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Yamareco

記録ID: 5065508
全員に公開
ハイキング
近畿

橿原市〜桜井市王宮のチャリ旅

2023年01月03日(火) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
47.3km
登り
593m
下り
590m
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス 自転車
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感想

夜行バスで奈良駅に六時半前に到着し、近鉄奈良駅までは路線バス出て奈良レンタサイクルに向かう。ここは24時間営業で早朝深夜は無人。予約した電動チャリを確保し、取り敢えず平城京の日の出の撮影に向かう。朱雀門広場に到着し、撮影ポイントを探す。まだ日のでまで少し時間があるので大極殿まで行ってみると。しばらく来ないうちに第一次大極殿だけでなく第二次大極殿も復元されていた。大極殿からだと樹木が邪魔で日の出が見えにくいので通りに出て見ると雲が邪魔してなかなか太陽が出てこない。再び朱雀門広場に戻り、撮影ポイントをいくつか探して写真を撮った。太陽が登るポイントは奈良から名張や伊勢に向かう間のどこかの山々だろうが具体的にはよく分からない。取り敢えず目的を達成し奈良駅近くのカフェサンマルクで軽く腹を満たし、チャリを返却して橿原神宮前に向かった。
 近鉄奈良から橿原神宮前に移動し駅前のレンタサイクル店に行くも何とお休み。飛鳥店に電話するもやはり電話にでない。正月休みを取るかどうかHPには、出ていない。年末から何度も電話したが既に休みに入り通じなかった。やむ無く今日の宿に電話して電動チャリを借りることになる。これは事前策として確認しておいた。しかし問題はここの電動チャリは、性能がよくないのでバッテリーが長持ちせずまた馬力も弱い。坂道が急だと厳しい。まあ仕方がないので少しプランを削減して何とか長谷寺と宇陀の西峠古墳と井之谷遺跡まで何とか行けないかと必死にペダルを踏む。
 今回のテーマは五六世紀の王宮ー磐余や泊瀬、倉梯柴垣などの宮伝承地や脇本遺跡〜可能性として雄略泊瀬朝倉宮などを探し訪問すること。加えて宇陀から名張や伊勢に通じる街道を走ってみることチャリの性能に比べ欲張りすぎた。
 出発が出遅れたので、予定を少し飛ばして、継体天皇磐余玉穂宮跡を探すが、最初、磐余池推定地の東池尻・池之内遺跡の看板に出会う。このあたり一帯は磐余と呼ばれる範囲の一部らしい。そこから次に継体天皇磐余玉穂宮を探すが、これはあくまで伝承地で看板もなくよくわからずにグーグル地図に出ている場所で水田の向こうにそれらしき高まりがある場所を撮影。次に上之宮遺跡を探すが今日は勘が鈍り、これも探せず。メスリ山古墳を目指すが、これも入り方がわからず、看板も見つからず苦戦。もっとよく調べておくべきだったが、今回は古墳が中心でないので、裏に回って公園のような場所に出たがその上の高まりに登ってみたがメスリ山なのかコロコロ古墳なのかわからず、次回をきしてまず艸墓古墳に至る。終末期の大きな切石が見事に積まれた石室の奥には竜山石の家形石棺があるらしく、暗闇の奥にうっすらと見えた。次に天皇磐余稚桜宮伝承地に向かう。若櫻神社の境内の中に看板があった。だが、あくまで伝承地であり、実際の発掘調査で何か証拠らしきものが出たあったわけではない。次の用明天皇磐余池辺雙槻宮跡伝承地は石山口神社の中にあるらしいが、これも伝承地であり、時間が無くなったので割愛した。磐余池は先ほどの東池尻池之内とされるので、2kmほど離れているが、このあたり一帯が磐余と言われていたのだろうか?
 履中天皇磐余宮伝承地から桜井茶臼山古墳を目指す。途中、保田 與重郎の生家(史跡?)があり、若いころ「日本風景論」を読んで感銘を受けたかすかな記憶があったが、戦争礼賛で問題の多い人でもあった。しかし成果を探す余裕はなく少し探して見つからず、次の桜井茶臼山古墳を探す。これも下調べ不足では入口がよくわからず、標識を見逃して近くを撮影しただけで時間が無くなり、次の忍坂古墳群に向かう。大規模団地建設で発見され、「埋葬施設は加工した榛原石によって築かれた磚槨式石室(レンガ状に割れる室生安山岩、通称榛原石を積んで築造した石室)で、石室の南半分や上部は既に失われていましたが、日本で初めて見つかった6角形の特異な石室」で知られ、これが百済などの渡来系の人々の特異な古墳と考えるのか、多くの類例があるわけでないので、単に榛原石という薄く割れる特異な石を活用しただけなのか、よくわからない。これから行く西峠古墳の石室でも使われている石だ。団地建設で破壊される運命だったが、貴重な古墳なので丸ごと移設されたものだという。
 さらに「長谷寺方面に向かって伊勢街道を進み、まず野見宿禰顕彰碑を見る。この先に野見宿禰塚があるはずだが、事前の下調べ不足で見当たらず、引き返して次に進む。
 野見宿禰顕彰碑のあと、長谷寺に向かう前に武烈天皇泊瀬列城宮伝承地がある。少し戻ることになり、野見宿禰五輪塔の少し先にあった。ここも伝承地で発掘調査による証拠らしきものはないようだ。

 つぎに長谷寺に向かう。チャリの電動は馬力不足でバッテリーも残り少なく、馬力はなお落ちているので坂登が苦しい。なんとか長谷寺入口にたどり着き、チャリを置いて石段を上る。このお寺の本堂はかなり階段を昇る。登っても登ってもまだ上がある。チャリの登りで足が攣り始め、登りがきつく足が痛い。様々な施設があるがとりあえず一番上の本堂にたどり着く。本堂の大観音菩薩像は立派だが撮影禁止。何度も火災にあったため、現存の十一面観音は室町時代の作らしい。そこそこお参りの人も増えてきた。足のあまり動かない高齢の方々が家族の助けで懸命に登る姿が見られた。この後お寺の茶店で抹茶とお菓子を食べて一休みして、さらに宇陀の西峠古墳に向かった。

参考1:泊瀬列城宮は、第25代武烈天皇が営んだ宮です。
宮のあったとされる初瀬谷は、大和の国から伊勢・東海方面へ通じる古代の主要道となっていました。
谷の入口には、雄略天皇の泊瀬朝倉宮もあったとされ、ヤマト王権の重要な拠点の一つであったと考えられています。

日本書紀には、武烈天皇と当時、権勢をほしいままにしていた大臣の平群眞鳥(ヘグリノマトリ)との争いや、その息子の平群鮪(ヘグリノシビ)と影姫をめぐる悲話が記されています。
また、武烈天皇には子がなく、次代には、応神天皇の5世の孫となる継体天皇を越の国(北陸)から迎えたと記されています(桜井市)

参考2)長谷寺(桜井市)=wiki=
創建は奈良時代、8世紀前半と推定されるが、創建の詳しい時期や事情は不明である。寺伝によれば、天武天皇の朱鳥元年(686年)、僧の道明が初瀬山の西の丘(現在、本長谷寺が建てられている場所)に三重塔を建立、続いて神亀4年(727年)、僧の徳道が聖武天皇の勅命により東の丘(現在の本堂の地)に本尊十一面観音像を祀ったというが、これらのことについては正史に見えず、伝承の域を出ない。承和14年(847年)12月21日に定額寺に列せられ、天安2年(858年)5月10日に三綱が置かれたことが記され、長谷寺もこの時期に官寺と認定されて別当が設置されたとみられている。なお、貞観12年(870年)に諸寺の別当・三綱は太政官の解由(審査)の対象になることが定められ、長谷寺も他の官寺と共に朝廷(太政官)の統制下に置かれた。それを裏付けるように10世紀以後の長谷寺再建に際しては諸国に対しては国宛を、諸寺に対しては落慶供養参加を命じるなど、国家的事業として位置づけられている。

長谷寺は平安時代中期以降、観音霊場として貴族の信仰を集めた。万寿元年(1024年)には藤原道長が参詣しており、中世以降は武士や庶民にも信仰を広めた。

創建当時の長谷寺は東大寺(華厳宗)の末寺[注 1] であったが、平安時代中期には興福寺(法相宗)の末寺となり、16世紀以降は覚鑁(興教大師)によって興され頼瑜僧正により成道した新義真言宗の流れをくむ寺院となっている。

天正16年(1588年)、豊臣秀吉により根来山(根来寺)を追われた新義真言宗門徒が入山し、同派の僧正専誉により真言宗豊山派が成立していった。

この後、本堂は焼失したが、徳川家光の寄進によって慶安3年(1650年)再建された。
 長谷寺までで引き返せばよかったものを、欲張って宇陀市の西峠古墳まで坂道を走る。宇陀市に入ってから坂の傾斜がよりきつくなるが、何とか踏ん張る。チャリのパワーが弱い。途中で新しいバッテリーに代えて何とか踏ん張った。足が攣りそうになる。宇陀市の市街地近くになり、井ノ谷公園に向かってまた上ると最後に西峠古墳が見えた。100m先の井之谷遺跡群の中で発見され、宅地造成で消滅するところを移築されたもののようだ。近くに榛原駅(はいばらえき)があり、この付近から榛原石が取れるのだろうか?榛原石は室生安山岩とも呼ばれ、流紋岩質溶結凝灰岩の一種らしい。近畿などの終末期古墳の一部で使われ、近年話題になった真の欽明天皇陵ではないかと言われる小山田古墳でも採用されているようだ。
 宇陀市には破壊消滅した古墳も多いが、このほか奥の芝古墳群、丹切古墳群など磚積式石室を持つ終末期古墳を含め多くの古墳がまだ残っているようだ。ここまでやってきたのは、この磚積式石室を多く見たかったのと、宇陀市を経て名張・伊勢へと向かう交通の要衝でもあり、古代の磐余や長谷との関係を地形的にも体感したいとの思いだった。足は疲れ切り、ここからは下りが主なのでバッテリーは切れそうだが何とかなるとの甘い考えだった。これより八咫烏神社、赤坂天王山古墳などを経由して橿原まで戻る予定だがー−


参考1)西峠古墳:元は100mほど西にあったが、宅地造成により移築。井之谷遺跡群で発掘された7C中頃の方墳で、かっては周溝を巡らせていたとのこと。入口柵は施錠されているが奥まで見通せる。榛原石の磚積み玄室で、丹切古墳群や奥之芝古墳群と比べると石材がレンガ様に分厚く、積み方も荒いかも?開口部手前の入口付近には、短い石列(外護列石)が確認できる。この地域でも最後期らしい(OSAKA-TOM’s diaryより)。

参考2)榛原石:この榛原石は両地域の終末期古墳でしばしば使用されますが、奈良県飛鳥寺の西金堂基壇をはじめ、6世紀末以降の飛鳥地方の宮殿や寺院建築に多用されていることが重要です。
墳丘の版築工法や石槨の漆喰の使用に加えて、当時の最先端であった寺院建築の技術をいち早く古墳の築造に応用したものと考えられます。
なお、扉石は前室と奥室の間を仕切る壁ですが、二上山西方産の通称寺山の青石と呼ばれる石英安山製で、平石古墳群で多用される石材でできています。(東京国立博物館1089ブログ)
 西峠古墳まで登ってヘロヘロになり、帰りは下り貴重なので電動チャリのパワー不足、バッテリー切れでもなんとかなるさとまず赤坂天王山古墳を目指す。本の予定は八咫烏神社に立ち寄ることだったが、西峠古墳からは急な崖の下りとなり、その後再び途中で上り基調になり体力的、時間的に無理と思い直し、いくつか予定をパスして赤坂天王山古墳に向かう。ここも上り坂がある。途中、神武天皇と関連するという丹生神社の入り口があり、行く時間はなかったがこの周辺は古墳・古代に水銀朱の産出場所が多くある地域。「丹生」とはその事情を伝える言葉だ。
 また「嶽山古墳」や「笠間遺跡群」(澤ノ坊古墳群、石榴垣内遺跡 など)などの看板も出ていた。赤坂天王山古墳への最後の苦しい登りを経て、古墳前に到着し、獣除けの柵を開けて墳丘に向かうと開口した墳丘が見えた。

 赤坂天王山からも緩やかな登りがあり、柴垣宮のある倉梯地域に向かう。途中倉梯溜池があり、倉梯溜池の周辺古墳や倉梯柴垣の宮の案内板があり、その先にも「柴垣の宮ひろば」があり、桜井市高齢者福祉センターのある高台あたりが候補地としている。

桜井市のHPには「仏教の興隆と崇峻天皇暗殺の影」として柴垣宮の解説がある。

倉梯柴垣宮は、第32代崇峻天皇が営んだ宮です。

記紀には、崇峻天皇の時、かねてより仏教の礼拝などをめぐる蘇我氏と物部氏との対立がついに戦となり、物部守屋が戦死して廃仏派の物部氏が敗れ、没落した丁未の乱(物部守屋の変)といわれる事件が記されています。

後に聖徳太子となる厩戸皇子も崇仏派の蘇我馬子の側につき戦に加わったとされていますが、この事件の後、仏教は我が国に厚く受け入れられるようになり、寺院の建立も盛んに行われるようになりました。

また、この結果、蘇我氏が大きな権力を得ることとなり、後に崇峻天皇が暗殺される要因になったとされています。
 赤坂天王山古墳あたりー−かなり前からバッテリーが切れ、ヘロヘロになって崇峻天皇倉梯柴垣宮に出て、一路帰路に向かう。その先安部寺瓦窯跡までまだ登りがあり苦しむ。安倍寺瓦窯跡に近くなり、ようやく下り基調、平坦地となる。安倍寺は飛鳥時代に安倍一族の氏寺として創建され、鎌倉時代に焼失、現在の安倍文殊院として再建されたようだ。かつて一度訪問したことがあり、時間も無くなり、ここはパスして宿まで急いだ。


(参考・安倍寺跡)
安倍寺跡は、よく知られる安倍文殊院の西南約300メートルにある飛鳥時代の寺院跡で、この地域一帯は阿部一族の本拠地と言われています。調査後、史跡指定(昭和45年3月)を受け史跡公園として塔跡、金堂跡、回廊跡の 一部の基壇が復原整備されて残されています。
 安倍寺は東大寺要録(12世紀初期の東大寺関係の記録)によれば崇敬寺(そうきょうじ)とも言われ大化の改新の時の左大臣、安倍倉梯麻呂(あべのくらはしまろ)の建立と記録されています。しかし平安時代末期には衰退し鎌倉時代の火災により現在の安倍文殊院の地に移されたと伝えられています。
 この安倍寺の範囲は200m四方で伽藍は南面し、東側の土壇は金堂跡、西側の土壇は辺15mの塔跡です。北方にも土壇があり、未調査ですが講堂跡と思われます。また北に接して残っている平窯跡は鎌倉時代のもので安倍文殊院建立用の瓦がここで焼かれた可能性があります。
 出土遺物としては、軒瓦は、八葉単弁軒丸瓦と篇行唐草文軒平瓦が中心で、山田寺の瓦との煩縁性か指摘されています。珍しいところでは日本でも数例しか知られていないという唐三彩の獣脚(壷につく脚)があり、他には土器、素文鏡、金環などで、7世紀中ごろから平安時代にかけての遺物が出土しています。
 安倍寺の創建時期は、出土した瓦等から山田寺(641−678年)とほぼおなじ時期で、法隆寺式伽藍配置に属するもので中央官人の阿倍氏の氏寺として建立されたと考えられ、東接する文殊院西古墳をはじめとする阿部丘陵の7世紀の古墳とのかかわりについても注目する必要があります。(桜井市観光協会HPより)

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