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記録ID: 563556
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ハイキング
房総・三浦

【過去の記録】 八幡岬公園 勝浦城 お万の方

2012年06月23日(土) [日帰り]
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GPS
21920:00
距離
0.7km
登り
26m
下り
34m

コースタイム

日帰り
山行
0:00
休憩
0:00
合計
0:00
10:01
22
日帰り
山行
0:22
休憩
0:00
合計
0:22
10:23
ゴール地点
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2012年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
八幡岬公園付近の駐車スペース
コース状況/
危険箇所等
運動靴で普通に歩ける道
なぜか、大網駅
この日に立ち寄っているのであった。
なぜか、大網駅
この日に立ち寄っているのであった。
駐車スペースに停め、ここが入口になります。
駐車スペースに停め、ここが入口になります。
海はこんな感じ、梅雨空なのか曇っていました
海はこんな感じ、梅雨空なのか曇っていました
勝浦海中公園の様子でしょうか。海の中、そして海上からも一望できるようです。
勝浦海中公園の様子でしょうか。海の中、そして海上からも一望できるようです。
漁船がいました、釣りでしょうか、漁でしょうか、どんな魚が摂れるのでしょうか。
漁船がいました、釣りでしょうか、漁でしょうか、どんな魚が摂れるのでしょうか。
ちょっと引いてみました。
ちょっと引いてみました。
いかにも磯というような風景ですね。
いかにも磯というような風景ですね。
勝浦城址であることを示す看板、正木氏の持ち城だった様子です。秀吉により安房里見氏が領地の一部を没収されると、正木氏もこの城を明け渡し安房に逃れたそうです。
勝浦城址であることを示す看板、正木氏の持ち城だった様子です。秀吉により安房里見氏が領地の一部を没収されると、正木氏もこの城を明け渡し安房に逃れたそうです。
お万の方です。正木氏の娘でのちに徳川家康の側室となり紀州徳川頼宣と水戸徳川頼房をもうけます。
お万の方です。正木氏の娘でのちに徳川家康の側室となり紀州徳川頼宣と水戸徳川頼房をもうけます。
城跡は公園になっています。
城跡は公園になっています。
お万の方の説明文。勝浦から逃れ伊豆に潜んでいる際に徳川家康に見初められたそうです。ちなみに、水戸光圀はお万の方の孫になります。
お万の方の説明文。勝浦から逃れ伊豆に潜んでいる際に徳川家康に見初められたそうです。ちなみに、水戸光圀はお万の方の孫になります。
ちょいと角度を変えて・・・。
ちょいと角度を変えて・・・。
断崖絶壁です。
展望台からは断崖絶壁です。
展望台からは断崖絶壁です。
「お万の布さらし」の表示板、勝浦城落城の際、この崖に約40mの白布を下ろし、小舟で館山方面に逃れたそうです。
「お万の布さらし」の表示板、勝浦城落城の際、この崖に約40mの白布を下ろし、小舟で館山方面に逃れたそうです。
展望台からの風景、
展望台からの風景、
地層が出ていますね、房総半島海岸沿いはいたるところに露頭が出ています。
地層が出ていますね、房総半島海岸沿いはいたるところに露頭が出ています。
こんな風景
あんな風景
6月なのにもう・・・スズメバチが死んでいました。
6月なのにもう・・・スズメバチが死んでいました。

感想

 勝浦の朝市を見て、勝浦タンタンメンを食べてからここにやってきました。勝浦に来ると朝市を冷やかすのもいいがやはり激辛の勝浦タンタンメンを食べたくなる。
 朝早い漁師などが体を温める食べに出されたのがはじめとされており、今でも朝からやっている店も多い、朝から激辛である。現在は勝浦市だけでも50店舗を超え、千葉県のご当地ラーメンとしては船橋ソースラーメン、竹岡式ラーメン、アリランラーメンと並ぶ・いや超えるラーメンとなっている。私は勝浦を通るときには必ずどこかで食べている。

 食べた後、地元で配っているMAPにここが紹介されていたのである。城マニア(一応日本百名城は全登城いたしました)であるのと、「お万の方」という響きにつられて「ここに行かねばならない」と思ったのでした。本来、ここ単独でヤマレコに載せるには非常に忍びないのですが、歴史レコということで載せさせていただきます。
 
 勝浦城の概要は次のような感じである。

 勝浦湾の東南端に突き出た天然の険しい崖の上(八幡岬)に築かれた海城(要害)で、築城経緯・時期などの詳細は不明だが、1521年(大永元年)に真里谷城の城主だった上総武田氏の一族の真里谷信興(真里谷信清?)が安房の里見義堯による北上阻止のために支城として築城されたという説がある。
その後、真里谷武田家の一族の居城となっていたが、真里谷武田家が内紛で勢力を弱めると、後北条氏と里見氏が上総に進出するようになった。
1544年(天文13年)、里見方の正木時茂が大多喜城の真里谷朝信を滅亡させ、朝信の勢力圏を里見氏の傘下に収めたとき、勝浦城も里見方となっている。以後は正木氏の一族の正木時忠が入り、勝浦正木氏と呼ばれるようになった。時忠は後に後北条氏に寝返ったが、里見氏は勝浦城に激しい攻撃を加えこれを取り戻している。正木憲時の乱が起きたとき、正木頼忠(お万の父)は里見義頼に味方したため、憲時の攻撃を受け、一時落城したといわれ、のちに「お万の布晒し」の伝承を生んだ。憲時の乱が鎮圧されると、頼忠は勝浦城主に復帰している。1590年(天正18年)に徳川家臣の本多忠勝に攻められ落城後廃された。

 今となっては、城跡も残っていないのであるが、この地に残る念があるような気がしているのである。
 そして、勝浦城落城の際にお万の方が白布を使って逃げるという一大歴史スペクタクルが行われる(大げさか・・・)

 その後、お万の方は徳川家康に見初められ「養珠院」としてその存在を知られるようになる、男子3人を生みそのうち2人は紀州・水戸の宗家となる。
 信仰的には日蓮宗に帰依したようで、浄土宗を信ずる家康とは異なったようだ。宗論を挑む日蓮宗を快く思っていなかった家康は日蓮宗の僧を問答ののち帰り道に多数襲った。その後日蓮宗の高名な僧日遠が日蓮宗総本山身延山宗主を辞し家康に宗論を挑もうとしたところ、家康により磔にされそうになる。師がそのようなことになっていることを知ったお万の方は、師の分と自分の分2人分の死に装束を作り、決意の強さを家康に見せる。ここまでされた家康は磔にするのをやめ僧たちを放免したのだという。その後、後陽成天皇がこのことを聞きお万の方に「南無妙法蓮華経」と書いたものを送ったのだという。家康の死後、身延山で大法要を行い満願の日に七面山に向かったのだという。このため、七面山登山口にお万の方の石像があるのだという。
 大層、聡明な方だったようだ。

 2014年年末にこの記録を書いているのだが・・・。2015年に、身延山・七面山に行く理由が増えてしまったではないか・・・。八紘嶺から七面山への縦走、七面山登山、身延山登山、2015年に行きたい山の上位にランクされたと思う。
 天気は微妙、晴れてもいないが雨も降っていない、どよんとしていて風景を引き立てない、6月下旬なので仕方がない。歩いているとじっとりと汗が出てくる、先ほど食べた勝浦タンタンメンの影響だろうか。それでも、いろいろなところを写真にとり、表示を見て説明文を読む、よく整備されていると思う。しかしながら、あまり訪れる人もいなく、私が行ったときはずっと誰もいなかった、トイレも整備されているし歩道もよい、しかしアピール不足なのか訪れる人は少ない。まあ、ここに来るのは風景が好きな人か歴史が好きな人のみであろう。しかしながら、房総半島も戦国時代の城や戦場などたくさん残っているし、逸話や伝説も多数残っている。特に南総里見八犬伝など里見家に関する伝説はたくさん残っているが、それについては別の文章にしたいと思う。

 2014年年末に養老渓谷を旅した後、また勝浦にやってきた。意外と近いのだな。当然食べたのは勝浦タンタンメン、そしてまたマップをもらう・・・。そういえばここに行ったことがあるぞとマップを指さす。そこで帰宅してからデーターベースより写真を引っ張り出してこの記録を作った。こんなこともあるのだなと思う。

 

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