、そこへトラバース
しかけたときでした。岩もぬめっていて、
とても危険な状況でした。
到底ソロ(沢友がいないからです)で沢をやる力もないのに、
行ってしまったことに反省しています。
沢や壁に強い憧れがあります。
勉強できるところを探してみます。
プロフ写真のワンコ、かわいいですね。
この写真に惹かれて何度か拝見していました。

無理しない範囲で無理します。笑、読み間違えたかと思った。
私の基本姿勢です。それ。
2013/9/22 9:47
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