四つ岳(北東面 2510mで撤退)
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- GPS
- 06:46
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 1,320m
- 下り
- 1,313m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ、上部では吹雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 「平湯の森」に素泊まり |
感想
貴重な連休の2日目はどの山にするか、迷いに迷って今年2度目の四つ岳でパウダー三昧しようと決めた。
日照岳を下山し道の駅 荘川で温泉につかりまったり休憩したのち平湯に向かった。当初車中泊するつもりだったが寒波でかなり寒くなりそうだったのでお宿を探すことに。以前利用した穂高荘倶楽部をネットで検索したがどうやらコロナ禍の間に閉館となっていた。さてどうしよう。いつも日帰り温泉を利用している「平湯の森」に電話してみたら素泊まりオッケー、登山に行きたいのでと早朝チェックアウト可能か尋ねるとこれもオッケーとの返事だった。
お部屋は洋室のシングルルームでトイレ付き。ガスファンヒーターにテレビ、free WiFI付きと豪華すぎる装備だった。
暖かい部屋で睡眠をとり、部屋でサンドイッチとあったかいコーヒーを頂いて5時過ぎに出発。チェックアウトは職員通用口でもある裏手の非常口からでた。
完璧に除雪された平湯キャンプ場の駐車場から入山した。この日、ほかに入山者はいなかったが、前日のトレースがあり省エネツアー確定となった。トレースは20cm以上の深さで、結構なラッセルだったもよう。
順調に登ってゆくも、2000mを越えたあたりからトレースがなくなった。雪は軽いものの単独ラッセルで残りの標高を稼ぐ。気温はかなり低く風も強い。晴れ間もほとんど出ず指先は常に冷たかった。テムレスからBDガイドに手袋を替えたがそれでも指先は冷たいまま。
森林限界を越えて、北東のオープンバーンに出れば北からの冷たい強風をモロに受けて一気に身体が冷える。これはマジでヤバい! 風を避けられる小さな雪庇に逃げ込んで、アウターの下にダウンジャケットを着込み、ゴーグル、フードを装着しフルスペックで登る。斜面はウインドパックされて硬めだが登りにくくはない。上部に目線をやると雪炎とガスで視界不良。まだ冬型なので仕方ない。硬いオープンバーンでの滑りも楽しくないだろうと撤退を決断した。
硬いオープンバーンを大きく左にトラバースして樹林帯に突入。上質な軽いパウダーを存分に楽しんで下山した。これだけでも充分な収穫だった。
これまで10回以上訪れたが、この日が最も寒くて過酷な条件であった。
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