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記録ID: 5682232
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ハイキング
富士・御坂

新道峠・ツインテラスから大石峠・金堀山北尾根を下降

2023年07月24日(月) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
7.4km
登り
228m
下り
919m

コースタイム

すずらんの里「沢妻亭」前バス停発9:00−ツインテラス下バス停着9:30−新道峠・ツインテラス9:40〜9:50−1617mコブ10:05−中藤山10:30〜11:10−不逢山12:10−大石峠12:20〜13:25−大石峠山13:30−1575m圏コブ13:45−金堀山14:00−1440m圏平坦地14:35−1388mコブ14:45−1350m圏平坦地左折点14:55〜15:35−露岩帯始まり15:40−沢妻川岸16:40〜16:50−第2堰堤16:55−林道17:05−第1堰堤17:15−ゲート17:20−県道17:30−ゴール17:35
天候 無風快晴
過去天気図(気象庁) 2023年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
河口湖北岸を通る県道21号線を西に走り、大石小学校の先で右折して県道719号線に入る。長い若彦トンネルを抜けて芦川村に入って県道36号線に合流。天狗山を回り込んだ先の左側に広い駐車場を持つ村営「すずらんの里」がある。この一角の「沢妻亭」の前からツインテラス行の送迎バスが出る。
コース状況/
危険箇所等
新道峠のツインテラスから御坂山塊主稜線を西に歩く。よく整備された登山道が続く。大石峠を過ぎ、金堀山まで登る。
ここから一般登山道と分かれて北尾根を降りる。獣道が断続的にあるだけで、踏跡は無いに等しい。テープは皆無。上半分に危険個所は無い。
1388mコブの先、1340m圏平坦地で北西に曲がって下半分に入るが、直ぐに露岩帯になる。数mの露岩が次々現れ、墜落・滑落の危険性が高い。この対応に惑わされて、北尾根ルートを外れたようで、北尾根上の1211mコブを通ることなく、沢妻川の第2堰堤の近くに降り立った。
その他周辺情報 ツインテラスは笛吹市が一昨年の秋に設置した。沢妻亭前からツインテラス行の送迎バスは、9時から1時間おき(土・日は30分おき)に出ている。途中、3か所に停まって30分ほどで峠の下に着く。運賃は均一で200円は安い。なお、火曜日は運休なので注意。
「すずらんの里」の沢妻亭の前からツインテラス行の送迎バスが出る。写真の建物はトイレ
2023年07月24日 08:52撮影
7/24 8:52
「すずらんの里」の沢妻亭の前からツインテラス行の送迎バスが出る。写真の建物はトイレ
送迎バスに30分程乗ればツインテラスの下に着く。ここから折れ曲がり、舗装された坂道や階段を上る。写真左下にバスが見える
2023年07月24日 09:36撮影
7/24 9:36
送迎バスに30分程乗ればツインテラスの下に着く。ここから折れ曲がり、舗装された坂道や階段を上る。写真左下にバスが見える
10分もかからず標高1580mの新道峠に着く。ここにセカンドテラスと称して板張りの展望台が建っている
2023年07月24日 09:41撮影
7/24 9:41
10分もかからず標高1580mの新道峠に着く。ここにセカンドテラスと称して板張りの展望台が建っている
さらに緩やかな山道を東に100mほど歩くと、広々としたファーストテラスに着く
2023年07月24日 09:46撮影
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7/24 9:46
さらに緩やかな山道を東に100mほど歩くと、広々としたファーストテラスに着く
ファーストテラスから見た河口湖と富士山
2023年07月24日 09:48撮影
7/24 9:48
ファーストテラスから見た河口湖と富士山
新道峠に戻り、西の大石峠を目指す。山道に入った途端に静まりかえり、観光地のツインテラスの喧騒が噓のよう
2023年07月24日 09:53撮影
7/24 9:53
新道峠に戻り、西の大石峠を目指す。山道に入った途端に静まりかえり、観光地のツインテラスの喧騒が噓のよう
気持ち良い木漏れ日の尾根道を進み、なだらかな1617mコブを越える
2023年07月24日 10:05撮影
7/24 10:05
気持ち良い木漏れ日の尾根道を進み、なだらかな1617mコブを越える
中藤山に近づくと、明るい草原状の尾根道を上って行く
2023年07月24日 10:29撮影
7/24 10:29
中藤山に近づくと、明るい草原状の尾根道を上って行く
中藤山の頂上に着いた。1665.5mの三角点が草に埋もれている。送迎バスのお陰で、本日の最高地点に1時間も歩かずに着いた
2023年07月24日 11:10撮影
7/24 11:10
中藤山の頂上に着いた。1665.5mの三角点が草に埋もれている。送迎バスのお陰で、本日の最高地点に1時間も歩かずに着いた
ここから見た富士山
2023年07月24日 10:32撮影
7/24 10:32
ここから見た富士山
草原状の尾根道は眺望が開けて気持ち良い
2023年07月24日 11:15撮影
7/24 11:15
草原状の尾根道は眺望が開けて気持ち良い
富士山の右に伸びる裾野に寄生火山の大室山、その手前の台形の山並みは足和田山。河口湖手前の尾根の右端は毛無山
2023年07月24日 11:18撮影
7/24 11:18
富士山の右に伸びる裾野に寄生火山の大室山、その手前の台形の山並みは足和田山。河口湖手前の尾根の右端は毛無山
一変して尾根上に露岩が現れる。僅か2mにも満たない岩だがロープが下がっていた
2023年07月24日 11:51撮影
7/24 11:51
一変して尾根上に露岩が現れる。僅か2mにも満たない岩だがロープが下がっていた
その直後の露岩はいやらしい。道は手前から写真の奥に続いているが、2つの岩の隙間には入り込めないので、右の岩のリッジをそろりそろり
2023年07月24日 11:53撮影
7/24 11:53
その直後の露岩はいやらしい。道は手前から写真の奥に続いているが、2つの岩の隙間には入り込めないので、右の岩のリッジをそろりそろり
主稜線上の金山から伸びてきた枝尾根は写真中央の十二ヶ岳で急降下する。左端の毛無山まで、梯子、鎖、ロープを使って、多くのコブを越えて行く面白い尾根だった
2023年07月24日 11:56撮影
7/24 11:56
主稜線上の金山から伸びてきた枝尾根は写真中央の十二ヶ岳で急降下する。左端の毛無山まで、梯子、鎖、ロープを使って、多くのコブを越えて行く面白い尾根だった
不逢山の頂上。案内板が壊れている。6年前の2月に、ここの北尾根を芦川村から登った
2023年07月24日 12:09撮影
7/24 12:09
不逢山の頂上。案内板が壊れている。6年前の2月に、ここの北尾根を芦川村から登った
大石峠に着いた。手前の壊れた道標の脇に立派な新しい道標が立っている
2023年07月24日 12:20撮影
7/24 12:20
大石峠に着いた。手前の壊れた道標の脇に立派な新しい道標が立っている
大石峠から西に少し上った1527mのコブは大石峠山とのこと
2023年07月24日 13:31撮影
7/24 13:31
大石峠から西に少し上った1527mのコブは大石峠山とのこと
さらに西に進んで1608mの平坦なコブ
2023年07月24日 13:59撮影
7/24 13:59
さらに西に進んで1608mの平坦なコブ
ここが金堀山。山名板が木に括り付けられているが、これが無ければ素通りしそうだ
2023年07月24日 14:00撮影
7/24 14:00
ここが金堀山。山名板が木に括り付けられているが、これが無ければ素通りしそうだ
ここから北に伸びる北尾根を降りる。今までの明瞭な登山道と違って、踏跡すら無い。尾根筋も読めない
2023年07月24日 14:01撮影
7/24 14:01
ここから北に伸びる北尾根を降りる。今までの明瞭な登山道と違って、踏跡すら無い。尾根筋も読めない
やっと尾根らしくなってくると、獣道か、微かな踏跡が見られるが、テープ類は全くない。小枝がうるさい
2023年07月24日 14:18撮影
7/24 14:18
やっと尾根らしくなってくると、獣道か、微かな踏跡が見られるが、テープ類は全くない。小枝がうるさい
1440m圏で平坦地となり、地形図通りだ
2023年07月24日 14:33撮影
7/24 14:33
1440m圏で平坦地となり、地形図通りだ
1388mコブが盛り上がっている。この東側を巻く踏跡があったので入ったが、細い獣道で厳しく、むしろ尾根通しの方が良いだろう
2023年07月24日 14:44撮影
7/24 14:44
1388mコブが盛り上がっている。この東側を巻く踏跡があったので入ったが、細い獣道で厳しく、むしろ尾根通しの方が良いだろう
1350m圏で再び平坦になる。6年前の2月、金堀山から北尾根をここまで降りて来て、北北東へ右折して1254mコブを通り、大石川出合いへ出た
2023年07月24日 14:56撮影
7/24 14:56
1350m圏で再び平坦になる。6年前の2月、金堀山から北尾根をここまで降りて来て、北北東へ右折して1254mコブを通り、大石川出合いへ出た
今日はここから左折して北西に伸びる尾根を下り、1211mコブを経て沢妻川出合いへ降りる予定。こちらの尾根の方が緩やかだ
2023年07月24日 15:36撮影
7/24 15:36
今日はここから左折して北西に伸びる尾根を下り、1211mコブを経て沢妻川出合いへ降りる予定。こちらの尾根の方が緩やかだ
しかし、5分も降りると大きな露岩が通せん坊。露岩帯が始まった
2023年07月24日 15:39撮影
7/24 15:39
しかし、5分も降りると大きな露岩が通せん坊。露岩帯が始まった
最初の露岩は左側を巻く
2023年07月24日 15:40撮影
7/24 15:40
最初の露岩は左側を巻く
露岩の間も急下降が続く。足場の悪い崖を木に掴まりながら降りる
2023年07月24日 15:49撮影
7/24 15:49
露岩の間も急下降が続く。足場の悪い崖を木に掴まりながら降りる
この露岩は左を巻きながら降りた
2023年07月24日 15:50撮影
7/24 15:50
この露岩は左を巻きながら降りた
この露岩はどのように降りたか記憶にない
2023年07月24日 15:59撮影
7/24 15:59
この露岩はどのように降りたか記憶にない
北側の急斜面を降りなければ北尾根の1211mコブに繋がらない。しかし、露岩の処理に必死になって、分岐を見落としたようだ。仕方ないそのまま下ると尾根が緩やかになって来た
2023年07月24日 16:29撮影
7/24 16:29
北側の急斜面を降りなければ北尾根の1211mコブに繋がらない。しかし、露岩の処理に必死になって、分岐を見落としたようだ。仕方ないそのまま下ると尾根が緩やかになって来た
適当に支尾根の末端を巻きながら降りていき、沢妻川の川岸に降り立った。標高1020m地点だった
2023年07月24日 16:51撮影
7/24 16:51
適当に支尾根の末端を巻きながら降りていき、沢妻川の川岸に降り立った。標高1020m地点だった
河原には降りず、右岸の山裾を巻きながら北に進む。5分程で第2堰堤の脇を通過、現在地を確認できた
2023年07月24日 16:55撮影
7/24 16:55
河原には降りず、右岸の山裾を巻きながら北に進む。5分程で第2堰堤の脇を通過、現在地を確認できた
沢妻川右岸に付けられた林道に出る。後はこれを辿れば良い
2023年07月24日 17:07撮影
7/24 17:07
沢妻川右岸に付けられた林道に出る。後はこれを辿れば良い
第1堰堤を確認
2023年07月24日 17:15撮影
7/24 17:15
第1堰堤を確認
害獣進入防止のゲートを開閉する
2023年07月24日 17:19撮影
7/24 17:19
害獣進入防止のゲートを開閉する
県道に出てから300mほど西に進めば、愛車が待っているすずらんの里に戻る
2023年07月24日 17:33撮影
7/24 17:33
県道に出てから300mほど西に進めば、愛車が待っているすずらんの里に戻る
帰り道、河口湖北岸の道を走っていると、頂上の雲がとれ、微かな残照の富士山がお見送り
2023年07月24日 18:39撮影
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7/24 18:39
帰り道、河口湖北岸の道を走っていると、頂上の雲がとれ、微かな残照の富士山がお見送り

感想

黒岳の西にある新道峠は、眼下に河口湖を俯瞰し、その先にゆったりと裾野を引く雄大な富士山を望むことができる一級の展望台である。
一昨年の秋に、ここにツインテラスと称して2か所の展望台が笛吹市によって作られた。観光施設だが、登山者にとってありがたいことは、麓の芦川村から標高1580mの新道峠の直下まで送迎バスが運行されることだ。
そこでこのバスを利用すれば、楽して御坂山塊の主稜線の一角に立て、1500〜1600mの雲上散歩が楽しめる。今回は新道峠から大石峠を越えて金堀山まで歩き、ここの北尾根を降りて芦川村に戻る周回ルートを設定した。

関東は2日前に梅雨が明け、無風快晴のもと、左手に富士山を眺めながらルンルン気分の雲上散歩であった。

金堀山に着き、その北尾根を降り始めた。
6年前の2月、不逢山の北尾根を登った後、ここを降りた。この時は、1350m圏の平坦地で北北東へ曲がり、1254mコブを通って大石川出合いへ出た。
今日はここから北西に伸びる尾根を下り、1211mコブを越えて沢妻川出合いへ降りる予定だった。

1350m圏の平坦地までは順調に降りてきた。しかし、ここで左折すると直ぐに露岩帯となった。大小多くの露岩が続く。右を巻くか、左を巻くか、あるいは直下降するか。
しかし、この尾根は1300m圏で北側の急斜面を降りないと、1211mのコブに繋がらない。分かってはいたけれど、露岩や急な土崖の処理に必死になって、この分岐を見落としたようだ。

そこで正規ルートに移るために、広い谷を右へトラバースしようとした。でも、かなり降りてしまったようで、1211mのコブを目指すには、大分上らなければならず、時間的にも体力的にも厳しい。
これに比べて、今下っている尾根は露岩が無くなり、尾根筋が明瞭になって来た。随分迷ったが、今の尾根をそのまま下り続けることにした。結果的に沢妻川の標高1020mの岸辺に降り立った。

沢妻川には大きな第2堰堤があるので、この通過が心配だったが、問題なくクリアできて無事ゴールした。

金堀山の北尾根は一度降りたことがあるが、1350m圏の平坦地から北西に伸びる下半分の尾根は私にとっては未知である。こちらの方が上半分より長い上、支尾根の分岐が多く、あちこちでルート探索を楽しめそうだ。これがこの尾根を下降ルートに選んだ最大の理由だ。

それなのに、1350m圏の平坦地から僅か下った最初の関門でミスコース。1300m圏でルート選択に注意すべきことは重々承知していた。しかし、露岩の処理に手一杯だったのか、不本意な結果となってしまった。
歳のせい、とは思いたくないが・・・

期待が大きかっただけに、重い気分で帰途についた。

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