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Yamareco

記録ID: 57508
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雪山ハイキング
甲斐駒・北岳

農鳥岳 (またまた敗退)

2010年02月20日(土) 〜 2010年02月21日(日)
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コースタイム

農鳥岳
2/20
0643。スタート。
二週間前と違って雪が無い。

0752。中部電力小屋。
だいたい普段どおりのペース。

1007。1565?メートル地点。
ここまで来ると稜線に再会できる。二週間前は膝が痛みだしたのでここでUターンだったけど、今日は大丈夫みたい。

1255。大門沢小屋。
小屋を借りて、中でお湯を沸かす。コーヒーで休憩。
なんとか2200メートル辺りまで行きたいと思いつつ先を急ぐが、夏道が所々凍った木の枝に塞がれている。いちいち迂回路を探していたら結構手間取ってしまった。
最後に沢に降りる地点の200メートルほど手前で、凍った枝に完全に道を塞がれてしまった。しばらく迷った後に結局ここからは沢に降りるしかないと判断。
沢に下って上りを再開すると16時を過ぎてしまった。適当なテント場がないので困った。

1618。行動終了。
テント設営開始。
結局、夏道が最後に沢に降りる地点の辺りで夏道の土手を上り返して、ちょうど適当なテント場を見つけたのでここにテントを張る事にした。
テントを張る前にアイゼンを外そうとしたら、ベルトが凍っててかなり手こずった。今になって考えると、とりあえずテント張ってぬるめのお湯を沸かしてアイゼンにかければ良いだけの事だったんだが、あの時はとりあえず焦ってしまってそんなことは思いつかなかった。
テント設営完了して中でゆっくりしていると、まだ30分くらい明るかった。『あんまり慌てることなかったなぁ』とも思ったが、まぁまだこの時期なら16時くらいがタイムリミットと考えた方が安全だろう。それにしてもずいぶん日が長くなったものだ。

2/21
0551。『今回こそ農鳥山頂へ』と思いつつスタート。
まだ東の山の端が赤く染まり始めたばかりで薄暗い。でも予定では4時起きの5時スタートだったのでずいぶん時間をくってしまった。
歩き始めてすぐ、また今日も全然腹に力が入らない感じ。朝食は充分に摂ったので、これはおそらくもう昨日のうちにグリコーゲンを使い切ってしまって、今日のぶんが残っていないとゆうことなんだろう。

0758。敗退決定。
テント場から、いったん沢に下ってからしばらくは順調に上を目指す。
急登が始まる手前で早めの休憩をとりつつ朝焼けの富士山を撮影。
急登のとっつきを登って、しばらくはコースマークを目で追いながら直登。ふくらはぎがかなり疲れる感じだけど、短時間で高度が稼げる感じ。
が、それもそう長くは続かず急に厳しい感じになってしまった。そこまでは表層10センチくらいの雪があって結構安定して歩けていたのに、急に表層5センチ程の雪面になってしまった。表層の下は結氷した雪面。アイゼンの爪が甘くなってたのもよくなかったが、とにかく急に足元の安定感が無くなってしまった。
いつもどおり『ビビっちゃったら潮時』なので、今回はここまでと諦めたが、急斜面で足元が危うくてとりあえず一服できる手近な棚も無い。
結局、ちょっと下って一服つけてから下山開始。
下ると決めたら切り替えは速い。とりあえずテントを回収したら次のターゲットは奈良田の里温泉。
下りつつ考えたのは、雪山には雪山の歩き方があって、夏道を辿るのは必ずしも正解ではないのかも、ということ。

0858。テント場。
今夜はここでもう一泊するつもりだったので全然片づけてない。シュラフその他をたたんでたら意外と時間がかかってしまった。

0941。再スタート。
とりあえず、次の目標地点は大門沢小屋。

1106。大門沢小屋。
素通り。

1236。昼食休憩。
非常食のつもりで持ってきたラーメンでランチにした。コーヒーも飲んですっかり体も温まった・・・はずだったのに、急に曇はじめて気温低下。体もすっかり冷えてしまった。

1331。再スタート。

1340。1556メートル地点。
ここまで来ると『あと一息だなぁ』という気分になる。が、一箇所だけ注意が必要な場所があるのでまだ気を緩めてはいけない。

1451。中部電力小屋。
ここまで来ると『今回も無事に還って来たなぁ』という気分になるが、実はまだ一時間ほど歩かないといけない。

1544。終了。
濡れたシャツを着替えて奈良田の里温泉にGO!!

例によって今回も写真はこちらです。古い順で見てください。
http://f.hatena.ne.jp/R1100GS97/100220-21%E8%BE%B2%E9%B3%A5%E5%B2%B3/
天候 2/20 快晴
2/21 快晴後曇
過去天気図(気象庁) 2010年02月の天気図
コース状況/
危険箇所等
今回も下山後奈良田の里温泉に直行。500円。ぬる湯が気持ちよすぎて、帰りの運転で居眠りが怖かった。

感想

いままで夏道にできるだけ忠実に歩いてきたが、どうも雪山には雪山なりの歩き方があるらしい。来週はまた奈良田で、今度は雪山ルートファインディング実習。でも実習現場まで行くのに一日かかる・・・

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