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Yamareco

記録ID: 4875307
全員に公開
沢登り
近畿

高田川内鹿野谷遡行

2022年10月31日(月) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
11.8km
登り
616m
下り
623m

コースタイム

日帰り
山行
6:21
休憩
1:39
合計
8:00
6:38
70
スタート地点
7:48
7:58
66
出合滝
9:04
9:20
71
一ツ落の滝
10:31
10:46
26
二俣[510m]
11:12
11:18
44
左俣[625m]
12:02
12:54
41
取水口
13:35
13:35
63
口高田林道終点
14:38
ゴール地点
天候 曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
西高田に入り、内鹿野谷を渡るとすぐ右手に砂利の駐車スペースがある。トイレあり。内鹿野渓谷の案内もある。
コース状況/
危険箇所等
出合滝までは遊歩道を利用。整備はかなり限定的。駐車地から橋を渡り、民家の間を抜けてまずは谷から離れて植樹林に入る。ズリ石では定番の“くぐり”もやっておく。上流ほど深かったが、ズリ石の細かいホールドに掴まってうまくやれば股下までの浸かりで通過できた。この時期はもうがっつり水に入るのはご遠慮。この遊歩道は木橋が半分落ちていたり、淵のヘツリに取り付けられた足場が危なっかしかったりと整備は微妙。出合滝ではこの先キケン立ち入り禁止のトラロープの先が左岸の巻き道である。最後は2,3メートルほどの岩棚から滝の落ち口に降り立つのだが、これが案外際どい。前日の栂谷よりは明らかにシビアになるレベルを感じさせる。残置があり、これを頼らずに降りると更に難しくなるので悩ましいところ。これを越えるとすぐに腰折滝が現れ、これも左岸巻き。踏み跡は薄い。上部数メートルは、滝の右手にある上から株ごとずり落ちてきたような木の根に掴まって登る。細い残置はあるがこれはかなり怪しげで頼れない。そろそろと傾斜が幾分緩くなった落ち口に入り込んで巻きは終了。この腰折滝の上流が内鹿野谷唯一のナメの見どころで、特徴的なトイナメがある。この日は平水で多くもなく、極端に少なくもなく。あまり少ないと随分見応えに欠けるだろう。一ツ落の滝を中心とする一連の連瀑は、左岸を大きく巻く。まずは滑らかな岩盤を滑り落ちてきた沢水が、滝壺に鎮座する平たい岩に打ち付ける15mほどの美瀑で、左岸の緩い斜面を登る。赤テープが見えたら、一ツ落の滝の釜への分岐である。当然立ち寄り、ハイライトの一ツ落の滝は鑑賞しておく。また、先の滝の落ち口にある深い釜も美しい。巻き道は再び赤テープまで戻り、薄っすらと残る踏み跡を辿ってリッジを登り上げる。滝音は徐々に遠ざかり、傾斜は上部ほど急になる。初めは滑りやすい土の斜面でフェルトソールにはやや厳しい。上部は明るくなりシダが茂ってくるが、すぐに顕著な尾根に乗り上げると正面の樹間に栂の戸滝が落ちている。おそらくこの尾根をまっすぐ下れば栂の戸滝の滝壺に降りられるが、今回は時間に余裕がないので残念ながらパス。ここから上がりすぎると下山路の口高田への木馬道の石垣が見えるが、同じころには足元の先に栂の戸滝の落ち口と形のよいナメ滝が見える。これへ向けて下降していくが若干難しい。安全を期すならば懸垂がベターか。今回は慎重にクライムダウン。ナメ滝は2連で、ともに右岸の岩盤を進む。ホールドは細かいが、滑っても釜にハマるだけ。その後はかなり凡庸な渓相となり、中だるみである。当初計画では白見山まで詰め上がるつもりだったが、時間的にそれは無理なので、悩みながらも欲張って左俣のナメ滝だけでも見に行く。ちなみにせっかく栂の戸滝を巻き上がったのならこの左俣のナメは足を伸ばすべきである。それだけこの辺りの渓相が平凡すぎてもったいない。二俣周辺は伏流気味で分岐ははっきりしないが、左俣に入ってすぐに水は復活する。左俣はにわかに斜度が急になるF1がナメ。その上は傾斜のきついゴーロ。その奥に見上げる限りの大ナメ滝がある。水量は少ないが、自然林も美しく見応えあり。ロープを出さなくても済む程度に途中まで登って引き返した。ナメ滝の登りはホールドが細かいが流心を登れる。ナメだがかなり源流部なので、岩盤が磨かれ切っていない感じ。水はすでに冷たい。下山の木馬道は特に問題なく、踏み跡も濃くて歩きやすい。

感想

見どころとなるポイントは少ないが、それぞれのスケールが大きく強い。ただしその間の中だるみが残念。苔むした平凡すぎる河原歩きが続く。ナメも少ない。どうやら近隣の栂谷とは若干岩質が違うような感じもする。内鹿野谷の方が色が暗く、滑りやすいかも。

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