白馬大池回顧録（テント泊 蓮華温泉ピストン）【22.11.07作成】

2017年09月09日(土) 〜 2017年09月10日(日)

• GPS: 32:00
• 距離: 8.7km
• 登り: 924m
• 下り: 933m

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自転車

蓮華温泉駐車場利用
この日は運よく停めることができたが、朝7時の時点でほぼ満車

写真

9/9 7:16

蓮華温泉駐車場。
珍しく遅い時間に到着。奇跡的に1箇所だけスペースが空いていたのでギリギリセーフでした。

9/9 7:30

蓮華温泉ロッジ。
長野県民ですがこの山域は遠く、あまり縁がないので全く詳しくありません。というわけでこの時初めて訪れました。

9/9 7:38

温泉たくさんあるんですね♪

9/9 7:38

ここに来て『へぇ〜結構大規模な温泉地帯なんだ』と初めて知るくらいには無知w

9/9 7:46

緑がキレイでした。

9/9 9:08

うん山全然んわかんねぇやw

9/9 9:34

雪倉ら辺だと思われます。
あれから5年経った今でもこの山域は全然詳しくない…

9/9 9:35

1年2か月ぶりのデカザックはどうだい？

9/9 9:40

右奥に見えているのが朝日岳なのかな？

9/9 11:01

本当に良い天気、のんびり登っていきます。

9/9 11:07

小屋が見えました。
数年前に白馬岳から下ってきた時に見たテントサイトの雰囲気があまりに自分好みで、いつかテント張りたいな〜と思っていたので、この時行ったのは完全に思い付きでした。

9/9 12:07

ひときわ目立つ白テントw
この後『面白いテントがある〜』と思いながら白馬岳から下ってきた女性にシャインマスカットをお裾分けしたのをきっかけに意気投合。
後に長いお付き合いとなる山友の2yan5やんとの出会いです。

9/9 14:48

ただただゆっくりと時間が流れていきます。

9/9 14:50

時折思いついたかのように池に足を運んでのんびり水面を眺めたりしました。

9/9 17:02

『サンショウウオいるんだよ！』と2yan5やんに教えてもらって、池を散策したりもしましたね。
実際にいた！

9/9 18:56

ちょっぴり酒盛りをしながら山の話題で盛り上がりました。
『テントすごく綺麗！』と2yan5やんご満悦でした。

9/10 8:12

翌日も日が昇るまでのんびりテントで就寝。
特に山に登るでもなく、本当に池のほとりでテント張ってのんびりして終了というまったり山行でした。

9/10 8:14

このゆる〜い感じもですが、山で気の合う人と過ごす時間を楽しむという感じ、長らく忘れていました。
ガツガツと山に登りすぎたことで少し視野が狭くなっていたのかもしれません。そんなことをふと考えさせられた山行でした。

9/10 9:42

2yan5やんと一緒に下山、その後も連絡を取り合って何度も山に行く仲になりました。
山への向き合い方、山のモチベーションに大きな変化をもたらした、私たちにとってのターニングポイントと言うべき山行でした。

撮影機器：

D700 ニコン

感想

あっきー＠くま

◆登山の背景
『そういや今年まだ一度もテント泊してないじゃん』
当時その事実に気が付いたのはお盆が過ぎ、8月もあと少しで終わるという頃。
気付いたが最後、無性にテント泊がしたくなりました。

前年に妻が入院したのをひとつのきっかけとして、この頃は山に足を運ぶこともめっきり減っており、登山に対する熱量の低下は誰の目にも明らかでした。
最後にテント泊をしたのは前年の7月と実に1年2か月ぶりという状況です。
この山行が何かのきっかけになれば良し。
あるいはこれでもなお、心震えることがないようであれば登山という趣味の在り方も考え直さなくてはならないな、と漠然と思いながらの山行でした。

結論から言うと我々の登山を語る上で、大きな転換点を迎える事となりました。


◆登山の詳細
特に目的も、登るべき山も定めず、フラっと白馬大池を目指しました。
テント泊自体久しぶり過ぎたので、まずは体を慣らす意味もあったと思います。
蓮華温泉から3時間半ほどで白馬大池まで登り上げ
12時頃にはテントを張ってダラダラとくつろいでいました。
椅子を広げて本を読んだり、ゆったりと流れる雲や池の水面をのんびり眺めたり。
静かな時間だけが流れていきました。

日が少しずつ傾き始めた頃、テント場も少しずつ人の気配が増え始めました。
朝一番にテントを張って白馬岳をピストンしてきた登山者が戻ってくるタイミングだったのでしょう。
この日私たちはシャインマスカットを持参していたので、ちょうど近所にテントを張っていた方たちにおすそ分けをして回りました。

この時たまたま私たちの近所にテントを張っていた女性こそ
のちに山友となって数々の山行を共にすることになる2yan5やんでした。

シャインマスカットをきっかけに意気投合、その晩から翌日下山まで行動を共にしました。
また、下山してからも連絡を取り、これ以降何度も一緒に山に登りに行くことになる山友との出会いの山行となりました。


◆登山の感想ほか
正直、行くまでは今後も山を続けていくかどうかの岐路に立たされていました。
しかし山での出会いがあり、帰ってくる頃には次はどこに登ろうか？とワクワクしながら山を楽しみにしている自分たちがいました。
冒頭にも書きましたが、この山行は私たちにとって大きな転換点でした。

山それ自体を目的とするのではなく、山はあくまでも友達と一緒に遊ぶための手段。
そういう考え方もあっていいんだと、彼女との出会いを通じて世界が広がった、そんな気づきの山行だったと私は振り返ります。

白馬大池での彼女との出会いが、私たちを再び山へと繫ぎ止めてくれたのです。
彼女本人にしてみればそんな自覚は全くないと思いますけどねw
そんな素敵な出会いをくれた白馬大池に感謝です。