貫山(上貫バス停から往復)
- GPS
- --:--
- 距離
- 7.2km
- 登り
- 703m
- 下り
- 694m
コースタイム
- 山行
- 3:31
- 休憩
- 1:39
- 合計
- 5:10
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス | 徒歩 |
コース状況/ 危険箇所等 |
上宮付近は、滑りやすい箇所多数 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
サブザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
ヘッドランプ
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
|
---|
感想
地元の貫山へ自宅から徒歩で初挑戦しました。平日なので、ファミリー登山ではなく単独で登りました。
このコースは、ほぼ700mを直登するコースで、とても登り甲斐があると思います。実際、結構下りは、足にきました。
事前に地図やネットで情報収集したのですが、登り終えて、自身不明瞭だった点を今回、確認できたので、記録として残したいと思います。
上貫バス停から、(貫山権現参拝道)までは、車道歩きです。ゆっくりと歩いて20分程で着きました。ずっと登り坂ですが、振り返ると、貫〜曽根の町並みや、曽根干潟を一望出来ます。また、前方には、「企救富士」と呼ばれるだけある凛とそびえた「貫山」が、実にかっこいいです。
(貫山権現参拝道)に近づくと、車道(右カーブ)を、気持ち程度のショートカットをした、参拝道の鳥居があります。その鳥居をくぐり、そのショートカットした車道に合流し、またショートカット道の登山道が現れます。ここが、(貫山権現参拝道)入口です。石碑もあります。タヌキの里の文字と(写真には収めてませんが、タヌキの置き物もあります)
ちなみに、この鳥居には、クルマ2台程の駐車スペースがありました。(ショートカット参道上になります)
登山道から、2分程度で、また車道(貫林道)と再合流します。合流地点の右側には、(おそらく)最後の民家が見えます。そして、また目の前の登山道へ、もう一度車道(林道)をショートカットするようです。そうやって、また再々合流するのですが、車道は、舗装道では、なく荒れています。最後の民家のすぐ上に出た様です。
どうやら、車道(貫林道)も、この付近をくねくねと蛇行しているようです。
ちなみに、ここの民家の辺りを、貫川の上流(もうこの時点では、沢ですが)が流れている様です。
で、ここで、実は、次の登山道の入口が、見つけられませんでした。
腑に落ちない気持ちで、仕方なく5分程、未舗装の林道(車道)を右側(登り方面)に歩いて行きました。しかし、やっぱり「おかしい!」と思い、また元の再々合流地点に戻る事にしました。そうやって道を下っていると山側に「赤いテープ」を発見!確かにそこに、登山道の入口がありました!!
どうやら、再々合流地点から右に行って、すぐ左カーブになっているのですが、そのカーブを曲がる途中の場所だったので、見過ごした様です。登り慣れた人は、迷わないかも知れませんが、私の様な初心者には、もう少しわかりやすい案内があったらいいな。って思いました。
ちなみに、仮に見過ごした場合でも、この林道を登って行けば、更にその上の『再々々合流地点』に出るので、道迷いには、ならないと思います。
さて、登山道に入り登って行きます。途中には、ところどころ、足下には、大きなシダ類が生えていて、ちょっとしたジャングル気分!また、急な坂には、木段も設置されていて登りやすいです。
そして『再再々合流地点』で、林道にまた出ます!何故か、この辺りでは、まだ舗装が残っていました。
で、ここからのショートカットの登山道を探したのですが、見つかりません。
すぐ真上に、ガードレールが見えるので、そこまでのショートカットがあるはず…と眼をこらしたのですが、見つかりませんでした。仕方なく、ここは、林道を歩く事にしました。問題は、右折か?左折か?ですが、先ほど登山道入口を見失った『再々合流地点』では、右側に登りがあったので、ここでは、その右側から合流してくるはずなので、迷わず左折することに。。。。
ここでも、『貫山は、この林道を左へ』等の、案内板があるといいな。って思いました。
実際は、この林道歩きは、4分程です。
一度だけ右カーブしたら、すぐ上の林道(昭和池〜母原)に合流します。
この林道出会い地点では、トラクターで老夫婦がお食事をされていました。林業か何かのお仕事の合間の休憩のようでした。
ご挨拶をして、ここまでの道のりの事、ここからの登山道の入口の事を伺いました。
どうやら、最後の林道歩きは、正解の様です。また、この先の登山道入口から山頂までは、1時間だそうです。
この合流地点は、ようやく『貫山登山道入口』にあたり、車道の幅も広く、車なら4〜5台程の駐車スペースはありました。
ただ、実際、もしも、ここまで、クルマで…という事ならば、貫からではなく、朽網の昭和池からの林道になります。距離も結構あります。昭和池からここまで、クルマで10分以上かかるのでは、ないでしょうか?(今度、試してみたいと思います)
上貫からの車道でのここまで行くという方法もあるでしょうが、途中の車道幅は、小さく、また、未舗装部分もかなりあるので、止めた方がいいでしょう。貫山登山するなら、上記の鳥居に止めて歩いた方が、断然良いと思います。ただ、鳥居のスペースもわずかなので、先客がいたら…と思うと…うーーーん。と考え込みますね。
そうなると、クルマでのアクセスは、昭和池から行くしかないかもしれませんね。
この登山道入口の標高は、350mの表記がありました。
また、この登山道の少し先まで、貫川の沢がすぐ傍に流れています。
登山道から20分たらずで、分岐点がありました。
右に行くと『修験者道場跡を経て貫山頂上に至る』ようです。
左に行くと『上宮〜山頂へ』となっています。
今回は、左側の上宮コースを登って、下山に、右のコースを使おうと決めました。
5分程進むと、あちこちに、巨石がちらほら現れてきました。なかなかの巨石たちです。苔の緑に覆われた巨石群がひろがる森は、なかなかの風景でした。
8月に訪れた屋久島の『白谷雲水峡』を思い出しました。
勝手に、「ここを『貫山、苔の巨石群』と名付けよう!」と、決めました(笑)
しばし、石に座って休憩!森の静寂を堪能しました。
このコースは、ロープが張られているので、助かりますが、あまり踏み跡もなく、辺り一面、落ち葉が敷き詰められている感じで、何度も、どっちだろう?って慎重になりました。足下も滑りやすいので、注意が必要です。
しばらく登ると、祠に祀られたお地蔵様がありました。
その右側に、古い苔むした石段があります。
どうやら、この上が、上宮の様です。
ただ、この石段は、とても滑りやすかったです。(実際、下山時に、滑って転倒してしまいました。リュックが守ってくれたので、助かりましたが、ケガでもしたら大変だなと思いました)
上宮の祠にお参りをして、案内板がなかったので、さて?右左どちらかな?って悩みました。そこで、先ほどカメラに収めた(左に行くと『上宮〜山頂へ』)の写真を見て、祠の左側を行くのだな?と思い、左に進む事にしました。
少し進むと、ロープがあったので、道は合っている様です。
しかし、この道、結構な急登です。おまけに、足下は、枯れ葉の絨毯に柔らかい土。ところどころ、石もあったりで、滑るしキツいです。
踏み跡がほとんどなく、あぁ…この上宮から左側のコースは殆ど使われていないのかな?って思いました。先月歩いた、築上町の城井谷の裏門を抜けての下山コースに足場が似ていました。
最後は、薮が行く手を阻み、薮漕ぎしながら、進みました。
そして、山頂手前分岐にポッと出ました。
ここは、薮のせいで、下山時に見てみると、分岐とは、分からない位の状態になっていました。
山頂手前付近の道は、草が背丈を超える状態でした。
ストックで草をかき分け、もうすぐ山頂だろうと心弾ませながら進むと、右に分岐があり、10歩程度先に、大きな岩がありました。その岩にひょいとのっかって、見ると、小倉北区の町並みと足立山が一望出来ました!!よく考えたら、今回のコースでは、初めての足立山方面の展望でした!!
コースに戻って、山頂へ向かいます!
山頂到着!!
山頂は、草も刈られていて、大きな石があちこちにあります。
6月に平尾台方面から登った場所と同じ山頂です!!
山頂の標識のウラの温度計を見ると、23度!
6月は、30度だったので、今回は、気持ち良かったです!
太陽もこの時に、薄い雲に隠れてくれたので、本当に清々しい感じでした!!
東側(周防灘)からやや南側(行橋方面)の展望は、抜群です!
眼下に登ってきたジブンの住む町が見えて、日々見ている景色と真逆の景色なんだな!って思うと、心が晴れ晴れになりました!!
お弁当を食べて、しばらくは、この山頂を独り占めしました!
下山は、また薮漕ぎしながら先ほどの分岐へ。
しかし、本当に、分岐とは分からない程でした。
ここは、分岐せず、まっすぐに降ります。
ところどころで、足立山を見ながら、下ります。
しばらく行くと、また、右側に分岐らしき道が見えました。
新道旧道分岐の新道側から降りようと思ってたのですが、直進と右折だったので、今回は、右折してみる事に、よく見ると枝に黄色のテープに上宮へと書かれています。
進んで行くと、上宮の祠の右側からの道でした。
どうやら、新道は、先ほどの分岐を直進だったようです。
引き返そうか?と考えましたが、今回は、このまま道が分かっているので、上宮から階段を下りて行く事にしました!!
で、上記した転倒が!!!
ホントに大事無くて良かったです!
リュックの有り難さを痛感しました。
下山は、登り以上に滑りやすいので気を遣いました。とにかく土が柔らかい、枯れ葉が多い、坂が急!慌てず慎重に下りました。
山頂から昭和池からの林道での登り口まで1時間ほどかかりました。途中、下山時に登山道沿いの一番山頂側にあたる沢で顔を洗いました。気持ちよかったです!ここが貫川の上流なんだな!と感慨深かったです。
『昭和池母原林道出会い』に戻ったら、さきほどのご老人夫婦がまだ居らして、花を植えられていました。そこで、20分程お話しをさせて頂きました。
ご夫婦は、なんと定年後に、ここで、キレイな花を植えられているようです。コスモスやあじさい、そして桜まで、たくさんの草木の手入れをされているとのこと。
そして、ご主人は、毎年、山頂付近の貫方面からの登山道の草刈りをされていたそうです。それも、実は、去年までされていたのですが、今年は、足が不自由になって、登れなくて、行けなかったそうです。
「上は、草が背丈以上に伸びていたでしょう?」と悔しがられていました。
貴重なお話しを沢山伺って、本当に頭が下がる気持ちでいっぱいになりました。
先月、登った福岡の三日月山などは、地元の方々の地道な努力で歩道や案内板など、訪れる方への「おもてなし」が、伝わってきた事を思い出しました。
この貫山でも、お会いしたご夫婦の様な地元の方々の地道な活動が支えているんだな。と。
色々と考えさせられました。
ここを訪れる方の心が、ご夫婦の植えられた花たちで、癒されてくれたらいいな、って心から思いました。
また、近いうちに登りたいと思います。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する