幌尻山荘


- GPS
- --:--
- 距離
- 5.4km
- 登り
- 200m
- 下り
- 185m
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
毎年行われている幌尻山荘排泄物運搬事業は山荘にバイオトイレが導入された年にこれが最後かなぁと参加したのをスタートに私は過去何回か参加した。
それまでは登山客の排泄物はテン場なんかもまだあったりして(今は禁止された)周りの土壌を激しく汚染していてその実態は深刻であることが北大研究生の調査などで明らかにされていた。
この事態を受けて日高山脈ファンクラブを軸に有志が集い山荘の便槽に溜まったうんこやおしっこを毎年担ぎ下ろしている。
肝心のバイオトイレは水力発電が日立製に変わって安定した電力源が確保できたこともあり順調に動いているが、朝に用便が集中するので処理が追いついていない。
前に設置されていたベトナム製の発電機は山荘の床下にあって極めてうるさかったが、日立の水力発電は音も静かな上に山荘外に建屋が設けられて山荘自体が静かに過ごせるようになった。
残念ながらこれからもこの事業は日本百名山の中で難関とされる名峰 日高幌尻岳の自然環境を守るために継続されることを余儀なくされている。
実はこの事業は全日程3日間。私は日帰り組だったが二日目で頂上・七ツ沼カールをめぐっての集中清掃登山も実施された。
願っても無い好天の中、心無い登山着の悪行三昧も見受けられたが素晴らしい眺望に心を奪われたそうだ。
今年は過去最高の人数が参加したため一人当たりの荷おろし分も少なく作業は短時間で終わった。それでも若い参加者が一斗缶二缶を運んで喝采を浴びていた。
最終的に担ぎ下ろした重量は420.5キロとなった。
山を登るときには多くの山を愛する仲間の努力によってその環境が守られていることを思い出して欲しいと思う。
最低限、ゴミの持ち帰りは当たり前のことと心掛けて欲しい。今年もありました。ボトル・空き缶・ビニール類(~_~)
目的と同じくする取り組みは美瑛岳・黒岳でも行われている。
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