【街レコ】大門・麻布十番・天現寺橋・白金台
- GPS
- 01:14
- 距離
- 6.3km
- 登り
- 46m
- 下り
- 20m
コースタイム
- 山行
- 1:12
- 休憩
- 0:02
- 合計
- 1:14
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
写真
感想
赤い靴の女の子 きみちゃん(パティオ十番/麻布十番)
♪赤い靴 はいてた女の子 異人さんに つれられて行っちゃった...
この「赤い靴をはいた女の子」は、実在の少女だったという事をご存知ですか?
この歌詞に登場する女の子の名は「きみちゃん」。実在の女の子です。
明治35年7月15日、現在の静岡県清水市で生まれました。
母の名は「岩崎かよ」未婚の母でした。父親の名を明かせない私生児ということから世間の風当たりは厳しく、娘ともども開拓団として北海道の函館へ、たどり着いたのです。
当時「きみちゃん」は3才。しかし、明治時代の北海道開拓は、命がけで、幼い子供を連れて行くことなど考えられませんでした。
そこで母親の「かよ」は、当時函館の教会で宣教の働きをしていたアメリカ人宣教師・ヒュエット夫妻の養女として託すことにしました。
しかし、ヒュエット夫妻が帰国する事になった時、「きみちゃん」は当時不治の病とされていた結核に侵されてしまいます。結核を発病した彼女は船旅ができず、やむなく麻布十番の鳥居坂教会の孤児院(永坂教会孤児院・現在の「十番稲荷神社」のある場所)に預けられました。そして「きみちゃん」は、3年間の闘病生活の末、9才というあまりにも短い生涯を終えたのでした。明治44年9月15日の夜のことでした。
「きみちゃん」のお墓は青山霊園のなかにある鳥居坂教会の共同墓地にあります。その墓碑には「佐野きみ」と刻まれています。佐野は「きみちゃん」の実父の姓とのことです。
母親の「かよ」は,そんな娘の死も知らないまま,昭和23年,「きみちゃん,ごめんね」の言葉を残して64才で他界したそうです。
パティオ十番の「きみちゃん」の銅像は、このような不幸を繰り返さないため、十番商店街の人たちによって平成元年2月28日に作られました。
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