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ハイキング
奥多摩・高尾
富士見台と滝めぐり【関東ふれあいのみち東京(5)】鍾乳洞と滝のみち(上養沢BS→払沢の滝BS)
2009年11月26日(木) [日帰り]
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- GPS
- 05:15
- 距離
- 8.7km
- 登り
- 741m
- 下り
- 826m
コースタイム
10:15上養沢バス停出発-11:00大岳鍾乳洞(10分休憩)-11:24大滝-11:46大岳沢の景色が良かった所-13:08富士見台(15分休憩)-13:40つづら岩-14:15綾滝(10分休憩)-14:36天狗滝-14:44名も無き滝-15:30払沢の滝入口バス停
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年11月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
●ルート:関東ふれあい公式マップを参照。上養沢BSをゴールとするとバス便が極端に少ないため、上養沢BS→払沢の滝BSの方向で歩いた。距離は短いコースだが登りも下りも急傾斜なので結構きつめ。 ●危険個所:大滝の上を歩く時に木橋を渡るが、これが滑りやすい。もし滑ったら数10mの滝つぼにまっさかさまなので慎重に歩いた。また、つづら岩から綾滝に向かう間、「この先注意 道悪し」の注意書き区間はかなりな急坂だったのでここも慎重に歩いた。 ●分かりづらい場所:大滝から馬頭刈尾根に登る途中の大岳沢沿いの道。標識がみあたらなくなるが、山側に行かず標識に出会うまで大岳沢沿いに歩いた。 ●混雑度:すれ違った組は2、3組。それも全員、馬頭刈尾根上で会ったので、大岳山帰りと思われる。馬頭刈尾根に登るまでは、大岳沢で紅葉と滝の写真を撮っていた人1人だけに会った。富士見台から車道に出るまでは、天狗滝の先にある名もなき滝で滝巡りらしき男性二人連れに会ったのみ。払沢の滝BS付近は観光客でやや混雑しており、払沢の滝BS→武蔵五日市駅のバス便が増発された。 ●展望/景観:大滝の上を登った先に大岳沢が幅広になっている場所があり、大岳沢と紅葉の対比がとても素晴らしかった(三脚で本格的に写真を撮っている人がいた場所)。また、どの滝も綺麗だったが個人的に一番気にいったのが天狗滝の少し先にあった、名も無き滝。小さい滝だが形が良く、いい感じだった。 ●トイレ:武蔵五日市駅。上養沢BSからルート上、少し歩いたところに神社があり、神社境内付近にトイレがあった(記憶違いかもしれない)。大岳鍾乳洞が営業時間中なら買い物してトイレを借りることもできる。以降はゴールの払沢の滝入口BS横にあるトイレのみ。 ●水・食べ物の調達:武蔵五日市駅構内にコンビニあり。大岳鍾乳洞が営業中であれば飲み物など買うことは可能。上養沢BSから山道に入るまでの間、自販機も見当たらなかったように思う。 ●休憩場所:馬頭刈尾根上、富士見台より手前にベンチがある。富士見台には立派なベンチあり。下山時、綾滝付近(悪路を越えた後)。 ●最寄駅情報:往路・復路どちらも武蔵五日市駅を使うが、武蔵五日市駅周辺はコンビニはあるがハイカーの人数の割には店が少ない。喫煙場所なしなので愛煙家はイラつくかも。駅構内のトイレは行列するので駅到着後、人より先んじてトイレに駆け込むことをお勧めする。 ●日帰り温泉:秋川渓谷「瀬音の湯」という立派な日帰り温泉が近くにあるが、武蔵五日市駅から徒歩ではきつい。「瀬音の湯」直行バス便は少ないので、「十里木」BSで降りて歩くのが良い。「十里木」BSから徒歩5分、途中、夜もライトアップされるエセ吊り橋を渡って「瀬音の湯」に行くことができる(ここはカップルも多いスポット)。施設は良いし料金もそれほど高くないが、「瀬音の湯」は混雑していることが多いかもしれない。 ●その他:ともかく武蔵五日市駅発「上養沢」BS行きの便は非常に少ない。武蔵五日市駅以外の駅からは「上養沢」BS行きが出ていない。「上養沢」BS発の便も少ない。「上養沢」BSは周囲にマス釣り場などしかない場所なので、歩いて別のバス停を使うこともできない。「払沢の滝入口」BS発、または「払沢の滝入口」行きバス便もそれほど本数が無いが、「払沢の滝」BSから、バス便がやや多めの「本宿役場前」BSが近い(徒歩5分位)ので、「払沢の滝入口」BSのアクセスは「上養沢」BSよりは悪くは無いと思う。 |
写真
バス終点の上養沢BSで降り、都道201号沿いに大岳鍾乳洞入口BSを目指す。左手に神社が見えてきたら大岳鍾乳洞入口BSに着くが、ここで都道から離れ右折し、舗装路の林道を30分近く登る。大岳鍾乳洞までは採石場のトンネルの中を歩く箇所以外、分かりづらい道はない。
林道沿いの大岳鍾乳洞に到着。鍾乳洞見学もできるがこの日は時間が無いので飲み物を買って休憩とトイレ使用だけさせてもらう。土方歳三と氷川きよしの大ファンというおばあちゃんが一人で営業していた。
山道に入り、幾つもの滑りやすい木橋を渡るというか登り(このうちの1つがかなり恐怖)、大滝の真上に到着。写真は大滝の滝つぼを覗きこんで撮った。相当危険な行為なのでカメラのズームを上げ、なるべく滝に近寄らない体勢で撮ったのだが、少しでもバランスを崩すと一巻の終わりだ。
大岳沢沿いに歩き続け、ほどなく山の方向を指し示す関東ふれあい標識に出会う。ここから馬頭刈(マズカリ)尾根に乗っからなくてはならないが、尾根に乗っかるまでの笹と雑木林の道の傾斜は、かなりきつい。
馬頭刈尾根の上からは見晴らしがぐっと良くなる。この日が曇りで残念だったが、晴れた冬の日なら素晴らしい展望を楽しめただろう。馬頭刈尾根は歩きやすい尾根で、尾根歩きを15分位楽しむと富士見台に到着。写真は富士見台から見えた大岳山。
富士見台で天候が怪しくなってきたので慌てて下山開始。ここからの下りがまた急傾斜で悪路も多いので、急いではいるが慎重に下る。途中、つづら岩というロッククライミング場所に着く。写真背景にある大きな岩壁が「つづら岩」。
悪路の下山路を下りきってから振りかえって撮った。写真右手に「この先注意 道悪し」の標識もある。悪路を過ぎてほっとしたのもつかの間、いたち大臣が「獣臭い匂いがする」というので慌てて熊鈴を大きく振りながら先を進む。
我々は綾滝の真向かい、滝つぼを挟んだ場所にいたのだが、綾滝側の崖に生い茂る繁みが大きく揺れた気がした。風も無いのに?どう考えても人ではない。嫌な予感がして慌てて綾滝を後にした。
撮影機器:
感想
熊出没多発地域のコースなのでなかなか着手出来なかったが、「紅葉の時期ならまだ人も多いかもしれない」と思い、心して決行。しかし期待とは裏腹に殆ど人に出遭わなかった。そんなコースなので静謐を楽しむに適しているだろうが、熊嫌いの人の単独歩行はお勧めしない。
それはともかく紅葉の大岳沢は素晴らしかった。あんな景観を都内で見れるとは思わなかった。また、沢や滝のそば、鍾乳洞など涼しい場所が多いので夏でも爽快なコースかもしれない。関東ふれあいルートに拘らなければ、馬頭刈尾根から大岳山に行くこともできるし、色々と応用の利きそうなルートでもある。
尚、雨天や雨後は大滝の上に登るまでの複数の木橋や、つづら岩からの急傾斜の悪路、綾滝・天狗滝付近など多くの箇所が滑りやすいのでお勧めしない。また、上養沢BSのアクセスの悪さを考えると、車で行くのがベストかもしれない。
帰路は払沢の滝入口BSにある有名な豆腐屋でおからドーナツと豆腐を買い、武蔵五日市駅行きバスに乗り「十里木」BSで途中下車して、日帰り温泉「瀬音の湯」に寄り、素晴らしいハイキングだった。ハイク中、熊の影はそこここで感じたが、遭わなくて良かったことは言うまでもない。
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