千波の滝及び蛇沢上流、サルメグリの滝
- GPS
- 10:32
- 距離
- 13.9km
- 登り
- 1,326m
- 下り
- 1,427m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
サルメグリの滝へ行く場合は県道の路肩に駐車。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
千波の滝は県道からのアプローチが一般的だが、前畑に駐車しておくと、下山も含めた時間では短くて済む気がする。ただし、前畑から千波の滝の下に向かうのは、道がないので適当に斜面を下ることになる。 サルメグリの滝は、西ノ沢の右岸側の道路から入って橋を渡って左岸側の神社を経て、堰堤を巻き、左から入る枝沢(名前は垈沢?)に入る。この沢の堰堤は右から巻き、少し遡行していくと、左上にサルメグリの滝が見える。 |
その他周辺情報 | 2018年に蛇沢を下降したときの記録 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1473420.html |
写真
感想
【千波滝】
千波滝は、毎年凍る訳では無い立派な滝なので、休日は混雑しそう。ということで平日カードを切って水曜に行くことに。
それでも念の為前泊して早めに出発し、一番乗りで一安心。
1p目 tamoshima V- 55m
中央部から左上して行くルートが最も易しそうだが、左の氷柱状の方が氷も厚くて快適そうなのでそちらへ。水の滴りが結構酷かったがアックスは刺さりやすく、核心部を越えてからもしばらく登って、55mほどのところで終了。氷が薄目で17cmスクリューが奥までは入らないところが多かった。
2p目 S井 IV 30m
概ね緩い傾斜だが部分的に立っていた。右上しながら登り、落氷をあまり受けなそうなところでピッチ切り。が、ビレイ点でルベルソを滝壺に落としたらしく、ムンターでのビレイであった。
3p目 tamoshima IV 45m?
左上しながら登る。水っぽい所も多いが、上から降ってくる訳では無いので総じて快適。落ち口にあった倒木で終了。
通常はこれだけ登って帰るようだが、沢床がよく凍っていたのと、2018年の下降経験から上流にも滝があることを知っていたので、遡行を続けてみる。程なくしてIVくらいの7mくらいの滝が出てきて、フリーソロした後S井をビレイ。その後はIII〜IV-程度の小滝を3つくらいフリーソロして、しばらく平凡。途中で右俣を見送り左に入り、小滝を1つ越えると蛇沢上部では1番の、10mくらいの滝(IV)と、12mくらいの滝(III+)。60mロープいっぱいでまとめてリードして、蛇沢の滝場は終了なので、下山開始。
一応薄い踏み跡があるのでトラバースして左岸の尾根に乗り、その尾根を下降したが、沢床に降りる部分がやや悪かった。以降は概ね踏み跡があって、登った滝は全て容易に巻いて、だんだん明瞭な径路となり、そのまま下山。
【サルメグリの滝】
まだ時間もあるので、次はサルメグリの滝へ。垈集落を少し過ぎたところに駐車して、堰堤を巻きつつ目的の沢を遡行していくと、左上に薄そうな氷が見えてくる。こりゃ駄目そうだなと思って、tamoshimaは空荷になって近づいてみる。結構急傾斜で沢筋は大岩がゴロゴロしているしあまり良くない。ともあれ滝壺に着くと、リードはともかく、TRなら登れそう。ということで、面倒にも荷物を取りに戻ることに。
往復を終えて、さらにTRを張るために滝上へ向かう。特に難しいところはなく滝上に至ったが、TR支点としてあまり良い木がなく、滝のすぐ上の右岸にあった腕ぐらいの太さの木にした。ロープ連結でセットして懸垂下降し、まずはS井が登る。下部は問題なかったが上部の垂直部でフォールして、終了。次にtamoshima。
のっぺりした氷でアックスが打ち込みづらく、傾斜の割には登りにくい(V程度)。が、氷は意外と厚くてリードも出来そうだった。時間もないので1回登って回収。
下山は道が分かっているのでかなり早かった。大きい滝ではないが、近いので、ちゃんと凍っているなら練習には悪くない滝だと思う。
【総評】
2018年に蛇沢を下降した時からずっと登ってみたいと思っていた千波の滝が、今年ちゃんと凍結し、良いコンディションで登れ、さらに記録の殆どない蛇沢上流やサルメグリも楽しめて大変満足の1日だった。
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