ひとり? 日帰り 槍ヶ岳 (飛騨沢ルート)
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コースタイム
- 山行
- 8:42
- 休憩
- 2:53
- 合計
- 11:35
誰かが真横で用足し・・?ヤダ〜
と思って覗いたら、
カモシカでした!びっくり!!
後姿がひょこひょこ可愛かった。
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
途中の首都高が大渋滞でした。 新穂高無料駐車場は満車、鍋平方面へ誘導されるが 溢れる車で既に路駐の列。 仕方なく登山口まで徒歩30分かかる場所に縦列路駐。 この日、この山域は久々の晴天の連休という事で かつてない程の爆発的混雑だったそう 登山口から遠い路上駐車はトイレがなくて辛かった〜。 |
写真
感想
大天上岳へ登った時に、標識しか見えなかった「槍ヶ岳」への思いが募り、
行ってきました。
友人を誘ってみたのですが、タイミングが合わず…。
無理そうなら引き返せば良い!とにかく槍ヶ岳に会いたい!と
最短で日帰りできるという『飛騨沢コース』にしました。
(登られた方のブログを参考にさせていただき感謝です。)
夜明け前もしくは日暮れ後に沢を通過する可能性があったので、高性能ヘッドランプを奮発して購入しました。(前回の富士登山でも使いましたが、本命槍ヶ岳登山の為でした。)
房総から岐阜までひとりで運転するのは初めてでしたが
槍ヶ岳に行けるというワクワクで楽しいドライブでした。
これで登頂できなかったとしても、ここまでこれた事は自分をかなり誉められる!と思いました。既に満足感でいっぱい。笑
24:30にやっと車を停め、車中で休んでいると
02:00頃から出立しはじめてる人がちらほら、ちょっと焦りました。
自分は車内でがっつりお弁当を食べてから03:00過ぎに車を後にし
登山口まで30分歩きやっとトイレ(我慢してました)
深夜03:30なのに新穂高温泉かなりの賑わい。
登山届けを提出し、準備運動をして03:55にいざスタート!
既に歩いている人が沢山いて出遅れてる感で焦りました。
日帰りできるのだろうか・・
しかし、人が歩いているおかげで真っ暗な林道は全く怖くありませんでした。
林道をしばらく歩いていると私の後ろにずっと同じペースで足音が
ヘッドランプもつけていない、ジャージズボンを履いたおじいさん。
「今日は月明かりで見えますね^^」と言われました。
このおじいさんに私はとてつもなく惹きつけられ、
ほぼずっと一緒に山歩きをさせていただきました。
(勝手にくっついていった。というのが正しいです)
槍平小屋到着で休憩の際に(もちろん勝手に隣にすわって休憩)、
私は日帰りできるか不安だと話すと
『あなた、15時には下山できてますよ』
『そんなに心配しなくとも、安心して日帰りできますよ』
落ち着きある話し方、その言葉に本当にホッとしました。
そして
『山頂到着の頃は丁度小屋泊まりの人達の渋滞がはけて、空いてる頃合ですよ。』
といわれました。
岐阜在住のこの方は槍ヶ岳へは数え切れない程登っているとのことでした。
多くを語らない方だったのですが、
道中 私がちんぷんかんぷんな初心者なのを察して
見える山々の名前を教えてくれたりしました。
千丈乗越でおじいさんは稜線へ出る方向へ
私はそのまま山頂を目指し、お別れしました。
左右を山に囲まれて登る道、気持ちの良いこと・・
どっちを向いても迫力の山に見下ろされ、山の懐に包まれているよう。
さっき教えていただいた笠が岳、かっこいい!
槍の穂先へ到着、これたよ!きたよ!槍ヶ岳さん!
感激。。。
展望が素晴らしい!
そして信じられないくらい本当に空いている・・ゆったりした空気が流れている。
写真を撮っていただいたり、のんびりしていると、
おじいさんも登ってこられました。
『もう着いてましたか』と言われましたが
千丈乗越の別れ際、『あなたあと1時間で着きそうですね。』
と おっしゃっていただいたとおりに到着しておりました。
見える山々の名前を教えてもらいました。新穂高が小さく見えて
こんなに歩いてきたのかと感動しました。
裏銀座を眺めながら昼食をとり、また勝手にくっついて山を下りました。
帰路はおじいさんが登ってきた西鎌尾根から千丈沢乗越経由。
ガスがわいてきましたが、ほんの少し裏銀座散歩です。銀ブラ!
道中会う方と会話を交わしたりしながら。ずっと楽しく歩きました。
皆さん槍へ向けての急な登りでは苦しそうでありながらも
満面の笑顔であとどれくらいですか?と尋ねてこられるのが印象的でした。
こちらも笑顔になります。
下山しておじいさんと一緒に記念撮影を撮りたいと御願いしたのですが、
「こんな爺さんと撮ってもしょうがないから!」と去ってしまわれました。
感謝の気持ちでいっぱいです!
自宅到着は23:00。翌日元気に氣志團万博へも行けました。
おじいさんに引っ張ってもらったおかげです!
特に下りはお猿の親子のようにおじいさんの後にくっついて
楽に歩けました。
おじいさん と記させてもらいましたが、とってもかっこよく
私がこの夏出会った一番のイケメンに間違いないです。
本当に本当に感謝しきれません!
ありがとうございました!!!!
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