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記録ID: 363042
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ハイキング
谷川・武尊

一ノ倉岳 やむなく撤退

2013年10月27日(日) [日帰り]
 - 拍手

コースタイム

06:16 白毛門登山口P
06:18 登山口
07:07 沢
07:15 引き返し開始
07:33 旧道分岐
08:22 白毛門登山口P
天候 暴風雨
過去天気図(気象庁) 2013年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 自家用車
[往路]
20:46 上野(長野新幹線)→21:29 高崎
[復路]
17:01 高崎(在来線にて帰宅)
土合駅
外は暴風域に

寝袋にくるまったカップルが一組
トイレがキレイ!素敵!!
2013年10月27日 05:15撮影 by  SO-02E, Sony
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10/27 5:15
土合駅
外は暴風域に

寝袋にくるまったカップルが一組
トイレがキレイ!素敵!!
雨が止むよう願いながら、気を紛らわすため(笑)
駅のホームまで462段を下ってみた
2013年10月27日 05:28撮影 by  SO-02E, Sony
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10/27 5:28
雨が止むよう願いながら、気を紛らわすため(笑)
駅のホームまで462段を下ってみた
そして、、、今度は462段を上がる
暗闇の中こんなことしてるのは私達だけ(笑)
上りきるとさすがに体が熱い

間違いなくこれは昭和の香り。。
2013年10月27日 05:28撮影 by  SO-02E, Sony
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10/27 5:28
そして、、、今度は462段を上がる
暗闇の中こんなことしてるのは私達だけ(笑)
上りきるとさすがに体が熱い

間違いなくこれは昭和の香り。。
この橋を渡り馬蹄形縦走に向かった単独のオジサマが。。。
お気をつけて。。
2013年10月27日 06:06撮影 by  SO-02E, Sony
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10/27 6:06
この橋を渡り馬蹄形縦走に向かった単独のオジサマが。。。
お気をつけて。。
車に戻ると雨が弱まったので、意を決して出発する

隣に停車していたパトロールのオジサマは、この天候下での私達のルートを快く思っていない様子(^^;

2013年10月27日 06:16撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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10/27 6:16
車に戻ると雨が弱まったので、意を決して出発する

隣に停車していたパトロールのオジサマは、この天候下での私達のルートを快く思っていない様子(^^;

ゴーゴーと凄い音
2013年10月27日 06:18撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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10/27 6:18
ゴーゴーと凄い音
マユミ
2013年10月27日 06:42撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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10/27 6:42
マユミ
終わったかと思った紅葉もまだ残ってる
2013年10月27日 06:44撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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10/27 6:44
終わったかと思った紅葉もまだ残ってる
パトロールのオジサマが東屋で雨宿りしながら私達を待っていた(((^_^;)

本心としては、これ以上進んで欲しくないのだろう。。。
2013年10月27日 06:44撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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10/27 6:44
パトロールのオジサマが東屋で雨宿りしながら私達を待っていた(((^_^;)

本心としては、これ以上進んで欲しくないのだろう。。。
橋を渡る
2013年10月27日 06:49撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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10/27 6:49
橋を渡る
少しだけ青空が覗いたり

でも、強風と雨は収まらない
2013年10月27日 06:50撮影 by  DSC-TX10 , SONY
10/27 6:50
少しだけ青空が覗いたり

でも、強風と雨は収まらない
荒れた沢
2013年10月27日 07:07撮影 by  DSC-TX10 , SONY
10/27 7:07
荒れた沢
歩き回った結果
2013年10月27日 07:07撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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10/27 7:07
歩き回った結果
どこからも渡れそうにないことが判明

画像だと伝わらないけど、流れがとても速く雨も強まってきた
2013年10月27日 07:07撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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10/27 7:07
どこからも渡れそうにないことが判明

画像だと伝わらないけど、流れがとても速く雨も強まってきた
考え込むpink さん
2013年10月27日 07:08撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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10/27 7:08
考え込むpink さん
マユミの花があちらこちらに
2013年10月27日 07:15撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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10/27 7:15
マユミの花があちらこちらに
さっきの沢を回避して別の場所から行けたとしても、帰りが危ない可能性大という結論に達してやむなく撤退。。。

パトロールオジサマと途中ですれ違うと、安堵して嬉しそうな表情を見せた
2013年10月27日 07:27撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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10/27 7:27
さっきの沢を回避して別の場所から行けたとしても、帰りが危ない可能性大という結論に達してやむなく撤退。。。

パトロールオジサマと途中ですれ違うと、安堵して嬉しそうな表情を見せた
ピストン嫌いのpink さんより、旧道で戻ろうとのお誘いがありワクワクし始める
知らない道を歩くのは楽しい

倒木に固いきのこがいっぱい
2013年10月27日 07:40撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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10/27 7:40
ピストン嫌いのpink さんより、旧道で戻ろうとのお誘いがありワクワクし始める
知らない道を歩くのは楽しい

倒木に固いきのこがいっぱい
沢をやる方はあんな所を登るんだね
2013年10月27日 07:46撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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10/27 7:46
沢をやる方はあんな所を登るんだね
雨の林道歩きもなかなか捨てたもんじゃない
2013年10月27日 07:48撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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10/27 7:48
雨の林道歩きもなかなか捨てたもんじゃない
ツアーのパーティとすれ違う
あとは撮影目的の単独者など
2013年10月27日 07:49撮影 by  DSC-TX10 , SONY
10/27 7:49
ツアーのパーティとすれ違う
あとは撮影目的の単独者など
名残惜しいよぉー
2013年10月27日 07:50撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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10/27 7:50
名残惜しいよぉー
舗道をてくてく
2013年10月27日 08:10撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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10/27 8:10
舗道をてくてく
白毛門登山口Pに戻ったのはまだ8時台
さあ、どうしましょ?(笑)

この後、雪に変わったようで早期撤退は正解だった
2013年10月27日 08:22撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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10/27 8:22
白毛門登山口Pに戻ったのはまだ8時台
さあ、どうしましょ?(笑)

この後、雪に変わったようで早期撤退は正解だった

感想

pink さんから送られてきた一枚の画像。
赤、黄、緑の絶妙なグラデーションと
眩しいくらいの快晴。
去年の10/20に谷川で見た紅葉だと言う。
それが脳裏に焼きついて離れない。

私が登れるルートなのか心配だったが
「〇〇〇さんなら間違いなく登れる、保証する」
とのお答え。
「もし登れなかったら背負います」とも。
そんな言葉が私の登山魂に火をつけた。(笑)

私をビレイするためのロープや道具を
念のため用意してくれたり、
前の週には台風で荒れた登山道を
予め下見に行ってくれたりと
頼もしいリーダーシップ。
それは単にCLとしてではなく
谷川を愛する男の優しさなのだろう。

ところが20日は別の台風に邪魔をされる。
何度も何度も天気予報を確認し、
待ちに待った27日がやってきた。
3つの予報のうち、2つが雨マーク。
てんきとくらすだけが何故か晴れになっている。
なのに、風が強くて登山不適切。
うーん。。。これはどういうこと?

意外なことに、pink さんのご実家に
前泊させて頂けることに決まって。
天候には一抹の不安を感じながらも、
何だかとても嬉しくて仕方がない。
勝手に藁葺屋根の民家を想像していたら
「一体、俺は何処に住んでいるんだよ?」
と大笑いをされてしまった。

翌朝は3:30起床、4:00出発の予定。
ご実家に着いたらとりあえずビールで乾杯。
pink さんのお父様の山の写真を見たりして
時間はあっという間に過ぎて行く。
まだ2回目なのに、やはりpink さんとは
まるで‘旧知の仲’のように話が弾む。
お母様は既に就寝中でお会いできなかったけれど
大変お世話になりました。ありがとうございます。

2:55くらいに自然と目が覚めてしまい
再度、てんきとくらすを確認。
まだ雨マークはついていない。よし!
渋川市では、星がキラキラ光っていたから
雨という別の予報など信じることができなかった。

ところが、谷川へ向かっている途中
フロントガラスに水滴が付いた。
あれ?と思う間もなく、だんだん雨足が強くなり
まさかのザーザー降りになってしまい。
先ほどまでなかった風も出てきて、暴風雨に。
小雨程度なら…との淡い期待は見事に打ち砕かれる。

この日、駐車場で出会ったオジサマ2人。
2泊で馬蹄形縦走をすると話していた物静かな方と、
谷川岳をパトロール(救助活動も)していると言う地元の方。
後々、このパトロールオジサマの言葉通り
引き返すこととなるのだけれど。。。

このルートに沢がなければ、きっと私達は
多少の風雨でも歩いてしまっただろう。
谷川に詳しいpink さんと一緒にいることが
多大な安心感に繋がっている。
もちろん「もしもの時は撤退」とのお達しは
事前にpink さんより出されていた。
でも引き返した時、正直、残念な気持ちしかなかった。

そして、まだ時間がたっぷりあるのに
山に登れず下りてきたこの不完全燃焼の心と体を
一体どこにぶつけたらいいのか!?(笑)
2人で笑いながらまずはヤケ食い。
だってお腹が空いたんだもん。

その後はpink さんが即行で考えてくれたプラン。
奈良俣ダムでの紅葉狩り、尾瀬周辺をドライブしながら
(途中でなんと雪が舞っていた!)
赤城山へ向かったもののものすごい強風。
どこか登ってうっぷんを晴らそうなんて気は
とっくに失せてしまいそそくさと移動。
ランチ後には懸垂下降のミニ講習会。
ここでも、pink さんとは色んな話をして
またまた盛り上がり、とても楽しいひとときだった。

事の真相を知ったのは翌日。
谷川岳は真っ白だとpink さんよりメッセージ。
更にpink さんのお母様情報として、
谷川岳が大荒れだった日も渋川市は快晴だったらしい。
それでは、あの後は雨が雪に変わったということだ。
沢が増水し暴風雪の中を登っていたら。。。と思うと
今回もまた人と自然に助けられたことに、
私は強い感謝の念を覚えた。

パトロールオジサマの言葉の意味。
pink さんの心遣いと長距離運転。
そしてお母様の心意気。
お父様も天より守ってくださったのかもしれない。
憧憬のルートを踏むことはできなかったけれど、
この経験は絶対に無駄にはならない。
またきっと訪れる日が来ることを願って。
本当に皆さんありがとう!!

【追記】
奈良俣ダム周辺の紅葉は素晴らしかった。
だけど、あえて画像には残していない。
ファインダーを通すと違う色になってしまうから。
心の中ならば、いつまでも色褪せることはない。

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コメント

残念でしたね!
敗退残念でしたけどその判断は正解だったと思います!

増水した沢渡りは思ったより全然足とられますし仮に無理して渡ってもその後の降り具合で下山時に完全に渡れないことになることもあります。

僕は山登りにのめり込む以前は「野湯」と呼ばれる自然に湧く温泉をハントするのも趣味で誰もいない沢を3時間以上かけて20回近く渡歩したり(仮の木橋はほぼすべて崩壊)して着いて入浴して下山時に雷雨となりみるみる川の水位が上がってきたのを急いで下山したこともあります。

驚いたのは徐々にではなくて一定の箇所からまるで鉄砲水みたいに水位がバンバン上がってきました、一度は渡れず木を登って横断もしましたよ。

・・・山やるようになって友人に話したら「山登りよりはるかに危険だ!」と笑われました(・・・もっとも道ないし

時には忠告を聞くこともいい経験になると思います、体あって無事であってこその楽しい登山になるわけですからね

今回の分は、次回に上乗せして楽しんできちゃいましょう

・・・と同じ日に撤退を試みなかったものの言葉でした(笑)
2013/10/31 12:34
とてもいい山旅でしたね(^^)v
sionさん、spidermanさん(笑)、こんにちは。

すばらしいご判断の撤退。
リトライもまた楽しみです。
TA100も先日のリトライ鳳凰は振られても振られても一年
待ちました

sionさん、こんな経験ができる山行ってできませんよね。
だって計画できないもの!

再訪の暁にはぜ〜んぶ見せてくださいね!
sionさんのファインダーを通して。
2013/10/31 12:46
沢も経験済みでしたかー
drunky さん
お疲れさまです。(^-^)/
コメントありがとう。

徐々にではなく、
いきなり水位が上がるって怖いですね!

今回、雪は何とかなったとしても
増水により陸の孤島になって帰れなくなるか
道が崩壊して大変危険だったと思います。

drunky さんは、悪天候も予想して
装備を万全にしていたから
大丈夫だったんでしょうね。
どんな状況にも対応できるってすごいです!
2013/10/31 13:26
絶対リトライします!
mmg さん
こんばんは。(^-^)/
コメントありがとう。

ちょっと訳あって
今回はルートを載せられなくて
ごめんなさい。m(__)m

そうでした mmgさん達は1年間も
待ち続けたんですもんね!
仰る通り、再訪の暁には
まるごと全部見て頂きたいです。

必ず最後の一行でやられちゃうな。
いつもありがとう。。・゜゜(ノД`)
2013/10/31 20:34
はじめまして
pinkさん sionさん 初めまして
実は当日のぼやき日記にsionさんがコメントをくださって、記録にアップされるのを待っていたら、あっという間に忘れてしまってました。

いろんな人が谷川岳の麓で、いろんな思いで見つめているんですね。そうした人たちの思いと真剣さを見るにつけ、撤退もくやしくないとは、同感です。

僕らもなかなか登れないですが、登れる日を待ち続けます。土合の駅、やぱりカッコいいですね。
2013/12/8 23:33
あ!あの時の…
Pfad916 さん
おはようございます。
ご訪問、コメントありがとう!(^-^)/

思い出してくださったなんて
すごーく嬉しいです。

私は、完全に谷川の魅力(魔力?)に
やられちゃったようで。。。(笑)
今月、来月と予定いれちゃいました。(*^-^*)
2013/12/9 7:29
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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