記録ID: 38903
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ハイキング
尾瀬・奥利根
尾瀬: 鳩待峠〜富士見峠〜下田代〜山の鼻〜鳩待峠
2008年09月20日(土) 〜
2008年09月21日(日)


過去天気図(気象庁) | 2008年09月の天気図 |
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コース状況/ 危険箇所等 |
9/20(土) 4;00戸倉到着していた。4;30鳩待峠行きシャトルバスに乗り換えて、30分ほどで鳩待峠へ到着。空には星が見える。太平洋側を通過する台風の影響は、尾瀬まで届いていないのか、天候も良さげだ。 ナオさんとまず朝食をとり、身支度を整える。ここで私はクマよけ鈴を購入する。山荘の人曰く、今回我々が選んだ入山コースはあまり人が入らないようなので、クマ遭遇の可能性は0ではないとのこと。鈴+おしゃべりでクマ対処としよう。 6; 00だいぶ明るくなったので入山。初めは整備された山道を進む。さすが国立公園だけある、歩き易い。雨の直後ということもあって、地面の状態は良くないが、水溜りがあるほどではない。樹林+クマ笹地帯を進む。人っ子一人いる気配なし。鳥の声と、清清しく引き締まった空気、完璧♪汗をかかない程度に、アップダウンの少ない道を行く。しばらくすると、山道から木道に変わる。1時間ほど歩いた頃、視界が開け、気付けば、横田代に着いた。周りが開けたので、後ろを振り返ると、青空に白い雲と至仏山がお出迎え。しばらくして木道脇にベンチがあったので、小休止。静けさに身を任せる。後ろから人が来ているらしく、声が聞こえるが、姿は見えない。中原山にもあっという間に到着し、前方に燧ケ岳がうっすら見えた。その後アヤメ平へ向かう。地名からしてアヤメのキレイな場所なんだろうと想像したが、アヤメの気配全く無かった。この辺で、あっという間にガスで白くなり、周囲が分からなくなる。この後私は富士見小屋までの木道で滑りまくる。ぬれた木道は本当に危ない。 8;20富士見小屋着、20分ほど休憩とする。残念ながら、富士山は見えず。ここからの八木沢道は眠さと暑さとの戦い。木道じゃなくなったため、足元に要注意だが、眠さに勝てず・・・。樹林帯の中を黙々と進み、沢の音が近づいてきた頃、昼場に到着。二人とも少し中だるみでしょうか。この頃は、すでに夏空のような日差しが襲ってきていた。八木沢橋を渡ると、森の中は軽井沢かと思うような白樺となり、湿地帯だからなのか、雨の後だからなのか、ぬかるみを越えるのに苦労する。やっと沼尻川橋を越えると、人間の匂いのする雰囲気が漂ってきて、前方にテント場出現。 11;30頃着、テント場着。テント場には2張りのみで、早速燧小屋で申込みをして、テント設営。水場とトイレは近いし、広いし、文句なし。天気も良く、今回山行のイベントのうちの一つである、お茶とケーキでゆっくりした時間を過ごす。台風の接近していたため、多くの人がこの週末の尾瀬行きをキャンセルしたと思われ、終始静かだった。 午後になり、尾瀬湿地帯のメイン木道へ向かう。前方に至仏山、後方に燧ケ岳と絶好のロケーション。3000m級の山行も良いけど、こういったゆったりした山行も別の良さがあると実感。リンドウや草紅葉、枯れすすき、トンボを見て楽しむ。太陽光は思いのほか強く、見晴の山小屋でカキ氷を食す。 16;00テント場に戻り、夕食の準備に取り掛かる。この頃少し雲が出始めた。コッヘルでご飯を炊き、お肉と野菜を焼き、十分満足なものだった。(写真参照) 20;00頃就寝。 9/21(日) 朝起きると、明け方雨が降ったようで、新品のフライがぬれていた。空は厚い雲に覆われ、今日は雨のようだ。朝食はトーストとサラダ、ゆで卵。優雅な時間を過ごしていると、雨が降り始めた。テントを撤収しようとしていた矢先だ。仕方が無いので、休憩所に一時避難し、雨の状態をさぐる。一向に止む気配ないので、ぬれるまま撤収とした。雨具+ザックカバーにて8時過ぎに出発。今日は、東電小屋を回って、山の鼻経由で鳩待峠に戻る。結果、一日中雨だった。雨の煙る中を東電小屋へ向けて静かに歩く。この夏に東電尾瀬橋が復旧したばかりで、とってもキレイな橋だった。ここで人とすれ違う。9時頃東電小屋に到着。すでに雨が本降りとなり、雨具も水ハジキが微妙な感じ。気温も上がらないので、止まるとすぐに寒くなり、ここでコーヒータイムとした。20分ほど休憩していると、意外と人が来る、やっぱり尾瀬だから?その後牛首分岐までは静かな木道歩きとなったが、メイン木道の方は、色とりどりの雨具が遠目にもはっきりと分かる。続々と人が入ってきてるのだ。こちらはクマとの遭遇に緊張しながら、歩いていた。木道が整備されているから、本当にクマに遭遇したらどこに逃げれば良いのか・・・。 所々にクマへのお知らせ鐘(?)が設置されていた。途中、木道にトカゲらしきものを発見。が、逃げるのが遅く、サンショウウオと気付く。それまでもカエルを何匹も見ていて、やっぱり雨だと両生類は元気になるようだ。 11; 00頃山の鼻に到着。すごい人だった・・・。帰りのバスまでの時間調整をここですることをした。ビジターセンターの中で尾瀬の植生や動物剥製などの展示でお勉強。それから早めの昼食を済ますことにし、山荘で温かいものを注文。その間も次から次へと人が到着する。尾瀬ってこういうとこなんだね。12時頃出発し、峠までの登りを汗をかかないように、スピード調整する。私たち以外は軽装なので、ビュンビュン抜かれる。 13;10 鳩待峠無事到着。クマにも遭わず良かった。最大の目的であったコッヘルでご飯を炊くも実現し、自然の中でゆったりと過ごすことが出来て幸せだった |
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