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記録ID: 4779475
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ハイキング
房総・三浦

うまくたの路、いっせんぼく 〜コスモスと泉〜

2022年10月11日(火) [日帰り]
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GPS
03:44
距離
6.8km
登り
21m
下り
28m

コースタイム

日帰り
山行
3:09
休憩
0:46
合計
3:55
7:05
23
馬来田駅 スタート地点
7:28
7:30
29
武田川堰
7:59
8:04
22
大伴家持の歌碑
8:26
8:45
39
いっせんぼく
9:24
9:44
76
妙泉寺
11:00
馬来田駅 ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
行き・帰り JR久留里線馬来田駅(スタート、ゴール)

※JR久留里線は交通系ICカードは使用できません。
コース状況/
危険箇所等
危険箇所等はなしです。
馬来田は「まくた」と読みます。素朴で小さな駅舎です。
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馬来田は「まくた」と読みます。素朴で小さな駅舎です。
武田川堰から「うまくたの路」が始まり、秋はコスモスロード、春は菜の花ロードになります。
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武田川堰から「うまくたの路」が始まり、秋はコスモスロード、春は菜の花ロードになります。
ススキも銀色の穂先をなびかせていました。
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ススキも銀色の穂先をなびかせていました。
武田川に沿って散策路が整備され、ベンチも設置されています。
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武田川に沿って散策路が整備され、ベンチも設置されています。
遊歩道の両脇にコスモスが咲いています。
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遊歩道の両脇にコスモスが咲いています。
風に大きく揺らぎ、写真に撮るのがなかなか難しいです。
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風に大きく揺らぎ、写真に撮るのがなかなか難しいです。
さながら絨毯のようです。
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さながら絨毯のようです。
秋の光が、花びらを透き通します。
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秋の光が、花びらを透き通します。
青空にも白い雲にもよく合います。
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青空にも白い雲にもよく合います。
澄んだ秋の日差しの中、ポツンと咲くのも、ひとしお風情があります。
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澄んだ秋の日差しの中、ポツンと咲くのも、ひとしお風情があります。
万葉集の歌碑がいくつか建ち、この地は「万葉の里」でもあります。大伴家持の歌碑「春の野に 霞たなびき うら悲し この夕影に うぐひす鳴くも」
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万葉集の歌碑がいくつか建ち、この地は「万葉の里」でもあります。大伴家持の歌碑「春の野に 霞たなびき うら悲し この夕影に うぐひす鳴くも」
柿本人麻呂の歌碑「東の野に 炎の立つ 見えてかへり見すれば 月傾きぬ」
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柿本人麻呂の歌碑「東の野に 炎の立つ 見えてかへり見すれば 月傾きぬ」
「いっせんぼく」から流れ出た清流が、足元を流れています。
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「いっせんぼく」から流れ出た清流が、足元を流れています。
ハンノキ湿原ではハンノキが自生し、「ツリフネソウ」が満開です。
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ハンノキ湿原ではハンノキが自生し、「ツリフネソウ」が満開です。
「いっせんぼく」は、ボクボクと湧き上がる不思議な泉です。
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「いっせんぼく」は、ボクボクと湧き上がる不思議な泉です。
水中にカメラを沈めて撮影してみましたが、水が湧きあがる様子は神秘的で、水はかぎりなく透き通っていました。
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水中にカメラを沈めて撮影してみましたが、水が湧きあがる様子は神秘的で、水はかぎりなく透き通っていました。
自然豊かな風景が広がります。
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自然豊かな風景が広がります。
妙泉寺の梵鐘です。言い伝えは【備忘録】に記しました。
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妙泉寺の梵鐘です。言い伝えは【備忘録】に記しました。

感想

木更津市の内陸部に「うまくたの路」、「いっせんぼく」がありますが、その地にコスモス、湧水、万葉歌碑を訪ねました。これだけでは歩き足りなく、妙泉寺にも足を伸ばしました。
電車の発車時刻までの間を利用し、駅横のJA農産物直売所「うまくた」で新鮮な野菜を買い、早速、夕食の食卓に並べました。
花と水と万葉の歌を堪能し、うららかな秋の半日を過ごしました。
なお、この地は、かつては宇麻具多(うまくた)と称し、万葉集にも詠まれた歌枕であり、その「うまくた」が転じ、今の「馬来田・富来田(まくた)」の地名になったそうです。

【備忘録】(現地の案内板などから)
1.いっせんぼく
「いっせんぼく」とは、ハンノ木湿原の奥にある崖線沿いの湧き水の名称であり、「いっせん」とは数の多いことを、「ぼく」とはボクボクと音を立てで清水が湧き出ている様子を表している。
2.妙泉寺と梵鐘
妙泉寺は継巌永胤(けいがんえいいん)が鎌倉時代に開創したと伝えられている古刹である。梵鐘は、室町時代の長録3(1459)年の在銘となっているが、鎌倉時代の様式であることから、千葉県有形文化財に指定されている
この鐘には刀で斬りつけたような傷があり、これにまつわる不思議な話が残っている。その昔、佐是の八幡さまの鐘から、夜な夜な牛の鳴き声のような異様な音がするので村人が気味悪がっていると、ある豪傑が「これは化け物だから、退治してやろう」と刀で斬りつけた。しかし、異様な音は一向に鳴り止まず、そこへたまたま通りかかった継巌永胤がお経をあげると音はぴったりとやんだ。継巌永胤が妙泉寺に戻って数日後、門前に牛のようなものが寝ていたので、そばに寄って確かめると、あの梵鐘であった。「これは牛の化身に違いない」と断じ、梵鐘を寺に大切に保管したという。

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