熊野古道(中辺路〜小辺路)
コースタイム
- 山行
- 16:20
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 17:20
- 山行
- 7:50
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 7:50
- 山行
- 9:40
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 10:20
- 山行
- 9:10
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 9:10
3日目:湯の峰温泉から八木尾バス停までバス移動し、前日通った三軒茶屋後と一般道をバイパスした。
4日目:十津川温泉から西中大谷までバス移動し、一般道10kmをバイパスした。
天候 | 晴れ、曇り、雨、雪 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
飛行機
Goal: 高野町 |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険な個所はない |
その他周辺情報 | 一部地域を除いては民宿等の宿泊場所がある |
写真
装備
個人装備 |
テント
シュラフ
シュラフ・カバー
ガス・ストーブ
コッフェル
スリーピング・マット
ソーラー・バッテリー
|
---|
感想
1日目:中辺路の歩き開始。滝尻王子からの急登を除けば、舗装された個所を歩くことも結構あり、軽いハイキング気分で歩ける。雪景色はなかなか情緒があった。
近露王子から継桜王子までの舗装道路歩きは興ざめで、疲労感が増す。
http://www.wakayama-kanko.or.jp/walk/017/map1.html
2日目:わらじ峠を過ぎてからの長い迂回路は山道ではあるが、やはり古道の趣はない。
http://www.wakayama-kanko.or.jp/walk/017/map2.html
中辺路は、のどかな季節にのんびりと歩くほうが楽しめると感じた。いにしえの上皇や貴族がこぞって詣でた熊野を感じるには、春とか秋のほうがよさそうだ。
和歌山県などがNet上に掲載しているガイド・マップはよくできており、ほぼ記載されているコース・タイムで歩くことができる。
3日目:小辺路の歩き開始。バス移動で、前日歩いた道と一般道を回避することができたが、果無峠までの上りはかなり急で、背中に担いだ20kg超のBackpackが大きな負担となった。加えて、Net掲載のガイド・マップは高野山から熊野へを順路としているので、逆向きへのコース・タイムは探すことができなかったので、登りは下りの1.5倍で想定したが、それも甘かった。以上の理由で、十津川村への到着は予定時刻を超えてしまった。
http://www.wakayama-kanko.or.jp/walk/032/map1.html
http://www.wakayama-kanko.or.jp/walk/032/map2.html
4日目:伯母子峠も、前日の果無峠と同じように、熊野川からの登りのほうが傾斜が急に思える。午前中の三浦峠越えで消耗した体力で、さらに積雪と重いBackpackの負担を抱えての伯母子峠に向かうのはかなり過酷であった。どこか、平らな場所があればテントを張ろうと目論見は持っていたものの風雪が厳しく、何としても避難小屋までたどり着きたかったので、日没以降も歩き続けることを判断した。路は雪に覆われているものの、千年以上もの歴史を経て、地形が人が歩くべきところを示してくれるものを記憶しているかのように、暗がりの中でも迷わずに歩かせてくれた。
http://totsukawa.info/img/kohechi/kohechi_miura_2.pdf
http://totsukawa.info/img/kohechi/kohechi_oomata_2.pdf
http://totsukawa.info/img/kohechi/kohechi_oomata_1.pdf
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5日目:前日の疲労もあり、朝の出発がかなり遅くなったが、路はさほど厳しくはなくほぼコース・タイムどおりに歩けた。途中道標が混乱をきたすような分岐、特に高野龍神スカイラインとの分岐が逆行者には分かりにくいものとなっており、確認に時間を要した。
info/img/kohechi/kohechi_koyasan_2.pdf
http://totsukawa.info/img/kohechi/kohechi_koyasan_2.pdf
小辺路は、中辺路と違いかなり厳しい行程を覚悟して臨む必要がある。特に、高野に向けて行く逆行者は以下の二点を考慮しておく必要がある。
まず、道標が逆行者には不親切に設定されているので、見落としてしまったり、誤解を生じさせてしまう可能性があること。また、Net上のガイド・マップもことごとく順行者向けの表示しかないし、『山と高原の地図』のような山行を専門とする地図もないので行程の全容、方向感をつかむのが難しいので、分岐点では迷わないように慎重に判断する必要がある。
次に、コース・タイムは順行者用で、そこからは容易には逆行のコース・タイムは概算できないので、国土地理院の2万5千分の1を準備するなどして、慎重に計画したほうがよいだろう。暖かい時期であれば、どこででもビバーグすればよいが、冬季は特に慎重に計画したい。
なお、小辺路は携帯の電波が届く場所はほとんどないので、救援を電話で行うことは難しい。
休暇期間中に行けるロング・トレイルの候補には、もちろんパシフィック・クレスト・トレイルとまではいかずとも、日本国内ではそこそこロングであまり積雪のなさそうな国東半島峯道トレイルか熊野古道の二つの候補があった。
そこで、以前から少し興味のあった古道を今回は選んだが、何と荒天の予報が出てしまった。
爆弾低気圧が迫り、温暖な紀伊半島の山々とはいえ想像以上の積雪があった場合に備え、どこでも幕営できるような備えは必要だったので、軽装でスピードを追おうとする判断はなかった。
この経験を生かし、次回の日本版ロング・トレイルを計画したい。
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